文:ラリーズ編集部
一般社団法人日本肢体不自由者卓球協会は、男子クラス9・岩渕幸洋(最新世界ランキング3位/協和キリン)、男子クラス7・八木克勝(最新世界ランキング8位/モルガン・スタンレー・グループ)の2選手を、東京パラ五輪日本代表推薦選手として承認したことを発表した。
JPC(日本パラリンピック委員会)による代表選手の決定ではなく、ITTF(国際卓球連盟)が定める世界ランキング枠による出場規定を満たした両選手を協会推薦選手として決定したもので、事実上の代表内定となる。
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岩渕幸洋コメント
岩渕幸洋選手
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このタイミングで推薦選手として発表して頂けたこと嬉しく思います。試合の予定も軒並みキャンセルとなってしまっている中ですが、こうして発表していただけたことを活力にして、来年に向けて準備をしていきたいと思います。
写真:岩渕幸洋/提供:SportsPressJP/アフロ
東京パラリンピックでは、以前と変わらず「金メダル以上」を目標とし、パラ卓球の面白さを発信していくことと共に 、今一度スポーツの素晴らしさに気がついて頂けるきっかけになれるような最高のパフォーマンスを目指していきたいと思います。
八木克勝コメント
自分が「楽しい、面白い」と思える人生を追求してきました。その中でたまたま卓球に出会い、好きになり、いつの間にかここまで続けてきました。よく飽きもせずに続けられたと思います。
写真:八木克勝/撮影:ラリーズ編集部
さて、東京パラリンピックの出場権を得たことですが、まだ実感がありません。ただ、好きなことで生きていきたい、楽しく人生を送りたいと思い、試行錯誤していった結果、このようになったので今のところの人生は上手くいっているのではないかなと思います。
これからですが、まずは世の中の安寧、そして、世界のすべての人がスポーツを楽しめるような状態になることを祈ります。
そして、東京パラリンピックではスポーツができる喜びを表現できるようなプレーをしていきたいです。最後にですが、今まで、私に関わりましたすべての方々に感謝致します。そして、これからも一瞬一瞬を楽しんでいきます。
補足:パラ卓球11段階のクラス分け
パラ卓球は大きく「車いす」と「立位」の部に分かれ、それぞれ障がいの重さにより5段階のクラスが設けられている。(車いすがクラス1~5、立位がクラス6~10。障がいが軽くなるにつれ、クラスの数字が大きくなる)。また知的障がいがクラス11として設けられている。
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