今回は、東京五輪中国香港代表の林兆恒(リンチャンフン)を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。
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林兆恒とは?
林兆恒は中国香港で成長を続けるトップ選手です。U21の部では入賞経験も多く、各国のトップ選手、特に世界ランキング上位の選手にも勝利しています。2021年の東京五輪にも出場することが決まっています。
林兆恒のプロフィール
林兆恒(リンチャンフン)は1996年12月12日生まれの26歳(2023年7月時点)で、中国香港出身です。
国際大会では過去に世界ランキングトップクラスの選手に勝利したことがあります。2017年のインドオープンU21男子シングルスでは張本智和に準決勝で勝利して準優勝を飾ったほか、同年の中国オープン男子シングルスでは予選で林高遠(リンガオユエン・中国)に勝利しています。
各国のトップ選手にも勝利しているほか、日本の選手とは相性がよく熱戦を繰り広げています。2018年の韓国オープンでは宇田幸矢に、ポーランドオープンでは及川瑞基に勝利したことがあります。大会成績もよく、2017年のカタールオープンU21男子シングルスでは決勝でトミスラブ・プツァル(クロアチア)に3-0で勝利して優勝を飾っています。
2021年の東京五輪にもエントリーすることが決まっています。
林兆恒のプレースタイル
林兆恒は右シェーク裏裏の攻撃型で、バックハンドのチキータとコースを突いたフォアハンドドライブが特徴の選手です。またスピードのあるバックハンドドライブもまた得意技術の1つです。
林兆恒はレシーブをチキータで始めることが多いです。チキータで始めることで相手が強打するのを防ぐことができ、自分が攻撃しやすいボールにすることができます。ストップや流しといった技術は相手に打たれることもあるため使う場面を選ぶ必要がありますが、チキータは緩急をつけることができるため融通の利く台上技術となっています。
一方で、近年はチキータを多用する選手が増加しそれに伴ってチキータに対応する選手も増えてきたため、チキータのみに頼ることが難しくなりました。これによりトップ選手はストップやフリック、そしてチキータを習得することはもちろんどの展開で使用するかを考えるようになり、台上技術の多彩さが目立つようになりました。
林兆恒はチキータ以外では、前中陣での打点の早い両ハンドドライブが特徴で相手を左右に揺さぶることが得意パターンの1つです。
林兆恒の使用用具
林兆恒の使用用具は現在調査中です。
林兆恒の世界ランキング
林兆恒の世界ランキングは120位(2023年7月時点)で、最高ランキングは56位(2018年1月)です。
林兆恒の主な成績
2015年 | ポーランドオープン | U21男子シングルス:準優勝 |
2017年 | インドオープン | 男子ダブルス:ベスト4、U21男子シングルス:準優勝 |
カタールオープン | U21男子シングルス:優勝 | |
スウェーデンオープン | U21男子シングルス:準優勝 | |
スペインオープン | 男子シングルス:ベスト4、男子ダブルス:ベスト4、U21男子シングルス:優勝 | |
ドイツオープン | 男子ダブルス:ベスト4 | |
2018年 | スロベニアオープン | 男子ダブルス:ベスト4 |
ポーランドオープン | 男子ダブルス:準優勝 | |
2019年 | インドネシアオープン | 男子シングルス:ベスト4、男子ダブルス:準優勝 |
アジア選手権 | 男子ダブルス:銅メダル | |
ハンガリーオープン | 男子ダブルス:ベスト4 | |
2021年 | WTTスターコンテンダードーハⅡ | 男子シングルス:ベスト16 |
東京五輪 | 男子シングルス:ベスト32、男子団体:ベスト16 | |
2022年 | 世界選手権成都大会 | 男子団体:ベスト8 |
2023年 | WTTフィーダードーハ | 男子ダブルス:準優勝 |
WTTフィーダーアンマン | 混合ダブルス:準優勝 |
まとめ
中国香港の代表として各国のトップ選手に勝利する実力を持ち始めた彼が、五輪や国際大会で優勝経験を重ねることができるのか。今後の彼の活躍に注目です。