卓球ラケットの持ち方のひとつ。フォアハンドグリップの利点とは? | 卓球専門WEBメディア「Rallys(ラリーズ)」
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2017.07.01

卓球ラケットの持ち方のひとつ。フォアハンドグリップの利点とは?

*写真は元スウェーデン代表のヨルゲン・パーソン

強力なフォアハンドのスマッシュや、回転力のあるシュートドライブが打ちやすくなるラケットの持ち方のひとつ、「フォアハンドグリップ」。スウェーデン代表のヨルゲン・パーソンをはじめ、多くの世界的トッププレーヤーが実践していたグリップとして知られています。

今回は、そんなフォアハンドグリップの基本的な握り方をはじめ、メリットやデメリット、試合で使える戦略方法までご紹介します。パーソンのような、ダイナミックで攻撃的な卓球に憧れる初心者は必見です。

フォアハンドグリップとは

シェークハンドの持ち方には、フォアハンドグリップおよびバックグリップといった2種類があります。そのひとつであるフォアハンドグリップは、中指、薬指、小指の3本を深く入れて握るシェークハンドのグリップの一種です。

フォアハンドグリップの特徴

ここで、フォアハンドグリップ使用時のメリットをみていきましょう。

・クロスやストレートなど、各コースの打ち分けがしやすい
・バックハンドの面が固定されやすい
・フォアハンドにおいて台上処理がしやすい
・フォアハンドにおいてシュートドライブが打ちやすい

フォアハンドグリップは打球する際に手首を開くため、左右のコーナーをピンポイントに狙いやすくなります。加えて、ラケット自体を深く握ることになるため、ボールの威力が底上げされるメリットも。その一方、デメリットとして考えられるのが以下の3点です。

・フォアハンドにおいてカーブドライブが打ちにくい
・バックハンドの台上処理が難しい
・チキータなどの変則的なバックフリックが難しくなる

フォアハンドグリップの状態でバックハンドを打つときは、手首が固定されていることから、とにかく打ちにくくなります。とはいえ、手首の関節の柔らかさや、指の長さは人によって違うため、上記でのメリット・デメリットの感じ方も異なるかもしれません。中には、デメリット自体あまり問題にならないという人がいるかもしれませんが、メリットに関しては、多くのプレーヤーに当てはまるのではないでしょうか。

フォアハンドグリップの重要性

「グリップで卓球が決まる」といわれるほど、ラケットの持ち方は卓球選手にとって重要なもの。自身に適してグリップをしていないと、手首が固くて打球にスピードがのらなかったり、台上処理がうまくいかったりなど、弱点を余計に増やしてしまうことにつながります。
フォアハンドグリップは、手首の自由がききやすくなるのが特徴で、フォアハンドにおける強力なスマッシュやシュートドライブを放てるようになるのです。

フォアハンドグリップのコツ

続いて、フォアハンドグリップの正しい手位置や持ち方についてですが、まずはラケットを柔らかく握り、同時に手首の力を抜いてリラックス状態をキープ。そのまま人差し指をラケットの中央へ動かし、かなり浅く握ってみましょう。フォアハンドグリップの特徴を生かしつつ手首を柔軟に使うことで、フォアハンドのプレーがやりやすくなるはずです。

フォアハンドグリップを使った戦略方法

レジェンド ワルドナー氏 張本智和選手を激励(2015年11月)
写真:ZUMA Press/アフロ

フォアハンドグリップの戦略方法として、実際に試合で使用していたスウェーデンの元世界王者、ヨルゲン・パーソンの情報を交えてご紹介します。

ヨルゲン・パーソンは同国の代表選手、ヤン=オベ・ワルドナーと共に80年代後半から90年代中盤にかけて、スウェーデンの黄金時代を築き上げたスタープレーヤーのひとり。1991年には、千葉県で行われた「世界卓球選手権」の男子シングルス部門で優勝し、見事世界王者に輝きました。

そんなパーソン選手ですが、手首の柔らかさを最大限に生かすため、フォアハンドグリップでありながら相当浅くラケットを握っていたという情報があります。彼の武器といえば左右に鋭く曲がる「フォアハンドドライブ」と、その長身を生かした豪快な「バックハンドスマッシュ(当時はコブラスマッシュとも呼ばれていた)」。それを実現するためにも、あえてラケットを浅く握り、コンパクトなスイングと手首のスナップを最大限効かせ、強烈な一打を放っていたのです。

もしも、バックハンドのドライブやスマッシュをうまく強打できないという方がいたら、ラケットを浅く、なおかつ柔らかく握るパーソン選手のフォアハンドグリップを真似してみてください。世界王者の座を冠したその強さの秘密は、独自にアレンジしたフォアハンドグリップにあるのは確実です。

フォアハンドグリップを使って自分に有利な試合展開をしよう

フォアハンドグリップは、相手コートの左右を狙って威力のあるボールを放つ攻撃型の持ち方です。現代の高速ラリーが続く卓球をフォアハンドメインで乗り切るのは難しいですが、スマッシュやシュートドライブなどを駆使し、試合展開を有利に進めましょう。

文:ラリーズ編集部
写真:ロイター/アフロ

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