文:ラリーズ編集部
ヨーロッパ卓球連盟(ETTU)とポーランド卓球連盟(PZTS)は、9月15日から20日までワルシャワで開催予定の2020ヨーロッパ卓球選手権大会の開催に向け、前向きに動いていると2日、ETTUがホームページで公表した。
>>元世界ランク1位・ボル、張本智和を称賛「中国の壁を破るかもしれない」
このページの目次
9月のヨーロッパ卓球選手は開催の方向で
ヨーロッパ卓球選手権は、隔年で個人戦と団体戦が交互に行われ、2019年はフランスのナントで団体戦が開催された。男子はドイツ、女子はルーマニアが優勝を果たしている。2020年はポーランドのワルシャワで個人戦が開催される予定となっていた。
写真:8度目の優勝を果たしたチーム・ドイツ/提供:ittfworld
新型コロナウイルスのパンデミックの中、ETTUとポーランド卓球連盟は、ここ最近のヨーロッパの状況を注視していたという。その結果、ヨーロッパの卓球選手がワルシャワに集まり、男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスを実施することができると前向きに考えているとETTUのクラマー会長は語る。
「数週間前までは、予定通りにヨーロッパ選手権を開催することを躊躇していました。しかし今、ポーランドの卓球連盟の努力によって、選手権が予定通り開催されることを確信しています。もちろん、大会開催において、新型コロナウイルス感染拡大予防による健康と安全には十分に注意を払っています。参加資格のある全ての選手が、長い間の休養期間を経てワルシャワでプレーするために、適切な準備をしてくれることを願っています」。
いち早く大会が行われているヨーロッパ
ポーランド卓球連盟会長のシュマチャー氏は「ポーランド卓球連盟は、2020年ヨーロッパ卓球選手権大会を開催できることを光栄に思います。現在の世界情勢は、ここ数ヶ月間、私たちにとって厳しいものとなっています。ポーランドスポーツ省と常に連絡を取り合い、今年の9月15日から20日にヨーロッパ卓球選手権を開催するための支援を受けています。皆様をワルシャワにご招待できることを嬉しく思います」とコメントしている。
ヨーロッパでは、ドイツのデュッセルドルフ・マスターズやブンデスリーガのプレーオフなどがすでに行われている。チェンジコートなしなどの新型コロナウイルス対策を施した大会運営が行われており、いち早く大会が再開しているヨーロッパの卓球動向から目が離せない。
>>英ピッチフォード、“うつ”を乗り越えた過去を告白「同じ悩みを持つ人を助けたい」