しゃがみこみサーブ | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)
しゃがみこみサーブ

しゃがみこみサーブ

しゃがみこみサーブとは

サーブを打つ際に、しゃがみこみながら回転をかけるサーブのこと。ボールの落下速度を利用して打つことができるため、通常のサーブより強い回転がかけられる。現在は日本ペイントマレッツの松平志穂が名手として知られている。

しゃがみこみサーブのポイント

まず、ラケットヘッドを立て、ボールをやや高めにトスする。ボールのトスが高くなればなるほど、打球時のボールの落下速度が速くなるため、回転が強くかかるが、コントロールが難しくなる。打球する際に、ボールの右側を擦ることで、ボールに反時計回りの回転をかける。

打球時にラケットの面を立てることで、上回転を、ラケットの面をやや寝かせることで、下回転をかけることができる。この際に、打球点が上になりすぎると、オーバーミスが増えるので、打球点を下にすることを意識する。

*右利きを想定しております。ご了承ください。

しゃがみこみサーブの用例

松平志穂のしゃがみこみサーブ 〜しっかりトスし、打球点を合わせることで強力なサーブに〜

日本ペイントマレッツのいぶし銀、松平志穂の代名詞でもあるしゃがみこみサーブ。11月15日の対トップおとめピンポンズ名古屋戦第2戦でもこのサーブは大活躍であった。松平は、サーブの際にボールを高く上げて、打球時には台の下に体が隠れるくらいまで沈み込みながら打っていることがこの動画から分かる。こうすることで、ボールに強い回転をかけることが可能になる。

松平は相手の呉穎嵐のレシーブを乱し、しっかり回り込んで3球目を打っている。

森薗政崇のしゃがみこみサーブ 〜サーブのバリエーションを増やす〜

実はしゃがみこみサーブは男子で使用する選手は多くない。背の高い選手ほど深くしゃがみこまなければならないので、膝への負担がかかるためだ。実際、松平健太も高校時代まではしゃがみこみサーブを多用していたが、背が高くなるにつれて使用頻度は落ちていった。

そんなこともあり、男子選手では滅多に見ることのないしゃがみこみサーブを時折繰り出すことで相手の狙いを撹乱することができる。このシーンでも、森薗政崇が滅多に使うことのないしゃがみこみサーブを使い、張本智和のレシーブを甘くしている。(その後張本の得点になってしまったが)

得意としている選手

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