卓球・東京五輪アジア予選 "インド人初のTリーガー"ら計10選手が通過 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:サティアン・グナナセカラン/提供:ittfworld

大会報道 卓球・東京五輪アジア予選 “インド人初のTリーガー”ら計10選手が通過

2021.03.21

文:ラリーズ編集部

<東京五輪団体戦アジア予選 3月18日~20日 カタール・ドーハ>

3月18日~20日、東京五輪の男女シングルスの出場権を争うアジア予選が行われ、男子シングルスで4選手、女子シングルスで4選手、混合ダブルス1組の東京五輪出場が決定した。

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男子シングルス総括

男子シングルスでは19名の選手が自身の国ごとに、中央アジア、南アジア、東アジア、東南アジアの4つのブロックに分かれ、各ブロック1枠の代表の座を争った。南アジアブロックでは、総当たりのリーグ戦のみで代表を決定し、その他の3つのブロックでは、総当たりの予選リーグを行い、上位の選手によるトーナメント方式で代表を決定した。


写真:サティアン・グナナセカラン/提供:ittfworld

南アジアブロックでは、サティアン・グナナセカラン(インド)、カマル・アチャンタ(インド)、RAMEEZ Muhammad(パキスタン)の3選手で総当たりが行われた。第1試合からグナナセカランvsアチャンタの同士打ちが行われ、グナナセカランがフルゲームの激闘を制す。その後、グナナセカランはRAMEEZ Muhammadとの試合もストレートで完勝。早々にグループ1位を確定させ、Tリーグ・岡山リベッツでもプレーした“インド人初のTリーガー”グナナセカランが東京五輪男子シングルス出場権を獲得した。


写真:CHEW Zhe Yu Clarence/提供:ittfworld

東南アジアブロック決勝では、PANG Yew En Koen(シンガポール)とCHEW Zhe Yu Clarence(シンガポール)の同士打ちとなった。CHEW Zhe Yu Clarenceは2019年のT2ダイヤモンドシンガポール大会に出場した実績のある選手。対するPANG Yew En Koenも、シンガポール男子選手ではトップの世界ランキングを持つ。激戦が予想されたが、CHEW Zhe Yu Clarenceがゲームカウント4-0でのストレート勝ちを収め、東京五輪の出場権を獲得した。

また、中央アジアブロック決勝では、ニマ・アラミアン(イラン)がKENJAEV Zokhid(ウズベキスタン)にゲームカウント4-2で勝利、東アジアブロック決勝ではENKHBAT Lkhagvasuren(モンゴル)がJARGALSAIKHAN Munkhzorig(モンゴル)にゲームカウント4-0で勝利し、それぞれ東京五輪男子シングルスの出場権を獲得した。

男子シングルス予選通過者

南アジアブロック

サティアン・グナナセカラン(インド)

中央アジアブロック


写真:ニマ・アラミアン/提供:ittfworld

ニマ・アラミアン(イラン)

東南アジアブロック

CHEW Zhe Yu Clarence(シンガポール)

東アジアブロック

ENKHBAT Lkhagvasuren(モンゴル)

女子シングルス総括

女子シングルスでは15名の選手がエントリーし、男子と同じく中央アジア、南アジア、東アジア、西南アジアの4つのブロックに分かれ、各ブロック1枠の代表の座を争った。女子では、東南アジアブロックが総当たりのリーグ戦のみで代表を決定し、その他の3つのブロックでは、総当たりの予選リーグを行い、上位の選手によるトーナメント方式で代表を決定した。


写真:パラナン・オラワン/提供:ittfworld

東南アジアブロックでは、WTTコンテンダードーハ予選3回戦まで勝ち進んだ、パラナン・オラワン(タイ)をはじめとする計4選手で1枠の代表の座を争うことに。2日間に渡る長期戦となったが、ここでは世界ランキングで頭一つ抜けているパラナン・オラワンが3戦全勝で文句なしの1位に。東京五輪女子シングルスの出場権を獲得した。


写真:MUKHERJEE Sutirtha/提供:ittfworld

南アジアブロック決勝では、マニカ・バトラ(インド)とMUKHERJEE Sutirtha(インド)の同士打ちとなった。下馬評では先日のWTTスターコンテンダードーハでベスト32に進出したバトラが有利かと思われたが、MUKHERJEE Sutirthaが第2、3、5ゲームを奪い、先に王手をかける。勝負の第6ゲームで巻き返しを図りたいバトラだったが、4-11で第6ゲームを落とし、無念の敗北。MUKHERJEE Sutirthaがゲームカウント4-2で勝利し、東京五輪の出場権を獲得した。

また、中央アジアブロック決勝では、LAVROVA Anastassiya(カザフスタン)がMAGDIEVA Markhabo(ウズベキスタン)にゲームカウント4-2で勝利、東アジアブロック決勝ではBATMUNKH Bolor-Erdene(モンゴル)がBATBAYAR Doljinzuu(モンゴル)にゲームカウント4-1で勝利し、それぞれ東京五輪女子シングルスの出場権を獲得した。

女子シングルス予選通過者

東南アジアブロック

パラナン・オラワン(タイ)

中央アジアブロック


写真:LAVROVA Anastassiya/提供:ittfworld

LAVROVA Anastassiya(カザフスタン)

南アジアブロック

MUKHERJEE Sutirtha(インド)

東アジアブロック


写真:BATMUNKH Bolor-Erdene/提供:ittfworld

BATMUNKH Bolor-Erdene(モンゴル)

混合ダブルス総括

混合ダブルスでは10組のペアでトーナメントを行い、優勝した1組が東京五輪の出場権を獲得するシステムで実施された。


写真:カマル・アチャンタ(写真右)とマニカ・バトラ/提供:ittfworld

混合ダブルス決勝には、第1シードの李尚洙(イサンス・韓国)/田志希(チョンジヒ・韓国)ペアと、第2シードのカマル・アチャンタ(インド)/マニカ・バトラペアが対戦。李尚洙/田志希ペアは、先日のWTTスターコンテンダードーハで準優勝した実績のあるペア。試合は、そんな李尚洙/田志希ペアが先に2ゲームを先取して、このままの勢いで進むかに思われた。

しかし、第3ゲームからアチャンタ/バトラペアが連続4ゲームを連取する怒涛の逆転劇を見せ、ゲームカウント4-2でアチャンタ/バトラペアが勝利。東京五輪混合ダブルスの出場権を獲得した。

混合ダブルス予選通過者

カマル・アチャンタ/マニカ・バトラ

グナナセカランインタビュー


写真:サティアン・グナナセカラン(インド)/撮影:伊藤圭

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