松平健太の使用用具・大会成績・プロフィール | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:松平健太(ファースト)/撮影:ラリーズ編集部

卓球選手紹介 松平健太の使用用具・大会成績・プロフィール

2024.01.01

文:ラリーズ編集部

今回は、世界ランキング過去最高9位を誇る松平健太を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、世界ランキングトップレベルに食い込む要因ともなった国際大会での戦績についても触れます。

>>“飢える貴公子”松平健太 移籍で求める「勝ちの味」

>>“卓球界の貴公子”松平健太が結婚 お相手はフリーアナ玉木碧さん

松平健太とは?

松平健太は、芸術的なブロック技術やしゃがみ込みサーブなどの多彩な技術を操り、天才と呼ばれる選手です。2013年の世界選手権パリ大会では北京五輪金メダリストの馬琳を破り、シングルスベスト8の成績を収めるなど、早くから才能を発揮して注目を集めました。その他、国内外の数々の大会で優勝を飾っています。

Tリーグにも参戦しており、現在は金沢ポートに所属しています。

松平健太のプロフィール

松平健太(まつだいらけんた)は1991年4月11日生まれの32歳(2024年1月時点)で、石川県七尾市出身です。5歳で卓球を始め、ジュニア時代から頭角を現します。

中学1年生の秋に青森山田中学校に転校しすると、中学3年生時には世界ジュニア世界選手権の男子シングルスにおいて見事優勝を果たし、日本卓球界に27年ぶりとなる男子シングルス金メダルをもたらしました。2007年には怪我で長期離脱を余儀なくされますが、翌年8月に開催されたインターハイで復帰し、優勝を飾ります。


写真:松平健太/撮影:保田敬介

2013年5月に行われた世界卓球選手権パリ大会では、馬琳(マリン・中国)、元世界ランキング1位のブラディミル・サムソノフ(ベラルーシ)ら、世界トップクラスの選手達を撃破する大躍進で初のべスト8に進出しました。

Tリーグにも参戦しており、2019-20シーズンからT.T彩たまに加入しています。セカンドシーズンには、チームの主力選手としてシングルス16試合、ダブルス8試合に出場しました。

2019年12月に国際大会からの引退を宣言し、今後はTリーグをはじめとする国内大会に専念すると表明しました。

2020年6月にはファーストと所属契約を結んだことを発表しました。また、卓球レッスン場兼卓球バー「BAR&卓球ROOM K」をオープンしたことに加え、YouTuberデビュー、現役選手ながらレッスンも開始と次々と新たな取り組みを発表しています。

2023年4月には、4シーズン過ごしたT.T彩たまを退団し、2023-2024シーズンから新設された地元石川のチーム、金沢ポートに3年契約で加入しました。

松平健太のプレースタイル

松平健太の戦型は、優れた台上技術をもったシェーク裏裏のドライブ型です。優れたブロック技術をもち、そのブロックを主体として、ほとんど台から下がらず、そこから武器であるカウンターと勝負勘で多彩な技を駆使しゲームを展開していきます。

卓球男子では珍しいしゃがみこみサーブが特徴の1つであったのですが、身長が伸びたことにより、このサーブで短く出せなくなったなどの理由で使用頻度は減っています。ボールの素材がプラスチックへ変更になったことなどの原因で、勝ち悩んだ時期がありましたが、持ち味である台上技術のさらなる向上により、見事復調に成功しました。

松平健太の使用用具

TIBHERの契約選手である松平健太は、ラケットはTIBHERの『MK カーボン』、ラバーはフォア面にTIBHERの『ハイブリッド MK』、バック面にTIBHERの『ハイブリッド K3』を使用しています。

>>【卓球】MKカーボンの性能を徹底レビュー 松平健太仕様のカウンター性能に優れたカーボン入りラケット
>>【卓球】ハイブリッドMKの性能を徹底レビュー 松平健太の望みを叶える回転系裏ソフトラバー
>>【卓球】ハイブリッドK3を徹底レビュー 松平健太も虜にするTIBHAR(ティバー)の微粘着テンションラバー

松平健太の世界ランキング

松平健太は、2024年1月時点で世界ランキングを持っていません。最高ランキングは9位(2017年11月)です。

松平健太の国内大会での主な戦績

1999年 全日本選手権(バンビの部) 男子シングルス:優勝
2003年 全日本選手権(ホープスの部) 男子シングルス:優勝
2005年 全中 男子シングルス:優勝
全日本選手権(カデットの部) 14歳以下男子シングルス:優勝
2008年 インターハイ 男子シングルス:優勝
2009年 インターハイ 男子シングルス:優勝
全日本選手権 男子シングルス:準優勝
2010年 全日本選手権 混合ダブルス:優勝
2011年 全日本選手権 男子ダブルス:優勝、混合ダブルス:準優勝
2013年 全日本選手権 男子ダブルス:優勝
2018年 全日本選手権 男子シングルス:3位
2022年 全日本選手権 男子シングルス:準優勝
2023年 全日本選手権(団体の部) 男子団体:優勝

松平健太の国際大会での主な戦績

2006年 世界ジュニア選手権 男子シングルス:金メダル
2010年 世界選手権モスクワ大会 男子団体:銅メダル
2012年 アジア選手権 男子団体:銀メダル
ポーランドオープン 男子ダブルス:優勝
2013年 アジア選手権 男子団体:銀メダル
世界選手権パリ大会 男子シングルス:ベスト8
2014年 世界選手権東京大会 男子団体:銅メダル
2015年 世界選手権デュッセルドルフ大会 男子ダブルス:銅メダル
2016年 世界選手権クアラルンプール大会 男子団体:銀メダル
オーストラリアオープン 男子シングルス:優勝
2017年 アジア選手権 男子団体:銅メダル
ブルガリアオープン 男子シングルス:準優勝
2018年 ブルガリアオープン 男子シングルス:準優勝

まとめ

若くして国内外で数多くの功績を残し、天才と謳われてきた松平健太。国際大会からの引退を表明しましたが、今後も国内大会ではその技術でファンを魅了してくれるでしょう。まだまだこれからの活躍が期待される松平健太の今後の挑戦に要注目です。

松平健太以外の日本選手のプロフィールはこちら

男子選手

宇田幸矢/丹羽孝希/及川瑞基/吉田雅己/木造勇人/森薗政崇/吉村和弘/吉村真晴/戸上隼輔/大島祐哉/上田仁/神巧也/張本智和/村松雄斗/松島輝空/英田理志/曽根翔/篠塚大登/吉山僚一/鈴木颯/田中佑汰/横谷晟/松下大星/龍崎東寅/松山祐季/田添健汰/有延大夢/高見真己/岸川聖也/田添響/町飛鳥/三部航平/谷垣佑真/濵田一輝/宮川昌大/柏竹琉/大矢英俊/郡山北斗/藤村友也/五十嵐史弥/野田颯太/渡部民人/吉山和希/松平賢二/高木和卓/萩原啓至/小西海偉/坪井勇磨/水谷隼/平野友樹

女子選手

長﨑美柚/伊藤美誠/早田ひな/木原美悠/平野美宇/佐藤瞳/加藤美優/小塩遥菜/安藤みなみ/張本美和/芝田沙季/橋本帆乃香/南波侑里香/森さくら/成本綾海/松平志穂/鈴木李茄/森薗美咲/塩見真希/大藤沙月/野村萌/森薗美月/皆川優香/相馬夢乃/木村香純/梅村優香/赤江夏星/出澤杏佳/麻生麗名/永尾尭子/横井咲桜/白山亜美/大川真実/面田采巳/杉田陽南/三村優果/枝廣瞳/鶴岡菜月/岡田琴菜/笹尾明日香/面手凛/小塩悠菜/平野早矢香/若宮三紗子/石川佳純/四元奈生美/打浪優/前田美優/石垣優香/谷岡あゆか/山本笙子/井林茉里奈

松平健太インタビュー

松平健太インタビュー(2020年4月公開)


写真:松平健太/撮影:保田敬介

>>“卓球界の貴公子”松平健太、復活と挑戦の移籍初年度