文:ラリーズ編集部
“卓球黄金世代”とも呼ばれる、2000年生まれの輝かしい戦績を残した若い女子卓球選手たち。今回は、そんな黄金世代のひとりである現役女子高校生プレーヤー、早田ひな(日本生命)の生い立ちやプロフィール、主な戦績をご紹介します。平野美宇や伊藤美誠らと同学年の彼女は、日本の女子卓球界を牽引していく、キーパーソンとなる選手です。
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このページの目次
早田ひなのプロフィール
写真:早田ひな(日本生命レッドエルフ) /撮影:ラリーズ編集部
早田ひなは、平野美宇や伊藤美誠と共に“卓球黄金世代”のひとりといわれ、Tリーグ・日本生命レッドエルフでもチームの中心として勝利に貢献しています。
そんな早田ひなの生年月日は、2000年7月7日の20歳(2020年12月時点)。卓球を始めたのは4歳のときで、九州の名門、「石田卓球クラブ」に通っていたそうです。
彼女は福岡県北九州市の出身で、身長は166cmと高身長。その長い手足から繰り出されるパワフルな打球と、細やかな台上処理は背の高い彼女だからこそ成せる技です。また、サウスポーである点も彼女の大きな特徴ですが、私生活では右利きというのは実にユニークな点だといえます。
早田ひなが注目されるようになったのは、中間市立中間東中学校の1年生・2年生のときに、全国中学校大会を2連覇したことがきっかけです。特に2年生の決勝戦では、同じく黄金世代のひとりである伊藤美誠に勝利しているのです。これにより、平野美宇と伊藤美誠が注目を集めていた中、早田ひなにも視線が集まるようになりました。
2016年に福岡県の希望が丘高校に進学してからは、卓球王国として知られる中国で修行を積んでいます。同年の全国高等学校卓球選手大会(インターハイ)では1年生ながら女子シングルスでの優勝を果たし、他にも、同年オーストラリアオープンで初優勝、ジャパンオープンでベスト8の成績を残すなど、次々と結果を生み出している選手です。
2019年からは日本生命に所属しつつ、Tリーグ・日本生命レッドエルフの一員として活躍しています。2020年の全日本選手権女子シングルスでは伊藤美誠との激闘を制し初優勝、女子ダブルスではその伊藤とのペアで3連覇、そして2冠という快挙を達成しました。
早田ひなはSNSも盛んで、TwitterとInstagramの投稿が多いです。こちらにも注目です!
早田ひなのSNSはこちら!
ソフトバンク勝利〜⚾️😎💕
PayPayドームの広さに圧倒されずっとドキドキしてました🙊💗
目標のノーバウンドストライクが達成できなかったので千賀投手のピッチングを見て勉強します🙋♀️
ソフトバンクホークスの皆さんお疲れ様でした😌🧡 https://t.co/VRR0qMOYYQ— 早田ひな (@hayata_hina) November 14, 2020
最強女子ダブルス、“みまひな”ペア
写真:3連覇を果たした伊藤美誠(スターツ)と早田ひな(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部
伊藤美誠とペアを組む、ダブルスの相性のよさは必見です。この2人は“みまひな”と呼ばれ、2017年の卓球世界選手権では銅メダルを獲得しました。2019年には世界選手権で日本勢48年ぶりの快挙となる準優勝を飾ったほか、全日本選手権も2018年から3連覇を遂げています。早田と伊藤、最強女子2人組の今後の活躍から目が離せません。
早田ひなのプレースタイル
早田ひなのプレースタイルは、“左シェークドライブ型”。テンポの速さで試合の主導権を握り、その攻撃力は中国卓球界からも警戒されているほどです。憧れの選手は中国の丁寧選手だそうで、彼女の卓球には豪快なプレーで知られる丁寧の姿を彷彿させます。
早田ひなの使用用具
早田ひなはNittakuの契約選手で、使用ラケットについては既製品ではなく特注の物を使用しているそうです。ラバーは、フォア面に紅双喜の粘着性ラバー「キョウヒョウ3」の特注ブルースポンジ、バック面にBUTTERFLYの人気ラバー「テナジー」シリーズを使用しているそうです。
世界ランキング
早田ひなの世界ランキングは29位(2020年12月時点)です。最高ランクは2018年1月の11位です。
国内大会の戦績
2013年 | 全国中学校卓球大会 | 女子シングルス優勝 |
2014年 | 全国中学校卓球大会 | 女子シングルス優勝 |
2015年 | 全日本選手権 | ジュニア女子シングルス準優勝 |
2016年 | 全国高等学校卓球選手権大会 | 女子シングルス優勝 |
2018年 | 全日本選手権 | 女子ダブルス優勝、混合ダブルス3位 |
ジャパントップ12 | 女子シングルス優勝 | |
2019年 | 全日本選手権 | 女子シングルス3位、女子ダブルス優勝 |
2020年 | 全日本選手権 | 女子シングルス優勝、女子ダブルス優勝 |
国際大会の戦績
2014年 | チリオープン | 女子シングルス準優勝 |
フィリピンオープン | 女子シングルス3位 | |
中国女子ジュニア&カデットオープン | カデット女子シングルス優勝、カデット女子団体準優勝 | |
2015年 | スウェーデンオープン | U21女子シングルス3位 |
2016年 | ドイツオープン | U21女子シングルス準優勝 |
クウェートオープン | U21女子シングルス優勝 | |
カタールオープン | U21女子シングルス準優勝 | |
オーストラリアオープン | 女子シングルス優勝 | |
オーストリアオープン | 女子ダブルス準優勝 | |
世界ジュニア選手権 | 女子ダブルス準優勝、混合ダブルス準優勝、女子団体優勝 | |
グランドファイナル | U21女子シングルス優勝、女子ダブルス優勝 | |
2017年 | アジア選手権 | 女子ダブルス3位、女子団体準優勝 |
世界選手権 | 女子ダブルス3位 | |
グランドファイナル | 女子ダブルス準優勝 | |
2018年 | チームワールドカップ | 女子団体準優勝 |
世界選手権 | 女子団体準優勝 | |
グランドファイナル | 女子ダブルス優勝 | |
2019年 | 世界選手権 | 女子ダブルス準優勝 |
ポルトガルオープン | 女子シングルス優勝 | |
ジャパンオープン | 混合ダブルス準優勝 | |
オーストリアオープン | 混合ダブルス優勝 |
まとめ
卓球王国の中国でも注目を浴びている日本女子卓球界のホープ、早田ひな。その両手から繰り出される強烈なドライブや、“最強ペア”といわれる伊藤美誠とのコンビネーションは今後も見逃せません。