卓球男子世界ランキング(2021年第14週)|張本智和は4位をキープ | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:張本智和(木下グループ)/提供:新華社/アフロ

卓球世界ランキング 卓球男子世界ランキング(2021年第14週)|張本智和は4位をキープ

2021.04.06

文:ラリーズ編集部

国際卓球連盟(ITTF)は6日、2021年第14週の世界ランキングを発表した。2021年より世界ランキングは新方式となり、以前の月1回の更新から毎週火曜日に1回更新される形式に変更されている。

>>女子世界ランキング(2021年第14週)はこちら

新方式の世界ランキング

2021年、ITTFは新大会WTTを開始した。現行のワールドツアーやチャレンジシリーズなどの個人戦の大会は、WTT構想のもと、新たな名称、新たな形式の大会に置き換えられた。


写真:各大会優勝時の世界ランキングポイント/作成:ラリーズ編集部

そのため、新しいランキング方式にはグランドスマッシュ、WTTカップファイナル、WTTチャンピオンズ、WTTコンテンダーシリーズの各大会が組み込まれた。世界選手権やワールドカップなどで獲得した世界ランキングポイントは次回開催まで有効となっていたが、今回の規定変更では、有効期間は1年となった。


写真:水谷隼(木下グループ)/提供:ittfworld

今回、WTTの追加とともに、ランキングの発表タイミングが週1度となった。ITTFの発表によると、選手のエントリーやトーナメント構成にバリエーションを持たせ、選手の順位変動を大きくするとともに、ランキングを通じた盛り上がりを生み出すことでファンを魅了したい、という背景があるようだ。

ポイントは変動も主なランキングは変動なし

※ポイント変動が7週ごとでなく6週ごとでしたので修正いたしました。大変申し訳ございませんでした(4/9更新)


図:ポイント変動について/提供:ITTF

今回の新方式の世界ランキングは、2020年12月発表の世界ランキングポイントの80%を保持した形で開始されている。この以前までのポイントは、第49週までの6週間ごとに10%ずつ減らされる。今回は第14週のため、保持ポイントが12週までの70%から10%減り60%となっている。


写真:張本智和(木下グループ)/提供:新華社/アフロ

例えば、張本智和(木下グループ)の場合、2020年12月時点で12990ポイントを保持していた。そのため、2021年第1週発表の世界ランキングでは10492ポイント、第7週では9093ポイント、そして第13週では7794ポイントと2020年12月時点の保持ポイントが変動している。

そこにWTTスターコンテンダードーハ優勝の600ポイント、WTTコンテンダードーハベスト4の140ポイントが加わり、計8534ポイントで張本は世界ランク4位につけている。

主なランキングは以下の通り。

男子シングルス世界ランキングトップ10

1 樊振東(中国)  11094
2 許昕(中国)  10356
3 馬龍(中国)  10212
4 張本智和(日本) 8534
5 林高遠(中国)  8034
6 林昀儒(チャイニーズタイペイ)  7675
7 ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)  7514
8 マティアス・ファルク(スウェーデン)  7092
9 ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)  6949
10 梁靖崑(中国) 6723

※選手名右の数字はランキングポイント

日本男子シングルス世界ランキング50位以内

5 張本智和(木下グループ) 8534
17 丹羽孝希(スヴェンソン) 5666
18 水谷隼(木下グループ) 5482
36 宇田幸矢(明治大学) 3711
45 神巧也(T.T彩たま) 3276
47 森薗政崇(BOBSON) 3161
※選手名右の数字はランキングポイント

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