文:ラリーズ編集部
今回は、卓球国内リーグ・ノジマTリーグ「琉球アスティーダ」に所属しており、世界ランキング上位入りを目指す有延大夢を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から国際大会での戦績についても触れます。
2021年に実業団のリコーを退社し、琉球アスティーダ専属のプロ卓球選手として戦い始めた有延大夢のプロフィールを見ていきましょう。
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このページの目次
有延大夢とは?
有延大夢は、2018年の日本リーグ前期大会で最高殊勲選手賞を受賞などの実績を持つ選手です。また、国際大会でも2017年にはUSオープンで優勝し、オーストラリアオープンでは世界ランキングでは格上のディアゴ・アポロニアにも勝利するという大金星を収め、注目を集めている選手です。
Tリーグにも参戦しており、琉球アスティーダの一員として2020年2月に行われたセカンドシーズン最終戦ではT.T彩たまのリアム・ピッチフォードに勝利し、チームを逆転勝利に導くなどの活躍を見せました。
そんな有延大夢のプロフィールを見ていきましょう。
プロフィール
有延大夢は1994年10月12日生まれの27歳(2021年11月時点)で、福岡県出身です。
卓球を始めたのは4歳のころからです。父親と兄の影響を受けラケットを握り始めます。
写真:有延大夢/提供:©T.LEAGUE
中学は山口県の名門校・野田学園に入学しました。吉村真晴らとともに、橋津文彦監督の指導を受けます。高校2年のインターハイではダブルス優勝という輝かしい実績を残しました。
高校卒業後は明治大学へと進学し、2013年、2014年全日本大学総合選手権のダブルスで優勝し、タイトルを積み重ねます。
明治大学卒業後は、2017年から実業団リコーに所属し、翌年2018年には前期日本卓球リーグにて優勝を成し遂げました。さらに、同年の全日本卓球選手権大会(団体の部)優勝、JTTLファイナル4優勝とエースとしてめざましい活躍を見せ、最高殊勲選手賞を受賞しました。また、2017年のUSオープンで優勝など、国際大会でも好成績を残しています。
写真:有延大夢/撮影:ラリーズ編集部
2018年からはTリーグの「琉球アスティーダ」にも所属しています。2019年からのセカンドシーズンでは水谷隼やリアム・ピッチフォードらの世界のトップで活躍している選手たちにも勝利しています。
2021年には、リコーを退社し、琉球アスティーダ専属のプロ卓球選手として戦うことを発表しました。2021年からの4thシーズンには、張本智和にフルゲームの末勝利するなどの活躍を見せています。
有延大夢Twitter
プレースタイル
有延大夢の戦型は、右シェーク裏裏のドライブ型です。両ハンドのスピードドライブを武器としている選手です。
ラリー戦を得意としており、スピードは国内トップクラスといえるでしょう。また、最近では、学生時代には苦手としていたサービスや台上技術を磨き、サービスやレシーブでプレッシャーをかけ、強みであるスピードドライブにつなげていくスタイルとなっています。
使用用具
有延大夢はバタフライの契約選手で、使用ラケットはアリレートカーボンを搭載した特注ラケットで、ラバーはフォア面に「テナジー05ハード」、バック面に「ディグニクス05」を使用しているようです。
世界ランキング
有延大夢の現在の世界ランキングは241位(2021年11月時点)です。過去最高ランキングは233位(2018年10月時点)です。過去対戦成績を見てみると世界ランキング上位の選手にも多くの勝ち星を収めており、今後の活躍次第ではより上位に食い込むことが期待できます。
国内大会での主な戦績
2011年 | インターハイ | 男子ダブルス優勝 |
2013年 | 全日本大学総合選手権 | 男子ダブルス優勝、男子シングルス優勝 |
2014年 | 全日本大学総合選手権 | 男子ダブルス優勝 |
2018年 | 前期日本卓球リーグ | 優勝 |
JTTLファイナル4 | 優勝 |
国際大会での主な戦績
2016年 | フィンランドオープン | シングルスベスト4 |
2017年 | USオープン | シングルス優勝 |
まとめ
若くして国内外で多くの好成績を残し、Tリーグでは世界のトップ選手とも互角の勝負を繰り広げる活躍を見せている有延大夢。今後も活躍が期待される有延大夢の挑戦に要注目です。
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