写真:早田ひな(日本生命レッドエルフ)と戸上隼輔(琉球アスティーダ・写真右)/提供:©T.LEAGUE
卓球ニュース 【Tリーグ】五輪代表に4勝・戸上隼輔、リーグトップ14勝の早田ひなが前期MVP受賞
2021.01.08
文:ラリーズ編集部
卓球Tリーグは、サードシーズン前期(2020年11月~12月開催の45試合対象)に最も活躍した選手である「ノジマTリーグ 2020-2021シーズン前期 ノジマMVP賞」として戸上隼輔(琉球アスティーダ)、早田ひな(日本生命レッドエルフ)の両選手を選出したことを発表した。両選手には、55インチ有機ELテレビ(提供:株式会社ノジマ)が送られる。
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男子の前期MVPは戸上隼輔
男子で選出されたのは、19歳の明治大学生である戸上だ。8勝をあげマッチ勝利数1位であることや、「マッチ勝率」「ゲーム平均失点数」でもトップ、ビクトリーマッチでも2戦2勝と強さを見せたことが選出理由として挙げられた。
写真:戸上隼輔(琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部
今季から琉球に加入した戸上は、丹羽孝希(岡山リベッツ)に2勝、張本智和(木下マイスター東京)に2勝と東京五輪代表を幾度も撃破している。「次のパリ五輪に向けては、今からじゃないと間に合わない。東京五輪に決まっているメンバーには負けたくないと本当に思っている」と高い目標であるパリ五輪出場を掲げて、今季は目覚ましい活躍を見せている。
チームも、戸上の勢いに後押しされるようにリーグ新記録となる9連勝を記録し、首位を走る。琉球の躍進の大きな原動力となった戸上が、嬉しい前期MVPに輝いた。
女子の前期MVPは早田ひな
女子の前期MVPに輝いたのは早田だ。日本生命のエースとしてフル回転し、「マッチ出場数」「ビクトリーマッチ出場数」はいずれもリーグトップ。勝率はいずれも8割を誇り、マッチ勝利数では14勝、ビクトリーマッチでも4勝をあげている点が選出理由として挙げられた。
写真:早田ひな(日本生命レッドエルフ)/撮影:ラリーズ編集部
日本生命の村上恭和総監督は「身体能力もあるが、強さの秘訣は戦術を研究する研究家であること。(負けたあとに)同じ戦い方をしない。対戦相手が決まればビデオを見てすぐに研究している」と早田の強さを評価する。
2位につけ首位木下アビエル神奈川を追走する日本生命のエースが後半戦、どのような活躍を見せるのか楽しみだ。
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写真:戸上隼輔/撮影:伊藤圭
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