女子日本の準々決勝の相手、ウクライナってどんなチーム? エースは2006年から世界選手権に出場するベテラン<世界卓球2026> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:勝利を喜び合うウクライナ代表/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 女子日本の準々決勝の相手、ウクライナってどんなチーム? エースは2006年から世界選手権に出場するベテラン<世界卓球2026>

2026.05.08

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インタビューから報道記事、選手・用具紹介記事まで幅広く担当。2019年の全日本で見た出澤杏佳選手のプレーに衝撃を受けて以降、粒高バックハンドドライブの習得に心血を注いでいる。
戦型:右シェーク裏粒

<2026 ITTF世界卓球選手権ファイナルズ ロンドン大会(団体戦) 日程:4月28日~5月10日 場所:ロンドン(イギリス)>

6日、ITTF世界卓球選手権ファイナルズ ロンドン大会で女子ノックアウトステージ2回戦が行われ、女子日本の準々決勝の対戦相手がウクライナに決定した。

ウクライナは今大会、グループステージを2位通過してきたチーム。ノックアウトステージ1回戦では開催国であるイングランド、2回戦では、グループステージを3戦全勝で1位通過してきたアメリカに勝利しており、ウクライナの快進撃は「下剋上」とも言える。

そんな“勢い”のあるチームは、今回のようなトーナメント戦では特に警戒しなければならない。だが、そもそもウクライナ代表とはどんなチームなのか。

そこで今回は、日本が対戦するウクライナ代表の選手について解説する。

“カット打ちの名手”としても知られるウクライナのエース

ウクライナ代表でまず名前が挙がるのが、マルガリタ・ペソツカだ。


写真:マルガリタ・ペソツカ(ウクライナ)/撮影:ラリーズ編集部

現在34歳のペソツカは、世界ランキングは51位。今回のウクライナ代表選手のなかで、最もランキングが高い選手だ。

世界選手権には2006年から10回以上出場しており、五輪にも出場経験がある。ヨーロッパ選手権女子シングルスで準優勝を飾るなど、欧州トップレベルの実力を持つプレーヤーであり、長くウクライナ代表として活躍してきた。

また、異質型の選手にも強く、予選リーグのインド戦では異質のインド選手に対して2点取りを達成。過去にはカットマンのハン・イン(ドイツ)や徐孝元(ソヒョウォン・韓国)らにも勝利した経験がある。

今大会、ペソツカは全試合で2点起用されており、ノックアウトステージ2回戦のアメリカ戦では、あと1点でチームが敗退となる状況から逆転勝利を掴み、ウクライナの準々決勝進出に大きく貢献した。日本戦でも、2点起用されることが濃厚だ。

日本代表ではカットマンの橋本帆乃香と対戦する可能性も十分に考えられるため、警戒が必要だろう。


写真:タチアナ・ビレンコ(ウクライナ)/撮影:ラリーズ編集部

そして、そんなペソツカとともに長年ウクライナ代表を支えてきたのが、タチアナ・ビレンコだ。現在42歳のビレンコはウクライナ代表としてオリンピックにも3大会出場しており、チーム最年長のベテラン選手だ。

現在の世界ランキングは488位となっているが、チームの主軸であることは間違いない。予選リーグでは2点起用されており、しっかりと勝利を収めている。

ビレンコの特徴としては、バックが粒高ラバーのカットマンということだ。過去には福原愛選手に勝ったこともあり、警戒すべき選手である。


写真:ベロニカ・マチュニア(ウクライナ)/撮影:ラリーズ編集部

そして、最後が19歳のベロニカ・マチュニアだ。マチュニアは今大会のウクライナ代表の中で最年少であり、ウクライナの期待の若手であると言える。

予選リーグやノックアウトステージ1回戦のイングランド戦では3番の起用されていたが、2回戦のアメリカ戦では期待の2点起用。2番では敗れたものの、ラスト5番でしっかりと勝利を挙げ、ウクライナの準々決勝進出に大きく貢献した選手だ。

日本選手との対戦としては、2021年のITTFワールドユース選手権で張本美和と対戦。当時は張本美和がゲームカウント4-0で勝利したが、現在力を伸ばしている選手であることは間違いない。

もちろん、ウクライナ代表にはもう一人、23歳のアナスタシア・ディミトレンコという選手がいる。そのため、本記事で紹介した3選手が起用される確証はないが、今大会アナスタシア・ディミトレンコは一度も起用されていない。高確率で、マルガリタ・ペソツカ、タチアナ・ビレンコ、ベロニカ・マチュニアの3選手が起用されるだろう。

日本対ウクライナの試合は、8日の日本時間18時から開始される。