ヤマト卓球が「VICTAS」に社名変更 コンセプト一新で若返り図る | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

文・写真:中川正博(ラリーズ編集部)

卓球大会報道 ヤマト卓球が「VICTAS」に社名変更 コンセプト一新で若返り図る

2017.09.15

株式会社VICTAS(ヴィクタス)(本社:東京都港区、代表取締役社長:兒玉義則)は9月15日、社名変更発表した。それとともに、新生VICTASブランドの説明会を開催した。発表は同グループ会社であるスヴェンソンスポーツマーケティングが運営する「T4Tokyo」(東京都渋谷区)にて行われた。

VICTASの旧社名はヤマト卓球。社名変更は2017年9月1日に行われており、今回、改めての発表となった。VICTASは増毛製品やウィッグ、ヘアケアを手がけるスヴェンソンの子会社でタマス、日本卓球と並んで国内3大卓球用具メーカーの一角だ。今回、社名にもなった「VICTAS」ブランドに加え、「TSP」ブランドも展開している。代表的な契約選手として丹羽孝希(9月度ITTF世界ランキング9位)、村松雄斗(同32位)らが所属している。

15日の会見では社名変更に伴い、自社の卓球ブランドVICTASを同日より、リニューアルすることを発表した。新生VICTASの新たなコンセプトは、「まだ勝者でない新世代のためのブランド」という意味を込めた「I AM NEXT.」となった。

Vの字を切り裂いていくというイメージを表現した新たなブランドアイデンティティや、ブランド冊子、ブランドPR動画(https://youtu.be/Ga85IQaLRD0)を紹介し、今後の積極的な広告展開を宣言した。9月15日の日経新聞に全面広告を出稿、認知度を向上も狙う。

記者会見には、VICTASとアドバイザリー契約を結ぶ2選手(岩井田駿斗選手:2017年度全日本卓球選手権バンビの部優勝、吉村和弘選手:2016年度全日本選手権準優勝)も会見の席上に登場。

鹿児島から来た岩井田選手に、兒玉社長は将来の夢を聞き、岩井田選手は「オリンピックで金メダル」と力強く答えた。

吉村選手には、VICTASの新ウェアについて訊ね、吉村選手は「デザインがシンプルで色合いもかっこよく、機能性としても軽いため、選手としてもやりやすい」と回答。さらに、目標についても聞かれた吉村選手は「VICTASとともに世界一を目指したい」と語った。

会見後は吉村選手と岩井戸選手がラリーを披露する一幕もあった。

同日、VICASブランドのWebページ(https://www.victas.com/ja_jp/)も公開している。