今回は、Tリーグへの参戦が決定している期待の若手、宮川昌大(明治大)を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。
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このページの目次
宮川昌大とは?
宮川昌大は、野田学園高時代に主にダブルスで活躍、明治大に入ってからもシングルスとダブルスの両方で活躍している期待の若手です。
小学生時代から全国大会でも入賞し、大学生となってからはTリーグ・琉球アスティーダへの加入が決まり、トップ選手への階段を着実に登っていっています。
それでは宮川昌大のプロフィールについて詳しく見ていきましょう。
プロフィール
宮川昌大は、2001年4月18日生まれの20歳(2021年8月時点)です。香川県出身で、小学生の時から全国大会で活躍していました。
2013年に全日本選手権カデットの部で13歳以下男子シングルス第3位に輝くと、2015年には14歳以下男子シングルスで3位入賞を果たしました。高校は名門である野田学園高に進学し、高校3年生の時には同じ野田学園出身の戸上隼輔(明治大)とペアを組んで高校総体で優勝、全日本選手権でも準優勝を飾る快挙を達成しました。
高校卒業後は戸上とともに学生卓球の強豪である明治大学に進学すると、全日学選抜強化大会で第3位、続いて関東学生選手権では準優勝に輝いています。2021年の関東学生新人戦では男子シングルスと男子ダブルスの2冠を達成しました。
2021年にはTリーグ・琉球アスティーダに加入することが決定しています。宮川昌大のSNSでも抱負が語られています。こちらにも注目です。
宮川昌大のTwitterはこちら!
今シーズンから琉球アスティーダでプレーさせて頂くことになりました。
今後も感謝の気持ちを持ち少しでもチームに貢献できるように頑張ります🔥
応援よろしくお願いします🙏 https://t.co/hbnY3iVwTp— 宮川 昌大 (@MiyagawaShoudai) May 31, 2021
宮川昌大のInstagramはこちら!
プレースタイル
宮川昌大は左シェーク裏裏の攻撃型で、前陣でのフォアハンドカウンターと回転量の強いサービスからの3球目攻撃が特徴の選手です。
左利きのトップ選手の多くは前陣での両ハンドカウンター、特にフォアハンドカウンターを得点源としています。普段から右利きと対戦することが多い選手は、試合の中で左利きのフォア側にボールを送る場面が多くなるため、左利きとしてはカウンターが得点につながりやすくなります。
また、左利きはサービスに自信を持つ選手が多く、水谷隼(木下グループ)や許昕(シュシン・中国)、林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ)がその代表例として挙げられます。宮川のサービスの回転量はすさまじく、サービスエースを取ることもしばしばあります。
そしてそのサービスからの3球目攻撃も宮川の得点源となっています。
使用用具
宮川昌大の使用用具は、ラケットにBUTTERFLYの『インナーフォースレイヤーZLC』を使用しているそうです。ラバーについては、フォア面にBUTTERFLYの『ディグニクス05』、バック面に『テナジー80』を使用していた時期もあるそうです。
BUTTERFLYの契約選手の中でも使用者が多いのが、「インナーフォースレイヤー」シリーズです。続々と契約選手モデルが発売、普及していく中でも長年愛され続けています。
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世界ランキング
宮川昌大の世界ランキングは2021年8月現在、登録されていません。自身最高ランクはジュニアの部で2019年6月の127位です。
日本国内の大会成績
2013年 | 全日本選手権カデットの部 | 13歳以下男子シングルス第3位 |
2015年 | 全日本選手権カデットの部 | 14歳以下男子シングルス第3位 |
2019年 | 高校総体 | 男子ダブルス優勝(戸上隼輔と) |
2020年 | 全日本選手権 | 男子ダブルス準優勝(戸上隼輔と) |
全日学選抜強化大会 | 男子シングルス第3位 | |
関東学生選手権 | 男子シングルス準優勝 | |
2021年 | 関東学生新人戦 | 男子シングルス優勝、男子ダブルス優勝(手塚崚馬と) |
まとめ
野田学園、そして明治大学と学生卓球の名門で段々と実力を上げてきている期待の若手が、パリ世代の一角として日本国内や国際大会で活躍することができるのか。今後の彼の活躍に注目です。