文:ラリーズ編集部
<日本生命「未来応援プロジェクト」 Tリーグ選抜対高校3年生 卓球ドリームマッチ・アリーナ立川立飛>
10月24日、日本生命「未来応援プロジェクト」Tリーグ選抜対高校3年生の卓球ドリームマッチが行われた。
第2マッチで世界卓球代表の森薗政崇(岡山リベッツ)が2019年インターハイ男子シングルスベスト32の天野一樹(遊学館高校3年)と対戦し、ゲームカウント2-0で勝利を収めた。
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森薗政崇、貫禄の勝利も天野一樹「楽しかった」
森薗は、第2マッチで遊学館高校の天野と対戦した。天野は、高体連冬季合宿参加候補者(海外遠征)に選出されていたが、新型コロナウイルスの影響で海外遠征が中止となったこともあり、今回の未来応援プロジェクトに選出された。
写真:天野一樹(遊学館高校)/撮影:ラリーズ編集部
前陣でのピッチの速いプレーを持ち味とする天野は、随所に鋭いカウンターでノータッチエースを奪うも森薗の安定感に屈し、ゲームカウント0-2で敗れた。
写真:“伝家の宝刀”チキータを放つ森薗政崇(岡山リベッツ)/撮影:ラリーズ編集部
試合後、天野は「もう少し競って1ゲームくらいとれるかと思ったんですけど、最後は押し切られてしまって悔しかったです。自分が(台から)下がってしまったのが負けた原因」と敗因を分析した。
写真:森薗政崇(写真右)と天野一樹/撮影:ラリーズ編集部
また、テレビの撮影も入り、1台進行で森薗と戦えたことについては「楽しかったです」と笑顔を見せた。
森薗が高校3年生にエール
勝利した森薗は試合後、「速いピッチの卓球で最初何点か取られてしまって、戦い方を変えようと思って、ゆっくり回転をかけるプレーを増やした。途中で戦術転換ができたのが良かった」と振り返った。
写真:森薗政崇(岡山リベッツ)/撮影:ラリーズ編集部
「完全に決まった(と思った)コースに打ったのを、手足出されて一発でストレートに抜かれたのがあった。もう少しいやらしさとかを出せるようになると、もっと勝てるようになるんじゃないか」と天野の卓球を称賛した。
試合後に森薗からマンツーマン指導も
また「森薗選手はチキータが凄くて、自分にはないのでレシーブから攻めていく展開を作っていきたい」と語っていた天野に対し、試合後森薗がマンツーマンで“伝家の宝刀”チキータを指導する場面も見られた。
写真:試合後、アドバイスをする森薗政崇(岡山リベッツ)/撮影:ラリーズ編集部
森薗の言葉1つ1つに、天野は真剣な表情で耳を傾けていた。
森薗は「今回インターハイがなくなってしまって、すごい悔しい気持ちがあると思うんですけど、今後も天野選手の卓球人生は続いていく。辞めなければ常に上を目指すことができるので、頑張ってください」と新型コロナウイルスの影響で高校最後の大会を失った天野にエールを送った。、
Tリーグ選抜vs高校3年生
写真:森薗政崇(写真手前)と天野一樹/撮影:ラリーズ編集部
第2マッチ
〇森薗政崇(岡山リベッツ) 2-0 天野一樹(遊学館高)
11-8/11-8