文:ラリーズ編集部
<卓球・ノジマTリーグ2020-2021シーズン 2月20日(土)アリーナ立川立飛>
卓球Tリーグ男子では20日、4位のT.T彩たま(以下、彩たま)が今季最終戦を戦い、マッチカウント2-3で2位の木下マイスター東京(以下、KM東京)に敗れた。
彩たまは今季途中の13連敗を挟み、5勝16敗でTリーグサードシーズンを終えた。
彩たまを率いた坂本竜介監督のコメントは以下の通り。
坂本竜介監督(T.T彩たま)のコメント
写真:英田理志にアドバイスする坂本竜介監督(T.T彩たま)/撮影:ラリーズ編集部
試合総括
結果としては残念な試合になったが、最後までプロとしての戦う姿勢、責任は、ファンの皆さん、スポンサーの皆さんに見せることはできたのかなと。
今シーズン苦しかったですけど、どんな状況であれ、最後までベストメンバーでベストを尽くして戦うことが重要だと思っていたので、最後までベストプレーを見せてくれた選手に大きな拍手を送りたい。
篠塚・曽根ペアについて
写真:篠塚大登(左)、曽根翔ペア(T.T彩たま)/提供:©T.LEAGUE
(コロナ以前の)海外選手が来る予定のままであれば、篠塚、曽根、英田も、契約に至ってない可能性もあった。
写真:英田理志(T.T彩たま)/提供:©T.LEAGUE
試合を出るメンバーを作らないといけないところからスタートだった。そこから練習して練習して、正直、ここまでダブルスを勝ってくれると思っていなかった。
試合をやっていくなかで本人たちも自信をつけて、今日も素晴らしいプレーをしてくれた。本人にとっても自信になったと思うし、チームにとっても良いダブルスを作れた。
今シーズン総括
いち監督という立場としては、苦しいシーズンだった。
当初の構想とはまったく違うメンバーで戦うことになり、どうしても他のチームの日本人選手と比べるとランキングが劣ってしまうところがあったんですが、ただ、勝ちに行くことは変わらない。
結果5勝ではありましたが、後半戦に行くにつれて内容の濃い試合になりましたし、英田をはじめ、一人ひとり自力がついてきた。
2月に練習場ができて、今シーズンが一番、選手と共に過ごした時間が長くて、一番チームとして活動できた。
今後も可能な限り選手が集まって一緒に練習していくことができれば、できるだけ早いうちに結果が出てくるのではないか。
来季の強化
写真:神巧也(T.T彩たま)/提供:©T.LEAGUE
どういうメンバーになっても、T.T彩たまは、地域密着で地元に愛されるチームを目指していく、というところは変えてはいけないと思っています。
オフシーズンもできる限り、埼玉県の皆さまと交流を深めながらさらに愛されるチームになって、また来シーズン開幕戦のときには、会場に一番ファンがつめかける、愛されるチームを引き続き目指していこうと思っています。
木下マイスター東京 3-2 T.T彩たま
田添健汰/松島輝空 0-2 〇曽根翔/篠塚大登
8-11/8-11
〇大島祐哉 3-1 神巧也
11-1/11-5/10-11/11-6
〇張本智和 3-0 松平健太
11-10/11-8/11-5
水谷隼 2-3 〇英田理志
7-11/8-11/11-10/11-8/10-12
〇張本智和 1-0 英田理志
11-9
T.T彩たま・坂本竜介監督インタビュー
写真:坂本竜介監督(T.T彩たま)/撮影:保田敬介
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