文:ラリーズ編集部
一般社団法人東京都卓球連盟は11日、「TOKYO OPEN 2021 第73回東京卓球選手権大会」の中止を発表した。新型コロナウイルス感染症拡大ならびに施設環境から判断された。
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2021年東京選手権が中止に
東京選手権は毎年3月に開催されている大会で、試合はトーナメント方式で争われ、一般男女シングルス、ダブルスをはじめとして年代別30~90歳代、ジュニア、カデットなどが行われる。
各都道府県ごと参加枠が設定されており、予選会を勝ち抜いた選手に加え、世界ランキング100位以内、全日本卓球選手権大会 一般シングルスベスト16などの日本のトッププレーヤーも招待選手として出場するレベルの高い大会となっていた。
2020年の第72回も中止となっていたが、2021年の第73回大会も早くも中止が決まった。
東京都卓球連盟によると、感染防止対策を徹底して万全に対応しても、全国から東京に集まる選手・関係者の安心・安全を確保することが難しいと判断したからだという。
また、代替大会として東京登録の会員だけの大会を思案したが、会場である東京体育館の照明がの五輪仕様となるため、例年のようにプレーできる環境ではなく開催を断念した。フロア全体に平均的な明るさが行き届かず、暗い部分があることや、コートによってはまともに照明が目に入り、公平性に欠けるからだと説明している。
本大会の開催中止に伴い、11月から開催予定だった全国の予選会も中止となる。