文:ラリーズ編集部
今回は、シングルス、ダブルスともに世界トップレベルを維持し、ハンガリー代表を支えるゲオルギナ・ポータ(ハンガリー)を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。
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このページの目次
ゲオルギナ・ポータとは?
ゲオルギナ・ポータは、2013年から国際大会で徐々に頭角を現してきた選手です。2014年からは国際大会でタイトルを獲得するようになり、2017年にはEKHOLM Matilda(ハンガリー)と組んだダブルスでも次々と優勝を飾るなど、安定した実力を持ち続けている選手です。
ゲオルギナ・ポータのプロフィール
ゲオルギナ・ポータは、1985年1月13日生まれの40歳(2025年5月時点)です。ハンガリー出身で、ドイツのクラブチーム、ベルリン・イーストサイドに所属し、ヨーロッパチャンピオンズリーグに参戦していました。2019/2020シーズンは、ベルナデッタ・スッチ(ルーマニア)やユ・フ(ポルトガル)らとともに、チームのプレーオフ進出に貢献しました。
また、ハンガリー代表としても女子団体での取りこぼしは少なく、2019年のヨーロッパ競技大会では女子団体でハンガリー代表をベスト4に導いています。
自身のInstagramには、プライベートな写真はもちろん、チームメイトと笑顔で写った写真も多く私生活の充実ぶりがうかがえます。こちらも見逃せません。
ゲオルギナ・ポータのプレースタイル
ゲオルギナ・ポータの戦型は右シェーク裏裏の攻撃型で、バックハンドサーブからのバックハンド攻撃が特徴です。また、上から叩くように振る両ハンドの攻撃も威力は高いです。
女子の選手は男子の選手よりも比較的身長が低いため、少し浮いた球でもスマッシュを用いることがあります。それ故に、女子の選手のほとんどはスマッシュとドライブの使い分けがとてもうまいです。基本的に前陣で戦うことの多い女子の高速卓球において、回転量やスピードに差があるスマッシュとドライブを使い分けることができるのは、それだけで1つの武器になります。
ゲオルギナ・ポータもまた、この使い分けが得意な選手の1人です。特にカットマンに対しては、この2種類を徹底的に使い分けることで相手を苦しめています。それに加えて、対上回転に対するバックハンドドライブの回転は強烈でしばしば相手がブロックのオーバーミスをすることがあります。
ゲオルギナ・ポータの使用用具
ゲオルギナ・ポータの使用用具は、ラケットがJOOLAの「TPE ファイト」、ラバーはフォア面にJOOLAの「エクスプロード」、バック面にBUTTERFLYの「テナジー64」を使用しているそうです。
フォア面の「エクスプロード」は、JOOLAが開発した最新のスピン系テンションです。ゲオルギナ・ポータはこのラバーによってフォアハンドの強力な攻撃を可能にしています。バック面の「テナジー64」は「テナジー」シリーズの中では柔らかく、スピード重視のラバーになっています。
ゲオルギナ・ポータの世界ランキング
ゲオルギナ・ポータの世界ランキングは107位(2025年5月時点)です。最高ランキングは14位(2015年1月)です。
ゲオルギナ・ポータの国際大会での主な成績
| 2012年 | スウェーデンオープン | 女子シングルス:ベスト4 |
| 2013年 | USオープン | 女子シングルス:ベスト4 |
| チェコオープン | 女子シングルス:ベスト4 | |
| 2014年 | 女子ワールドカップ | 女子シングルス:4位 |
| ベルギーオープン | 女子シングルス:優勝 | |
| グランドファイナル | 女子シングルス:ベスト4 | |
| 2016年 | ベルギーオープン | 女子シングルス:優勝 |
| 2017年 | ハンガリーオープン | 女子ダブルス:準優勝(ペア:マチルダ・エコーム) |
| インドオープン | 女子ダブルス:優勝(ペア:マチルダ・エコーム) | |
| スロベニアオープン | 女子ダブルス:優勝(ペア:マチルダ・エコーム) | |
| ブルガリアオープン | 女子ダブルス:準優勝(ペア:マチルダ・エコーム) | |
| チェコオープン | 女子ダブルス:準優勝(ペア:マチルダ・エコーム) | |
| 2018年 | スペインオープン | 女子シングルス:ベスト4 |
| クロアチアオープン | 女子ダブルス:準優勝(ペア:マチルダ・エコーム) | |
| 2019年 | スロベニアオープン | 女子シングルス:優勝 |
まとめ
ハンガリー代表を引っ張る大黒柱が、今後も国際大会で上位に上がってくるのか。今後の彼女の活躍に注目です。
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