今回は、インターハイ、全日学で上位に進出し、学生の中でも指折りの実力を誇る岡田琴菜(愛知工業大)を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。
>>【最新版】Tリーグの特別ルール “原則デュースなし”など大幅な変更点も
>>レシーブを武器に!試合に勝つためにテクニックを身につけよう
>>【初心者必見】1人でできる卓球のサーブ練習方法 6つのポイントとコツ(前篇)
岡田琴菜とは?
写真:岡田琴菜(愛知工業大)/撮影:ラリーズ編集部
岡田琴菜は明徳義塾高校(高知)時代にインターハイで単複の両方で準優勝の経験を持ち、大学でも全日学で好成績を収めている学生トップクラスの実力者です。大川真実(愛知工業大)とのダブルスのコンビネーションは抜群で、Tリーグ・トップおとめピンポンズ名古屋でも白星を挙げるほどの実力があります。
それでは、岡田琴菜のプロフィールについて詳しく見ていきましょう。
プロフィール
写真:女子ダブルスの岡田琴菜/大川真実(愛知工業大)ペア/撮影:ラリーズ編集部
岡田琴菜は、2002年6月21日生まれの19歳(2022年3月時点)です。兵庫県出身で、中学は高知の名門・明徳義塾に進学しました。中学3年生の時には、全国中学校卓球大会にて女子団体で優勝を飾っています。
高校もそのまま明徳義塾で技術を磨いてきました。2019年の高校総体では2年生でありながら女子シングルスで準優勝、女子ダブルスでも準優勝に輝くほどの実力をつけています。高校を卒業すると、強豪である愛知工業大学に進学しました。
2019年の全日本大学総合卓球選手権では女子シングルスで第3位、大川真実(愛知工業大)と組んだ女子ダブルスでも第3位と学生トップクラスの実力を持つまでに成長しました。2021年には大川とともにTリーグ・トップおとめピンポンズ名古屋への加入が決まり、2021-2022シーズンに参戦していました。
Tリーグでは単複で勝利を挙げていて、特にシングルスではシンガポール代表でもある于梦雨(ユモンユ)に勝つなど、国際レベルでも実力が高い選手となってきています。
プレースタイル
岡田琴菜は右シェーク裏裏の攻撃型で、スピードのある強烈な両ハンドドライブが特徴です。また、サービスの種類も豊富にあります。
岡田は一発で打ち抜けるスピードのあるドライブを打つことが多いです。フォアハンドのみならず、バックハンドでもノータッチで抜くことがあります。フットワークも早く、回り込んでフォアハンドで決めに行く場面が多く見られます。ダブルスでも得点を決める役割が多いそうです。
サービスも豊富で、順横回転を中心に、巻き込みの逆横回転サービスやバックハンドサービスなど相手の戦型や戦術によって使い分けています。回転の区別もつけづらく、得意のフォアハンドドライブに持っていけるサービスを駆使して得点につなげています。
使用用具
岡田琴菜の使用用具は不明です。2019年の時にはラケットにBUTTERFLYの『ティモボルALC』、ラバーは両面にNittakuの『ファスタークG-1』を使用していたそうです。
「ティモボル」シリーズはBUTTERFLYの人気ラケットシリーズで、かつては木材合板のものから特殊素材入りまで豊富な種類のラケットが発売されていましたが、現在は『ティモボルALC』、『ティモボルZLC』、『ティモボルZLF』の3シリーズが販売されています。
『ファスタークG-1』はNittakuが誇る大人気ラバーで、男子では森薗政崇(BOBSON)が、女子では伊藤美誠(スターツ)らが使用していることでも有名です。「ファスターク」シリーズでは他にも、『ファスタークC-1』、『ファスタークP-1』、『ファスタークS-1』が販売されています。
>>バタフライの卓球ラケットおすすめ17選 新作モデルやペンホルダーも紹介
>>【卓球】ファスタークシリーズを一挙紹介&比較!日本代表選手も使用する高性能ラバー
世界ランキング
岡田琴菜の世界ランキングは2022年3月時点でありません。国際大会での活躍に期待がかかります。
日本国内での成績
2016年 | 全国中学校卓球大会 | 女子団体優勝 |
2019年 | 高校総体 | 女子シングルス準優勝、女子ダブルス準優勝 |
大阪オープン | ジュニア女子シングルス準優勝 | |
2021年 | 全日本大学総合卓球選手権 | 女子シングルス第3位、女子ダブルス第3位(大川真実と) |
まとめ
全中、インターハイ、全日学でそれぞれ上位に進出した経験を持つ学生トッププレーヤーが、全日本選手権や国際大会で好成績を収めることができるのか。今後の彼女の活躍に目が離せません。