文:ラリーズ編集部
日本卓球協会は9日、『日本卓球協会における新型コロナウイルス感染症対策』としてガイドラインをホームページ上に掲載した。
各地域での卓球練習、競技大会の再開を念頭に、日本スポーツ協会による「スポーツイベントの再開に向けた感染拡大予防ガイドライン」をもとに国際卓球連盟(ITTF)のガイドラインに掲載されている競技特性を踏まえた注意事項等を加味して作成されている。
なお、現段階で得られている知見に基づくもので、今後の科学的根拠の蓄積や、流行状況の変化に応じて、2-3 週毎の改訂を予定しているとのことだ。
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卓球の練習環境や大会参加の留意事項などが掲載
今回発表されたガイドラインでは、「卓球練習再開時の感染防止策について」、「卓球競技大会開催時の感染防止策について(主催者)」、「卓球競技大会開催時の感染防止策について(参加者)」、「文書雛形」と大きく4つの項目にわかれている。
「卓球練習再開時の感染防止策について」は、当面の間、ダブルスの練習を避けることの推奨や、更衣室は原則として使用せず、練習ができる服装での来場を推奨するなど、新型コロナウイルスの感染防止のため、“密”を避けるガイドラインが示された。
また、大会開催時の主催者側・参加者側の両面からも注意点が述べられている。
主催者側は、当面の間、競技種目はシングルスのみとすることを推奨することや、参加者から大会当日の体温を記載した書面の提出を求めることなど、多岐に渡る。逆に参加者側もマスク持参や、会場で大きな声で会話、応援をしないことなど感染防止策が徹底された内容となっている。
競技大会参加申込にあたっての留意事項、大会参加者健康状態申告書などの雛形も掲載されており、今後大会を主催するまたは参加する卓球プレーヤー必読の内容となっている。