張本智和、ワールドツアー連勝なるか<卓球・チェコオープンOPシングルス見どころ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:ブルガリアオープンに続き、ワールドツアー連勝が期待される張本智和(木下グループ)/撮影:ittfworld

大会報道 張本智和、ワールドツアー連勝なるか<卓球・チェコオープンOPシングルス見どころ>

2019.08.20

文:ラリーズ編集部

<ITTFワールドツアー・チェコオープン 2019年8月20日~8月25日>

8月18日まで開催されていたブルガリアオープンが終了し、8月20日からチェコオープンが開幕。今回はチェコオープンの男女シングルスの見どころを紹介する。

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男子シングルス見どころ


写真:調子の波が激しい丹羽孝希(スヴェンソン)、今大会爆発なるか/撮影:ittfworld

日本男子は22名がエントリー。シングルスでは張本智和(8月世界ランキング5位・木下グループ)、丹羽孝希(同10位・スヴェンソン)、水谷隼(同14位・木下グループ)の3人が本戦からの出場になる。

中国トップ選手が参加しない今大会。東京五輪で金メダルを目指す日本チームは、是が非でも上位進出を狙っていきたいところである。

日本男子で注目すべきは、やはり張本。先日開催されたブルガリアオープンでは、かつては苦手としていたマルコス・フレイタス(同24位・ポルトガル)に完勝。朱霖峰(同517位・中国)、趙子豪(同110位・中国)ら中国選手に連勝し優勝した。この好調ぶりを発揮できれば、優勝に最も近い選手であろう。

最近思うような成績を残せていない丹羽と水谷だが、今大会で復調の兆しを見せつけたいところ。

上位進出を目指す日本選手には、ベテランとして日本選手の前に立ちはだかり続けるティモ・ボル(同8位・ドイツ)、2018年世界選手権・団体で日本人キラーとして日本を苦しめたリアム・ピッチフォード(同12位・イングランド)、先日開催されたT2ダイヤモンドで水谷、馬龍(マロン・同3位・中国)らに勝利し優勝した林昀儒(リンインジュ・同13位・チャイニーズタイペイ)など多くのライバルが存在する。

彼らをどう攻略するかが上位進出の鍵となる。

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女子シングルスの見どころ


写真:あまりの強さに“美魔王”と称される伊藤美誠(スターツ)/撮影:ittfworld

日本女子は18名がエントリー。シングルスでは、石川佳純(同6位・全農)、伊藤美誠(同8位・スターツ)、平野美宇(同10位・日本生命)、佐藤瞳(同17位・ミキハウス)、芝田沙季(同20位・ミキハウス)、加藤美優(同26位・日本ペイントホールディングス)、橋本帆乃香(同32位・ミキハウス)の7名が本戦からの出場になる。

男子同様、中国トップ選手が参加しない今大会。日本選手対各国のエースという構図で大会が進むと予想される。

日本女子で注目すべきは、石川・伊藤・平野の3選手。東京五輪選考レースで頭1つ抜けている彼女たちは、今大会をしっかりと勝ち切りたいところである。

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しかし、他の日本選手にも十分に優勝を狙える力がある。2019年の世界選手権・女子ダブルスで銅メダルを獲得している佐藤と橋本、朱雨玲(ジュユリン・同3位・中国)ら多くの中国に勝利した経験を持つ芝田、先日開催されたT2ダイヤモンドで陳夢(チェンムン・同1位・中国)ら強豪選手を撃破・大活躍した加藤、他にも早田ひな(同34位・日本生命)ら多くの日本選手も予選から登場する。

日本選手の前に立ちはだかるのは、何卓佳(フーズオジャー・同19位・中国)、陳幸同(チェンシントン・同21位・中国)ら中国選手、馮天薇(フォンティエンウェイ・同12位・シンガポール)、徐孝元(ソヒョウォン・同13位・韓国)ら各国のエース級の選手。

東京五輪選考レースに大きく影響するであろう今大会。各選手とも代表入りに向けてアピールをしていきたいところである。

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