文:ラリーズ編集部
今回は、Tリーグ・日本生命レッドエルフに所属する麻生麗名を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。
このページの目次
麻生麗名とは?
写真:麻生麗名/撮影:ハヤシマコ
麻生麗名は、Tリーガーとしても活躍する期待の若手選手の1人です。高身長という恵まれた体格を活かし、フォアに粘着ラバーを使用したパワー卓球で中学生の時には全中の団体準優勝に貢献、高校生になってからは全日本ジュニアでベスト8に輝くなど、日に日に実力を上げている努力家です。
麻生麗名のプロフィール
麻生麗名(あそうれいな)は2002年6月22日生まれの22歳(2024年10月時点)で、長崎県出身です。大阪の昇陽中在籍時から、日本生命の下部組織であるジュニアアシスト卓球アカデミーに所属していました。中学時代には、全中選抜女子団体で2度の準優勝、全日本選手権カデット女子ダブルスでベスト4に輝いています。
中学卒業後は香ヶ丘リベルテ高校に進学。高校生になってからは更に実力をつけて、2019年に大阪高校新人選手権で優勝を果たしたのち、全日本選手権ジュニアの部にも出場しました。2020年の全日本選手権では3種目に出場し、ジュニア女子シングルスでベスト8という成績を残しました。
2020年1月にはTリーグ・日本生命レッドエルフに加入。高校卒業後も日本生命に入社し、日本生命レッドエルフ所属のTリーガーとして活動しています。
2024年の全日本選手権では笹尾明日香と組んだ女子ダブルスで、張本美和/平野美宇ペアを下してベスト8入りを果たしました。
麻生麗名のSNS
X(旧Twitter)
4/8〜4/10に開催された広島オープン女子シングルスの部で優勝しました。
4年ぶり広島オープンに出場して優勝することができて嬉しいです✨
美味しいご飯とお好み焼きをたくさん食べました🤤 pic.twitter.com/m3MS6BXXsC— 麻生麗名 (@Rei_510728) April 15, 2022
麻生麗名のプレースタイル
写真:麻生麗名/撮影:ハヤシマコ
麻生麗名の戦型は右シェーク裏裏の攻撃型で、粘着ラバーを活かした台上技術とドライブの連打が特徴です。
日本の女子トップ選手が粘着を使い始めるようになったのはここ数年での出来事です。石川佳純(全農)を始め、多くの女子トップ選手が「キョウヒョウ」を使用し始めたのは、中国選手と対等に戦う為、国内で粘着ラバーを使用する選手の希少性に目を付けたから、など様々な要因があります。
中国選手の多くは粘着ラバーを使用し、パワーも持ち合わせているために力強い球を打つことができます。日本の女子選手も中国選手に負けないパワーをつけるためには粘着ラバーや硬いラバーを使用する必要が出てきたため、石川や早田らは粘着ラバーを使用するようになりました。
また、日本の女子選手で粘着ラバーを使用する選手が少なく、粘着ラバーに不慣れな選手が多いです。その中で少しでも勝つことを考えた場合に、粘着ラバーの独特な球質を利用する選手が増えてきました。麻生もその1人で、粘着を駆使した癖球を要所に混ぜつつ力強い卓球をします。
麻生麗名の使用用具
麻生麗名は、ラケットが紅双喜の『キョウヒョウ龍』、ラバーはバック面にバタフライの『テナジー05ハード』を使用しています。
麻生麗名の世界ランキング
麻生麗名は2024年2月時点で、世界ランキングを持っていません。最高ランキングは82位(2019年2月)です。
麻生麗名の国内大会での主な成績
2016年 | 全中選抜 | 女子団体:優勝 |
全日本選手権(カデットの部) | 女子ダブルス:3位(ペア:杉田陽南) | |
2017年 | 全中選抜 | 女子団体:準優勝 |
大阪国際招待選手権 | カデット女子シングルス:準優勝 | |
2020年 | 全日本選手権 | ジュニア女子シングルス:ベスト8 |
2024年 | 全日本選手権 | 女子ダブルス:ベスト8(ペア:笹尾明日香) |
まとめ
次世代のトップ選手として期待がかかる若手が、全日本の舞台で頂点に立つ時が来るのか。今後の彼女の活躍に目が離せません。