田添健汰の使用用具・大会成績・プロフィール | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:田添健汰/撮影:ラリーズ編集部

卓球選手紹介 田添健汰の使用用具・大会成績・プロフィール

2025.04.01

文:ラリーズ編集部

今回は、Tリーグ・木下マイスター東京に所属し、全日本選手権の混合ダブルスで3度の優勝を誇る田添健汰を紹介します。プロフィール、プレースタイル、使用用具などの基本情報から世界ランキング上位に食い込む要因となった国際大会での戦績などについても触れていきます。

>>【卓球】田添健汰「人生が変わった」 水谷からの運命のLINEとは

>>【卓球】「張本が本当にすごいのはトーク」田添健汰が常勝軍団を分析

田添健汰とは?

田添健汰は希望が丘高校、専修大学と卓球の名門校でエースとして活躍してきた選手です。大学時代には全日本選手権の混合ダブルスで3度優勝した経験を持っています。2017年にITTFワールドツアー・ブルガリアオープンで男子シングルス3位に入るなどの実績を持ち、国際大会でも活躍する実力者です。

田添健汰のプロフィール

田添健汰(たぞえけんた)は1995年4月2日生まれの30歳(2025月4月時点)で、福岡県北九州市出身です。弟の田添響も卓球選手で、現在は岡山リベッツに所属しています。


写真:田添健汰/撮影:ラリーズ編集部

田添健汰は福岡県北九州市出身で地元の雄である岸川聖也を輩出した石田卓球クラブで6歳の頃から卓球を始めました。幼少期より才能は開花し、ホープスナショナルチームに選抜され、2007年全国ホープスで団体優勝に貢献しました。

中学は地元の中間東中学校に進学した直後にJOCエリートアカデミーの1期生として入学しますが、右肘を故障したため地元へ戻ります。


写真:田添健汰/撮影:ラリーズ編集部

高校は地元の強豪校で前田美優や早田ひなを輩出した希望ヶ丘高校に進学。高校時代は3年時にインターハイ団体優勝、ダブルス優勝、シングルス3位という輝かしい成績を収めました。

大学は専修大学に進学。高校時代の後輩である前田美優との混合ダブルスは抜群に相性がよく、全日本選手権混合ダブルスでは3度もの優勝を達成しました。

大学卒業後には卓球国内リーグ・ノジマTリーグの木下マイスター東京と契約しました。Tリーグでは主にダブルスで活躍しており、2019から2020年にかけての2ndシーズンのダブルス通算成績は11勝4敗でした。特に、宇田幸矢とのペアでは6勝2敗と非常に勝率が高く、ベストペア賞を受賞しました。2021年の4thシーズンも木下マイスター東京から出場しています。


写真:田添健汰と田添響/撮影:ラリーズ編集部

また、国際大会でも活躍しており、2017年のブルガリアオープンでシングルス3位、2017年の世界選手権で混合ダブルス5位などの実績を残しています。2022年には全日本選手権で大島祐哉とのダブルスで3位入賞を果たすと、そこから3年連続で大島とのダブルスで3位に輝いています。

田添健汰のプレースタイル

田添健汰のプレースタイルは右シェーク裏裏のドライブ型で、高い身体能力を活かしたフットワークの軽さと体のバネを使った強力なフォアドライブを武器としています。サーブのトスの高さに高低差を付け相手を惑わすなど、高い技術力も特徴的な選手です。


写真:宇田幸矢(左)と田添健汰/提供:©T.LEAGUE

また、前陣でのバックハンドの連続攻撃や、チキータ、ストップ、フリック、中陣からのカウンターなどの様々な技術を高いレベルで使いこなす器用さも持っています。対戦する選手の特徴を見極め、上手くかわすことができることが田添健汰の強みです。

田添健汰の使用用具

ニッタクの契約選手である田添健汰は、ラケットが紅双喜の「キョウヒョウ龍5」を使用しており、ラバーは、フォア面にニッタクの『ジェネクション』、バック面にニッタクの「ファスタークGー1」を使用しているようです。「ファスタークG-1」はスピードとスピンのバランスがよく、一般のプレーヤーにも大人気のラバーです。

>>ファスタークG-1の魅力に迫る 抜群の安定感で、スピンドライブならお手の物!?
>>【卓球】キョウヒョウ龍5を徹底解説!絶対王者の使用モデルがついに日本に上陸

田添健汰の世界ランキング

田添健汰は2025年4月時点で世界ランキングを持っていません。最高ランキングは74位(2017年11月)です。

田添健汰の国内大会での主な戦績

2005年 全日本選手権(カブの部) 男子シングルス:準優勝
2007年 全日本選手権(ホープスの部) 男子シングルス:準優勝
2012年 インターハイ 男子ダブルス:3位、男子学校対抗:3位
2013年 全日本選手権 ジュニア男子シングルス:3位、混合ダブルス:優勝
インターハイ 男子シングルス:3位、男子ダブルス:優勝、男子学校対抗:優勝
2014年 全日本選手権 男子ダブルス:3位(ペア:上村慶哉)
2015年 全日本選手権 混合ダブルス:3位(ペア:前田美優)
全日学 男子シングルス:3位、男子ダブルス:優勝(ペア:郡山北斗)
2016年 全日本選手権 混合ダブルス:優勝(ペア:前田美優)
2017年 全日本選手権 混合ダブルス:優勝(ペア:前田美優)
2019年 全日本選手権 混合ダブルス:3位(ペア:浜本由惟)
2022年 全日本選手権 男子ダブルス:3位(ペア:大島祐哉)、混合ダブルス:3位(ペア:張本美和)
全日本社会人選手権 男子ダブルス:3位(ペア:大島祐哉)
2023年 全日本選手権 男子ダブルス:3位(ペア:大島祐哉)
2024年 全日本選手権 男子ダブルス:3位(ペア:大島祐哉)

田添健汰の国際大会での主な戦績

2008年 サフィール国際大会 ジュニア男子ダブルス:ベスト32
2012年 スペインジュニア&カデットオープン ジュニア男子シングルス:ベスト4、ジュニア男子ダブルス:優勝
2013年 スペインジュニア&カデットオープン ジュニア男子シングルス:優勝、ジュニア男子ダブルス:優勝
2014年 ベラルーシオープン 男子シングルス:ベスト8
2015年 サフィール国際大会 男子シングルス:優勝
フィリピンオープン 男子シングルス:ベスト8
2017年 ブルガリアオープン 男子シングルス:ベスト4
アジア選手権 混合ダブルス:銅メダル
世界選手権デュッセルドルフ大会 混合ダブルス:ベスト8
2018年 タイオープン 男子ダブルス:ベスト4
2019年 クロアチアオープン 男子ダブルス:ベスト8

まとめ

学生時代から同世代では群を抜いて活躍してきた田添健汰。シングルス、ダブルスともに多くの大会で好成績を残してきました。選手として秘めるポテンシャルの高さは日本随一であり、今後の日本を背負う存在となるであろう田添健汰に期待したいです。

田添健汰に関する記事一覧

田添健汰が活躍した試合の動画