文:ラリーズ編集部
今回は、“韓国卓球界の女神”と呼ばれるカットマンの徐孝元(ソヒョウォン・韓国)について紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。
このページの目次
徐孝元とは?
徐孝元は、2014年のグランドファイナルで準優勝、2018年のドイツオープンで準優勝など、多くの大会で好成績を残している韓国の選手です。2016年にはリオ五輪にも出場しました。2018-2019シーズンにはTリーグにも参戦し、トップおとめピンポンズ名古屋の一員として見応えのあるラリーで観客を沸かせました。
また、美人アスリートとしても注目されており、インスタグラムなどのSNSでは日本のファンからも「かわいい」などと評判になっています。
徐孝元のプロフィール
徐孝元(ソヒョウォン)は1987年5月10日生まれの32歳(2023年9月時点)で、韓国の慶州市出身です。大好きなチョコパイを目当てに通っていた小学校の卓球クラブで9歳のときに卓球を始め、妹と一緒に卓球に打ち込むようになりました。
徐孝元は、ジュニアの大会やワールドツアーのU21では目立った成績を残せませんでしたが、2013年の韓国オープンでは、石川佳純に勝利して女子シングルス優勝を飾りました。その後、2013年のポーランドオープンで優勝、2015年のベルギーオープンで優勝などの快進撃を見せ、世界のトッププレーヤーの仲間入りを果たしました。
2015、2016年には「世界NO.1リーグ」の呼び声も高い、中国超級リーグに参戦して腕を磨き、2016年のリオ五輪では女子シングルスでベスト16に進出しました。
Tリーグでは2017-2018の1stシーズンからトップおとめピンポンズ名古屋に所属し、202-2023シーズンに退団するまで5シーズンに渡ってプレーしました。
また、徐孝元は美人アスリートとしてメディアで話題となり、自身のインスタグラムのフォロワーも3万人以上と、そのルックスでもファンを魅了しています。また、現在YouTuberとして活動している妹の動画にも度々出演するなど、卓球の普及にも貢献しており、様々な方面から卓球界を盛り上げる活躍をしています。
徐孝元のSNS
徐孝元のプレースタイル
徐孝元の戦型は、右シェークバック粒のカット型です。粘り強いカットと相手の隙を突く攻撃が特徴的な選手です。
徐孝元は、カット型の選手の中では攻撃も多いタイプのプレースタイルで、サーブからの3球目攻撃や相手の緩いドライブに対するカウンターなどで隙があれば威力のあるフォアハンドやバックのプッシュで積極的に攻撃をしかけるのが特徴的です。
また、多彩なサーブやバックの粒高ラバーを活かしたカットやツッツキの変化も得点源となっており、ベテラン選手らしく様々な戦術の引き出しを持っている選手であると言えます。
徐孝元の使用用具
VICTASの契約選手である徐孝元は、ラケットがバタフライの『朱世赫』、ラバーはフォア面にバタフライの『テナジー64』、バック面にVICTASの『CURL P1V』を使用しているようです。
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徐孝元の世界ランキング
徐孝元の世界ランキングは61位(2023年9月時点)で、最高ランキングは8位(2015年1月)です。
徐孝元の主な成績
2013年 | 韓国オープン | 女子シングルス:優勝 |
ポーランドオープン | 女子シングルス:優勝 | |
2014年 | ドイツオープン | 女子シングルス:準優勝 |
グランドファイナル | 女子シングルス:準優勝 | |
2015年 | ベルギーオープン | 女子シングルス:優勝 |
2016年 | リオ五輪 | 女子シングルス:ベスト16 |
2018年 | ドイツオープン | 女子シングルス:準優勝 |
ジャカルタアジア競技大会 | 女子団体:銅メダル | |
2021年 | 世界選手権ヒューストン大会 | 女子シングルス:ベスト8 |
2023年 | アジア選手権 | 女子団体:銀メダル |
まとめ
韓国を代表する選手として長期にわたる活躍を見せており、Tリーグでプレーしていたこともあり日本人のファンも多い徐孝元。今後も日本選手にとって強力なライバルとして立ちふさがるでしょう。“韓国の女神”とも呼ばれる彼女は今後のワールドツアーや東京五輪でどのような活躍を見せるのか。期待が高まります。
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