同胞対決制したオフチャロフが第2戦王者に<卓球・デュッセルドルフマスターズ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:ドミトリ・オフチャロフ/提供:ittfworld

大会報道 同胞対決制したオフチャロフが第2戦王者に<卓球・デュッセルドルフマスターズ>

2021.04.20

文:ラリーズ編集部

<卓球 デュッセルドルフ・マスターズ第2戦 2021年4月18日>

デュッセルドルフ・マスターズ2021の第2戦が18日に行われ、ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)が優勝を果たした。

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デュッセルドルフマスターズ2021とは

デュッセルドルフマスターズは、ドイツ卓球連盟の支援のもと、ブンデスリーガの強豪、ボルシア・デュッセルドルフが主催しているシングルスの大会。試合方式は、第1戦では予選リーグと決勝トーナメントに分けられていたが、第2戦では参加選手全員によるトーナメント戦のみとなった。

また、デュッセルドルフマスターズは毎試合参加選手が異なるのが特徴で、第2戦にはドイツ・ブンデスリーガのクラブに所属する選手に加えて、世界トップ選手枠として、ドミトリ・オフチャロフ、リアム・ピッチフォード(イングランド)、クリスチャン・カールソン(スウェーデン)、ベネディクト・デューダ(ドイツ)がシードとして参戦した。

オフチャロフが同胞対決を制す

現在32歳のオフチャロフは、ロシアリーグの強豪、オレンブルクに所属しながら、現役のドイツ代表として数多くの国際大会でも活躍しているトッププレーヤー。先日行われた、WTTコンテンダードーハで張本智和(木下グループ)を準決勝で破り、優勝を果たしたことは記憶に新しい。


写真:ドミトリ・オフチャロフ/提供:ittfworld

今大会準決勝でCedric Meissner(ドイツ)に勝利したオフチャロフは、決勝でベネディクト・デューダと対戦。デューダはドイツ国籍の選手で、2018年のチームワールドカップではオフチャロフと共にドイツ代表に選出されていた実力者だ。


写真:ベネディクト・デューダ/提供:ittfworld

お互いに手の内を知り尽くした同胞対決となった決勝戦だったが、試合はオフチャロフが圧巻のストレート勝ちで決着。元世界ランキング1位の貫禄を見せつけ、デュッセルドルフマスターズ2021第2戦の王者となった。

次戦のデュッセルドルフマスターズは4月25日に予定されている。第3戦にはどんな選手が参加するのか、注目が集まる。

デュッセルドルフマスターズ第2戦結果

決勝戦

〇ドミトリ・オフチャロフ 3-0 ベネディクト・デューダ(ドイツ)
11-8/12-10/11-7

準決勝

〇ドミトリ・オフチャロフ 3-1 Cedric Meissner(ドイツ)
7-11/11-9/11-8/11-8

〇ベネディクト・デューダ 3-1 Benno Oehme(ドイツ)
9-11/11-0/11-4/11-5

準々決勝

〇ドミトリ・オフチャロフ 3-1 Tobias Hippler(ドイツ)
11-7/7-11/11-8/11-9

〇Cedric Meissner 3-1 リアム・ピッチフォード
11-5/12-10/5-11/12-10

〇ベネディクト・デューダ 3-1 Nils Hohmeier(ドイツ)
11-5/11-3/7-11/11-6

〇Benno Oehme 3-2 クリスチャン・カールソン
8-11/11-9/4-11
(※カールソンがケガにより途中棄権)

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写真:森薗政崇(BOBSON)/撮影:伊藤圭

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