<ノジマTリーグ2022‐2023シーズン 日時:1月9日(日)場所:岡山シンフォニーホール>
“劇場卓球”が熱い。
選んで観に行っているわけではないが、卓球Tリーグの岡山リベッツ-木下マイスター東京の試合が、岡山シンフォニーホールで行われた。
岡山リベッツとしても始めての岡山シンフォニーホールでの公式ホームマッチは、市民に親しまれたコンサートホールらしい、豊かな音の世界に包まれた演出で幕を開けた。
写真:岡山シンフォニーホールに所狭しと飾られた岡山リベッツの横断幕/撮影:ラリーズ編集部
写真:試合開始前にはアンサンブル演奏が会場を彩る/撮影:ラリーズ編集部
試合総括
第1マッチのダブルスは、田添響/森薗政崇(岡山リベッツ)と、大島祐哉/横谷晟(木下マイスター東京)との対戦。
大きなラリーで会場を沸かせる展開となるが、勝負どころで田添のバックハンドが光り、田添響・森薗政崇(岡山リベッツ)が2-0で勝利した。
写真:田添響・森薗政崇(岡山リベッツ)/撮影:ラリーズ編集部
第2マッチの丹羽孝希(岡山リベッツ)と松島輝空(木下マイスター東京)の左腕対戦は、バック対バックの展開から丹羽を左右に動かした松島が3-1で勝利、これでマッチカウントは1-1となった。
写真:松島輝空(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部
第3マッチは、ハオ・シュアイと𠮷田雅己の試合巧者同士の対戦となる。
現時点でサービスエース数・サービス時ポイント獲得率共にリーグ1位のハオ・シュアイが、サービスで吉田を崩して第1・第2ゲームを連取する。
逆に第3・第4ゲームは、吉田がバックストレートへの攻撃とカウンターを効果的に使って取り返す。
写真:ハオ・シュアイ(岡山リベッツ)/撮影:ラリーズ編集部
最終第5ゲームは、レシーブから積極的に仕掛けた吉田が4連続得点でマッチポイント。
しかし、そこからハオ・シュアイが驚異の追い上げで4本連続取り、10-10デュースに持ち込んだところで、会場の熱気は高まる。
サービスエースを取る吉田。すぐにサービスエースを取り返すハオ・シュアイ。
もう一度サービスエースを取る吉田。最後はネット・インで吉田雅己が勝利し、リーグ前期MVPのハオ・シュアイを破ってみせた。
写真:𠮷田雅己(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部
第4マッチの森薗政崇(岡山リベッツ)と、大島祐哉(木下マイスター東京)の対戦も激戦となったが、要所でサービスで得点を重ねた大島がコートを動ききって勝利し、木下マイスター東京の勝利が決まった。
写真:大島祐哉(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部
写真:森薗政崇(岡山リベッツ)/撮影:ラリーズ編集部
熱のこもった応援がコンサートホールを包んだホームマッチだったが、岡山リベッツは惜しくも勝利を飾ることはできなかった。
写真:850人を超えるお客さんが詰めかけた/撮影:ラリーズ編集部
試合後のコメント 松島輝空(木下マイスター東京)
(今日試合が行われた)コンサートホールでの試合はどうだったか
とても広くて、観客の皆さんも温かい声援を送っていただいて、むちゃくちゃ試合がやりやすかったです。
丹羽孝希選手に勝利しましたね
おばあちゃん、お母さんも会場に来てくれていたので(笑)、勝ててよかったです。いつもありがとう。
チームが今、いい流れで連勝できているので、これからもファイナル、優勝目指して頑張ります。
試合後のコメント 森薗政崇(岡山リベッツ)
今日の敗戦は悔しいですが、この気持ちを持ち帰って、全日本が終わった来月、もっと強くなった僕たちをお見せしますので、これからも応援よろしくお願いします。
写真:熱い声援を送る岡山リベッツ応援団/撮影:ラリーズ編集部
岡山リベッツ 1-3 木下マイスター東京〇
◯田添響/森薗政崇 2-0 大島祐哉/横谷晟
丹羽孝希 1-3 ◯松島輝空
ハオ・シュアイ 2-3 ◯𠮷田雅己
森薗政崇 1-3 ◯大島祐哉
ノジマTリーグ2022‐2023シーズン男子順位表(1/9時点)
1位:琉球アスティーダ 勝ち点34(9勝7敗)
2位:木下マイスター東京 勝ち点28(7勝8敗)
3位:T.T彩たま 勝ち点22(7勝8敗)
4位:岡山リベッツ 勝ち点21(7勝7敗)