「応援の輪を、形に」中京学院大学卓球部、OB・OGの想いを乗せたTシャツプロジェクト | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:記念Tシャツを着た中京学院大学卓球部/提供:中京学院大学

卓球プレーヤー向け 「応援の輪を、形に」中京学院大学卓球部、OB・OGの想いを乗せたTシャツプロジェクト

2025.07.12

この記事を書いた人
Rallys編集長。学生卓球を愛し、主にYouTubeでの企画を担当。京都大学卓球部OB。戦型:右シェーク裏裏

東海学生リーグ1部に所属する中京学院大学卓球部が、Rallysで応援記念Tシャツを制作した。枚数は合計77枚。

そこには、卒業生たちの熱い想いと、チームを支える保護者たちへの感謝の気持ちが込められていた。

OBの想いがつないだプロジェクト

「中京学院大学の応援団には、なぜTシャツがないんだろう?」

そんな一言が、今回のプロジェクトの始まりだった。

東海地方のみならず、東北や九州など全国各地から選手が集う中京学院大学卓球部。大会のたびに、遠方から応援に駆けつける保護者たちの姿は、このチームの大きな特徴でもある。

その姿を見てきた当時4年生の立藤亜斗夢(現・日本製鉄名古屋/中京学院大学出身)は、かねてより「みんなでお揃いの応援Tシャツを作れたら、きっともっとチームの一体感が高まる」と感じていたという。


写真:立藤亜斗夢(現・日本製鉄名古屋/中京学院大学出身)/撮影:ラリーズ編集部

そして2025年春、自身が中京学院大学卓球部を卒業するタイミングで、代の卒業記念品としてTシャツを制作することを決意。青山泰久監督からの「前に話していたTシャツ、記念品にどうかな?」という一言も、背中を押した。


写真:青山泰久監督(中京学院大学)/撮影:ラリーズ編集部

保護者、在校生、OB 三者がつながる「応援」の象徴に

「Tシャツを揃えて、みんなで一致団結したら、すごいパワーになる。現役生にも『こんなにもたくさんの人たちが自分たちを応援してくれているんだ』と実感してほしかったんです」。

そう語る立藤は、Rallysに製作を依頼。Rallysから竹下友也が中津川オープンに参加していた縁も活かされた。


写真:立藤亜斗夢(現・日本製鉄名古屋/中京学院大学出身)/撮影:ラリーズ編集部

完成したTシャツは、チームカラーの青を基調とした爽やかで団結感のあるデザイン。胸元には「Chukyo Gakuin」のロゴが入り、前面にはスポンサーのロゴがプリントされている。


写真:応援Tシャツのデザイン/提供:中京学院大学

現役生や保護者、そしてOBが一体となって着用することで、応援の「目に見える輪」が生まれた。


写真:記念Tシャツを着た中京学院大学卓球部/提供:中京学院大学

寄付と支援で実現した77枚

だが、実際に77枚ものTシャツを用意するには、それなりの費用がかかる。卒業生の一学年だけではまかないきれない現実もあった。

「正直、僕ひとりの力では無理でした」と立藤は振り返る。


写真:記念Tシャツを着て練習/提供:中京学院大学

Tシャツ製作の資金を集めるため、彼はOB・OGや関係企業に1人ひとり電話をかけ、協力を仰いだ。その結果、7つのスポンサーが集まり、すべてのTシャツを無事製作することができた。

「ロゴはすべて中京学院大学に関係する方々のもので、卓球関係が5件、和菓子屋さんが1件、アパレル会社が1件。どれも心のこもったご支援でした」。


写真:7ロゴが集まった/提供:中京学院大学

「応援されていること」が力になる

電話での寄付依頼は、簡単ではなかったはずだ。だが、立藤にとっては思わぬ喜びの瞬間もあった。

「電話をかけて、『僕のこと知らないだろうな』と思っていたら、『ラリーズの動画見たよ!亜斗夢くんでしょ?応援してるよ!』と声をかけてもらえたこともありました。本当にリラックスして話せて、ラリーズさんに助けられました(笑)」

そうした対話の中で、Tシャツへのコメントやスポンサー集めのアドバイスなど、さまざまな意見を聞くこともできたという。今回の取り組みは、彼にとって社会人としての第一歩でもあった。

想いを背負い、コートに立つ

「こんなに応援してくれる保護者がいるチームは、本当に誇らしいし、羨ましいと思いました」

卒業生から在校生へ。保護者から選手へ。

そしてOBたちの想いが詰まった77枚のTシャツが、これからも中京学院大学卓球部の一体感を育み、選手たちの背中を後押ししていく。


写真:記念Tシャツを着た中京学院大学卓球部/提供:中京学院大学

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※「最近力を入れているらしく、皆様に知ってもらい、更に上を目指すチームになってほしい」by立藤亜斗夢

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