文:ラリーズ編集部
今回は、スロバキアの女王にして国際大会でも勝ち進むバラボラ・バラージョバー(スロバキア)を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。
このページの目次
バラボラ・バラージョバーとは?
バラボラ・バラージョバーは、スロバキアの国内選手権を制覇、国際大会でも上位に進出するなど世界トップレベルの実力を持った選手です。特に、ハナ・マテロワ(チェコ)と組んだ国際ペアのダブルスでは国際大会で準優勝を飾ったり、シングルスでも2020年のヨーロッパトップ16で5位と欧州のトッププレーヤーになるべくしてなった選手の1人です。
バラボラ・バラージョバーのプロフィール
バラボラ・バラージョバーは1992年3月18日生まれの31歳(2023年8月時点)で、スロバキア出身です。
2020年のヨーロッパトップ16では第6シードで出場していたマチルダ・エコーム(スウェーデン)を破り、5位入賞を果たしました。また、2022年のWTTフィーダーデュッセルドルフでは女子シングルスで見事優勝を果たしています。
バラボラ・バラージョバーのSNS
バラボラ・バラージョバーのプレースタイル
バラボラ・バラージョバーの戦型は左シェーク裏裏の攻撃型で、様々な種類を持つサービスと安定した両ハンドドライブが特徴です。また、相手に打たせてからのカウンタープレーも得意です。
バラボラ・バラージョバーは、鋭いカウンターと長いラリーを持ち味とする選手です。強烈なカウンターはしばしば相手のサイドへと突き刺さり、ノータッチで抜くこともあります。一方でラリーになれば、ゆったりとしながらもミスの少ない安定した両ハンドドライブをひたすら相手コートに送り、相手のレシーブミスを誘います。
また、サービスの精度も高く、特にバックハンドサービスは下回転と上回転の区別がつけづらくサービスエースを取ることもよくあります。浮いてきた球に対しては自分からフォアハンドドライブを打ったり、バックハンドで厳しいコースへ返球することもあります。
バラボラ・バラージョバーの使用用具
バラボラ・バラージョバーは、ラケットはバタフライの『張継科 ALC』、ラバーは両面にバタフライの『テナジー05 FX』を使用しています。
>>【卓球】張継科シリーズを徹底比較 バタフライの大人気ラケットの性能とは
>>【卓球】テナジー05の性能を徹底レビュー 抜群の安定感を誇る最強ラバーの魅力とは
バラボラ・バラージョバーの世界ランキング
バラボラ・バラージョバーの世界ランキングは70位(2023年8月時点)で、最高ランキングは37位(2022年5月)です。
バラボラ・バラージョバーの主な成績
2012年 | ベルギーオープン | 女子シングルス:ベスト4、U21女子シングルス:優勝 |
2013年 | クロアチアオープン | 女子シングルス:ベスト8、U21女子シングルス:準優勝 |
2017年 | カタールオープン | 女子ダブルス:ベスト4 |
2018年 | ポーランドオープン | 女子ダブルス:準優勝 |
クロアチアオープン | 女子ダブルス:ベスト4 | |
ベラルーシオープン | 女子シングルス:ベスト8、女子ダブルス:準優勝 | |
2019年 | セルビアオープン | 女子シングルス:ベスト4 |
パラグアイオープン | 女子シングルス:ベスト4 | |
ヨーロッパトップ16 | 女子シングルス:ベスト8 | |
カナダオープン | 女子ダブルス:ベスト4 | |
2020年 | ヨーロッパトップ16 | 女子シングルス:5位 |
2022年 | WTTフィーダーデュッセルドルフ | 女子シングルス:優勝 |
ヨーロッパ選手権 | 混合ダブルス:銅メダル | |
WTTコンテンダーマスカットⅡ | 女子ダブルス:準優勝 | |
WTTフィーダーフォートローダーデール | 女子シングルス:ベスト4、女子ダブルス:優勝、混合ダブルス:優勝 | |
2023年 | WTTコンテンダーダーバン | 女子ダブルス:ベスト4 |
WTTスターコンテンダーリュブリャナ | 女子ダブルス:ベスト4 |
まとめ
サーブの名手として相手を惑わし、ミスの少ない卓球で得点を重ねるスロバキアの女王が、国際大会でどんな活躍を見せるのか。今後の彼女の活躍に注目です。