【頭で勝つ!卓球戦術】時間がなくても強くなれる!練習時間以外の活用法


文:若槻軸足(卓球ライター)

わたしたちに時間はない

時間は有限だ。わたしたちは限られた時間のなかで、卓球に向き合う時間を作らなければならない。それこそ卓球台の前でボールを打てる時間は、とても貴重だ。

社会人の選手はもちろん日々の仕事があるので、練習が出来る時間は少ないはずだ。まだ社会人になって間もない選手などは、学生時代、ほぼ毎日卓球をしていた頃とのギャップで、技術や体力の低下に悩む人も少なくないだろう。

そういった時間のない選手が上達するには、限られた時間の中でいかに質を高く卓球に打ち込めるかが肝である。そして同時に、卓球台に向かっている以外の時間をいかに有効に活用出来るかも、非常に大事になってくる。

今日はそんな、卓球をしている以外の時間の活用法について考えてみよう。

なぜ大事なのか

時間は作るものだ。卓球に自分の時間を多く使いたいなら、その分他のことに割く時間を減らすほかない。しかし、仕事に家庭に、色々と忙しくなってくるのが大人というものだ。

それに、体力だって落ちてくる。現役時代は回り込めていたボールも、今ではバックで返すのが精いっぱい、という選手も多いだろう。

つまり、単純な「練習量」による要素に重きを求めていては、今後の長い人生、卓球で勝ち続けるのは難しい。逆に考えれば、いかに「体力を使わず・練習量が少なくとも勝てる方法」を生み出せるかが重要である。

そのためには、卓球台に向かってボールを打っている時間以外が重要なのは言うまでもない。

台につけなくとも出来ること

素振り

シンプルに素振りは大切だ。卓球を始めたころ、部活で嫌というほどやらされた記憶があるかもしれない。「素振りなんてしないぜ」という人も多いだろう。

しかしながら、素振りは大切なのだ。

日頃から素振りをしていれば、自分のフォームの特徴や癖をつかむことが出来る。
また、それを把握しておれば、練習や試合中に「疲れてフォームが崩れているな」といったところに気付くことが出来、自分で修正をかけることが出来る。

己を知る。その為に、素振りは大切なのだ。

玉付き・感覚練習

これも素振りと同様、卓球を始めたてのころによくやったのではないだろうか。単純に玉付きをするだけでなく、「1000回続ける」といった目標を決めて行えば、集中力アップの練習になる。

また、ボールに回転をかけて玉付きをしたり、ラケットにボールを乗せた状態から落とさずに反転させる、等々バリエーションは色々とある。

玉付きはラケットとボールさえあればいつでも出来る。
台上でのボールタッチを向上させるために、こういった細かいことも日々やっていこう。

筋力トレーニング・ランニング

散々「頭で勝つ!」などと言って頭脳プレーを偉そうに提唱しておきながら、ここにきて体力面での重要性について触れたい。

いくら卓球において頭脳による要素が強いとはいえ、スポーツであることには変わりない。一日中の試合でも最後までフルスイング出来るスタミナ、どんな体制からも強打出来る体幹の強さ、しっかり動きながらでもブレない下半身、どれもこれも欠かせないものだ。

筆者も自分よりもひとまわり上の選手と試合をすることがあるが、やはり強い選手は日頃走っている。
頭脳プレーを成り立たせるには、基礎的な体力面の鍛錬があってこそである。

メディア等を利用しての情報収集

古くから我々のバイブルである「卓球王国」。その情報量はすさまじい。世界の卓球界の情勢や、試合結果、用具、技術についてのあらゆる情報が網羅されている。

そしてYoutubeをはじめとした動画媒体も、初心者向けの技術指導から、トップ選手達のレベルが凄過ぎて参考にならないプレーまで、非常に幅広く、しかも無料で提供されている。

こういったメディアを有効活用して、積極的に情報を拾っていくことは、強くなるためには絶対におろそかにしてはいけない。

そしてもちろん「Rallys」も観て頂きたい。特に毎日配信されている卓球動画コーナー「今日の1試合」で自分と似たタイプの選手を見つけ、徹底的にモノマネをするのも上達の近道だ。

頭の中だけで出来ること

課題・練習メニューの考案

あなたは課題練習をする際、自分の番になったときに、「うーん、何をしようかな…」などと考えてやしないだろうか。

はっきり言ってこの時間が無駄だし、相手にも失礼だ。
日々卓球と向き合っていれば、自分の課題など山のようにあるはずだ。到底週に1回程度の練習ではその課題が解決されるわけはない。
「次回の練習はこれをやろう」と考えていて然るべきではなかろうか。
あるいは、練習に向かう道中であっても、メニューを2つ3つ考えておくことくらい出来るであろう。

普段から自分と向き合って課題を考え、練習メニューを考える癖をつけよう。

新しいサーブの考案

卓球の技術は日々進化している。もちろんサーブも含めてである。常に自分のなかで新しいサーブを作り、試し、また作るという作業は今後もずっとし続けなければならない。

また、既存のサーブをより強化するためにはどうすればよいか、改めて考えてみるのも大事だ。コース取りの組み合わせや、フェイクモーションの変化など、考えればきりがない。

サーブはアイデアだ。ずっとがむしゃらに卓球台に向かっているときよりも、卓球から離れた日常のなかで、ふとしたときにアイデアが湧いてくるものだ。

そしてそのアイデアは、日頃から考えていなければ絶対に湧いてくることはないのだ。

ライバルとのイメージトレーニング

卓球を続けていれば、ある程度顔なじみの相手と何度も戦うという場面が結構あるだろう。圧倒的にあなたが勝ち越しているのならよいが、勝ったり負けたりのライバルであれば、戦術がより重要になってくる。

そこで、前回の対戦を思い出し、「前回と逆のコースを攻めよう」とか、「あのサーブが効いていたから、勝負どころで使ってやろう」とか考えながら、脳内で試合をするのである。

こういうイメージトレーニングはプロ選手だってやっている。

全くの初見相手には無理だが、過去に対戦しているなど、事前に情報がある場合はそれをフル活用して準備をして、本番に挑もう。

まとめ:卓球をしていない時間の方が長い

卓球は頭脳戦だ。

あなたもこのサイトでこんな記事を読んでいるくらいだから、卓球が大好きでたまらないに違いない。そんなあなたはきっと、これからの人生も卓球をプレーし続けていくだろう。そしてやるからには勝ちたい。

あなたの人生の中で、どう考えても「卓球をしている時間」よりも「卓球をしていない時間」の方が長い。その後者の時間で、いかに卓球と向き合うことが出来るかが、今後の実力に関わってくるのだ。

その為には、今日の考察は非常に大切であると信じている。

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