文:ラリーズ編集部
2日から、アジアジュニア&カデット卓球選手権大会が行われる。そこで今回は、アジアジュニア&カデット卓球選手権大会(男子)の2001年以降の歴代優勝をまとめた。
団体の部
ジュニアでは、2001年以降の17大会中13回、中国が優勝しており、圧倒的な強さを見せている。続いて、韓国が2回、日本はチャイニーズタイペイ(台湾)と並んで1回の優勝だ。
優勝こそ1回である日本だが、直近では2015、16、18年大会は3位と表彰台にはあがっている。韓国やチャイニーズタイペイといった強豪国もおり、その中で比較的安定して表彰台に入ることができているのは、日本の若手の育成がしっかりと機能しているからだろう。
一方、カデットでは2006年からの過去13大会中11大会で中国が優勝しており、こちらでも中国が圧倒的な強さを誇っている。続いて日本、韓国が1回ずつの優勝だ。
日本が優勝した2016年は張本智和、宇田幸矢、戸上隼輔といった次代の日本を背負うと期待されている面々が揃った年だ。
団体の部・歴代優勝一覧
開催年 | ジュニア団体 | カデット団体 |
2001年 | 中国 | ― |
2003年 | チャイニーズタイペイ | ― |
2004年 | 中国 | ― |
2005年 | 中国 | ― |
2007年 | 日本 | 中国 |
2008年 | 中国 | 中国 |
2009年 | 中国 | 中国 |
2010年 | 中国 | 中国 |
2011年 | 中国 | 中国 |
2012年 | 中国 | 中国 |
2013年 | 中国 | 中国 |
2014年 | 中国 | 韓国 |
2015年 | 中国 | 中国 |
2016年 | 韓国 | 日本 |
2017年 | 中国 | 中国 |
2018年 | 中国 | 中国 |
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個人の部
ジュニアシングルスでは、中国が2001年以降の17大会中14回優勝と圧倒的な強さを見せている。2004年には馬龍が、2012年では樊振東が優勝している。意外にも2012年ロンドン五輪金メダリストの張継科は、ダブルスの優勝のみでシングルスでは優勝していない。日本は2011年に吉村真晴が優勝を果たしている。
一方、ジュニアダブルスでは、日本は2006、07、10、14年と4回優勝、混合ダブルスでも2005年に優勝を果たしている。男子ダブルスの2007年は水谷隼/松平健太、2010年は丹羽孝希/町飛鳥と、現在日本卓球界の前線で活躍している選手が優勝している。
カデットシングルスでも、中国は16大会中10回優勝とジュニアと変わらず強さを誇っている。ただし、日本が優勝3回、韓国2回、インド1回と他国の選手が中国を抑えて優勝する回数がジュニアよりも多くなっている。日本は、3回の優勝のうち2003年は水谷隼、2005、06年は松平健太が優勝を飾っている。
個人の部・歴代優勝者一覧
シングルス
開催年 | ジュニア男子シングルス | カデット男子シングルス |
2001年 | 李延佑(韓国) | – |
2003年 | 鄭長弓(中国) | 水谷隼(日本) |
2004年 | 馬龍(中国) | サルカル(インド) |
2005年 | 林晨(中国) | 松平健太(日本) |
2006年 | 李洋(中国) | 松平健太(日本) |
2007年 | 李洋(中国) | 閻安(中国) |
2008年 | 李尚洙(韓国) | 張聖伍男(中国) |
2009年 | 曹麗思(中国) | 尹航(中国) |
2010年 | 周雨(中国) | 張禹珍(韓国) |
2011年 | 吉村真晴(日本) | 周啓豪(中国) |
2012年 | 樊振東(中国) | 宋旭(中国) |
2013年 | 梁靖崑(中国) | 劉丁碩(中国) |
2014年 | 于子洋(中国) | 安宰賢(韓国) |
2015年 | 薛飛(中国) | 彭飛龍(中国) |
2016年 | 徐海東(中国) | 牛冠凱(中国) |
2017年 | 王楚欽(中国) | 牛冠凱(中国) |
2018年 | 向鵬(中国) | 曾蓓勛(中国) |
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ダブルス
開催年 | ジュニア男子ダブルス | ジュニア混合ダブルス |
2001年 | 森田有城/高木和健一(日本) | |
2003年 | 林載賢/趙彦来(韓国) | 鄭長弓/李小霞(中国) |
2004年 | 張継科/江天一(中国) | 馬龍/蔡賽(中国) |
2005年 | 江宏傑/黄聖盛(台湾) | 岸川聖也/照井萌美(日本) |
2006年 | 大矢英俊/松平賢二(日本) | – |
2007年 | 水谷隼/松平健太(日本) | – |
2008年 | 閻安/宋鴻遠(中国) | – |
2009年 | 閻安/李木橋(中国) | – |
2010年 | 丹羽孝希/町飛鳥(日本) | – |
2011年 | 林高遠/呉家驥(中国) | – |
2012年 | 范勝鵬/樊振東(中国) | – |
2013年 | 温洧傑/廖振珽(台湾) | – |
2014年 | 吉村和弘/坪井勇磨(日本) | 孫嘉宏/邱嗣樺 |
2015年 | 劉丁碩/朱誠(中国) | 朱誠/王曼昱(中国) |
2016年 | キム・ソングン/ハム・ユソン(北朝鮮) | 曹巍/石洵揺(中国) |
2018年 | 安宰賢/黄民河(韓国) | 王楚欽/孫穎莎(中国) |
2019年 | 徐瑛彬/于何一(中国) | 于何一/銭天一(中国) |