今回は、ダブルスでビッグトーナメントを制し、日本リーグ選手権でも1位を獲得している実力派選手、藤村友也(日鉄物流ブレイザーズ)を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。
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藤村友也とは?
写真:藤村友也(日鉄物流ブレイザーズ)/撮影:ラリーズ編集部
藤村友也は、ジュニア時代から国内トップクラスの実力を持ち、特にダブルスでその才能を開花させた選手です。近年ではシングルスでも大会で上位に進出しています。
隙の無い両ハンドで、ダブルスの名手として活躍している藤村友也のプロフィールについて詳しく見ていきましょう。
プロフィール
写真:藤村友也(日鉄物流ブレイザーズ)/撮影:ラリーズ編集部
藤村友也は、1994年8月14日生まれの27歳(2022年6月時点)です。徳島県出身で、小学校を卒業すると岐阜県の長森中に進学しました。
中学生の時には既に全日本選手権ジュニアの部に出場し勝ち星を挙げていましたが、丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)や森薗政崇(BOBSON)に敗れタイトルは逃していました。中学卒業後は愛工大名電高に進学、その後は愛知工業大学へと進みました。
写真:藤村友也/松下海輝(日鉄物流ブレイザーズ)/撮影:ラリーズ編集部
大学生になると、ダブルスの才能が開花し始めました。2017年には吉村和弘(TRAIL SPORTS ACADEMY)と組んで全日本選手権男子ダブルス決勝に進出し、準優勝を飾りました。大学卒業後は日鉄物流ブレイザーズ(旧:日鉄住金物流)に所属し、日本リーグに参戦しました。
この頃から松下海輝(日鉄物流ブレイザーズ)とペアを組むことが多くなり、シングルスでも大阪オープンやビッグトーナメントで上位入賞を果たしています。2022年のビッグトーナメントでは松下とのペアで男子ダブルス優勝を飾っています。
Tリーグ4thシーズンには、木下マイスター東京への所属も発表されました。
プレースタイル
藤村友也は左シェーク裏裏の攻撃型で、質の高い攻撃を両ハンドで行えるオールラウンダーです。
ダイナミックなプレーは少ないですが、全ての技術の質が高く、ラリー戦にとても強い戦型です。フォアハンドはもちろんの事、バックハンドも自在に振ることができます。抜群の安定感に加えて、コース取りも厳しく、相手の取りづらいところへ打ち込むことが得意です。
程よく脱力していて質の高い攻撃を安定してコートに打ち込むことができるプレーの美しさから、憧れを抱く卓球ファンも多いです。
使用用具
藤村友也はBUTTERFLYの用具を使用していて、ラケットに「水谷隼」シリーズ、ラバーは両面に「テナジー」シリーズを使用しているそうです。
「水谷隼」シリーズでは『水谷隼ZLC』、『水谷隼SUPER ZLC』の2本が製品化されています。どちらもオールラウンドに戦えるような弾みの高さと安定感を備えています。「テナジー」シリーズは卓球界でも不動の人気を誇るラバーです。
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世界ランキング
藤村友也の世界ランキングは2022年6月時点でありません。自身最高ランクは2016年11月の190位です。U21の部では87位、ジュニアの部では49位と2桁ランクまで上がっていたこともありました。
日本国内での成績
2017年 | 全日本選手権 | 男子ダブルス準優勝(吉村和弘と) |
日本リーグ選手権 | 男子シングルス優勝 | |
2018年 | 全日本選手権 | 男子ダブルスベスト4(吉村和弘と) |
2019年 | 全日本選手権 | 男子ダブルスベスト4(松下海輝と) |
大阪国際招待卓球選手権大会 | 男子シングルスベスト4 | |
2021年 | ビッグトーナメント | 男子シングルスベスト4 |
2022年 | 全日本選手権 | 男子ダブルスベスト4(松下海輝と) |
ビッグトーナメント | 男子ダブルス優勝(松下海輝と) |
まとめ
ダブルスの名手として隙の無い堅実なプレーで魅了してきた実力派が、日本国内そして国際大会で更なる高みへと挑めるか。今後の彼の活躍に目が離せません。