その実力は中国トップクラス!ランキング1位の可能性が高まる陳夢選手とは?


女子卓球界において、中国代表は常に世界最強といわれています。2017年8月の世界ランキングでは1位~4位までを中国選手が独占しており、チームの選手層の厚さを感じることができます。その4人のうちの1人である陳夢選手については、平野美宇選手が優勝したアジア卓球選手権大会決勝の相手として覚えている方もいるかもしれません。
今回はそんな陳夢選手のプロフィールと、彼女の戦績についてご紹介します。

陳夢選手のプロフィール

陳夢(チェンムン/Chen Meng)選手は、中国の山東省にある青島市出身の卓球選手です。生年月日は1994年1月15日であり、2017年8月時点で23歳です。身長は163cmであり、中国の卓球選手の中では決して大きいとはいえません。従兄弟に中国の有名俳優である黄暁明がいます。
陳夢選手の母が卓球選手だったこともあり、幼い頃から「山東魯能」と呼ばれる有名な卓球クラブで練習を積みました。2011年の「世界ジュニア選手権」で4冠を獲得して以来、中国トップレベルの選手へと成長しています。2017年8月時点で、彼女は世界ランキングの2位に位置しています。

陳夢選手は2004年と2008年のオリンピック金メダリストである、張怡寧選手を幼い頃から尊敬しています。そのため、彼女のプレイスタイルは張怡寧選手のそれを彷彿とさせるものです。例えば、ラリー戦でどれだけ体を揺さぶられたとしても、体勢を崩すことなく球を打ち返し続けることができるボディバランスは張怡寧選手が得意としたプレイスタイルです。また、まるで相手の打ち返す球の軌道が分かっているかのような位置取りも張怡寧選手を彷彿とさせます。これらのプレイスタイルを駆使することで、彼女は丁寧選手や郭炎選手といったトップ選手とも互角以上のラリーを展開しています。

陳夢選手の戦型は、「右シェーク両面裏ソフトドライブ型」です。使用しているラケットは「インナーフォース・ZLF」で、裏ラバーの「テナジー・64」を貼っています。

陳夢選手の戦績

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陳夢選手の国際大会での最初の優勝は、2007年と2008年に行われた「アジアジュニア選手権カデット」でした。その後、2009年の「世界ジュニア選手権」では惜しくも3位でしたが、2011年の「世界ジュニア選手権」では4冠を達成しました。
2012年に開催された「ITTFワールドツアー・カタールオープン」でも優勝を成し遂げ、そのままの勢いで同年に開催された「ITTFワールドツアー・Harmony 中国オープン」も制覇しました。その中国オープン決勝で戦った相手が、2017年8月時点の世界ランキング4位に位置する劉詩ウェン選手でした。
2012年の「ワールドツアー・グランドファイナル」の準決勝では、2017年8月時点の世界ランキングでトップに君臨する丁寧選手とゲームオールの名勝負を繰り広げました。

その後も2015年に開催された「ITTFワールドツアー・ジャパンオープン・荻村杯」のシングルスで優勝し、同年の「第22回アジア選手権大会」でも団体・混合ダブルスで優勝しています。その後に開催された「ITTFワールドツアー・スウェーデンオープン」のダブルスでも優勝を成し遂げており、シングルスだけでなくダブルスでも陳夢選手は中国トップレベルの選手へと成長しました。

2016年に開催された「ITTFワールドツアー・中国オープン」ではダブルスでは優勝したものの、シングルスでは3位であり苦汁を飲みましたが、2017年の「ITTFワールドツアー・カタールオープン」でシングルスだけでなくダブルスも優勝し、名実ともに世界トップレベルの選手の仲間入りを果たしました。

2017年1月の段階では10位に位置していた世界ランキングの順位も、カタールオープンの成績などが評価されて、2017年4月には5位にまで上昇しました。そんな快進撃を続ける陳夢選手の目の前に立ちはだかったのが、日本の平野美宇選手でした。2017年4月に開催された「アジア卓球選手権大会」の決勝戦で、陳夢選手は平野選手にストレートで敗れて優勝を逃してしまいます。この屈辱をバネに陳夢選手は平野選手を徹底的に研究し、その後に対戦しています。その試合で、陳夢選手は平野選手にストレートで破れてしまいます。しかし、その後に開かれた「2017ITTFワールドツアー・ジャパンオープン」の準々決勝で、平野選手を4-0で破って見事にリベンジを果たしています。両サイドを狙ったレシーブを多用して平野選手の体を揺さぶり、平野選手の得意とするラリーに持ち込ませずに常にゲームの主導権を握り続けました。平野選手に対する研究成果の賜物のようなゲームでした。そして、その後の「2017ITTFワールドツアープラチナ・オーストラリアオープン」で、カタールオープン以来再び、シングルスとダブルスの両方で優勝を果たしています。

まとめ

張怡寧選手を彷彿とさせるプレイスタイルを武器に、陳夢選手は世界ランキング2位にまで昇り詰めています。丁寧選手から世界ランキング1位の座を奪取する日も、そう遠くないのかもしれません。
丁寧選手や平野選手との対決に、これからも目を離すことができません。

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