【卓球】CURL(カール)シリーズを徹底比較 変化から攻撃まで幅広いプレーを実現する粒高ラバー | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

卓球用具紹介 [PR] 【卓球】CURL(カール)シリーズを徹底比較 変化から攻撃まで幅広いプレーを実現する粒高ラバー

2023.05.01

カール(CURL)シリーズは、VICTASの粒高ラバーシリーズであり、多くの粒高愛好家が使用しているラバーです。1977年、元祖『CURL(カール)』が発売されて以来、様々なシリーズが販売されています。

まさに“魔球”と呼ぶのがふさわしい「変化のあるボール」を生み出すカールシリーズについて、各商品でどのような特長があるのか、どのような選手に適しているのか、カールシリーズを使用している韓国エースカットマンの徐孝元(ソヒョウォン)選手のコメントを参考にしながら、詳しく見ていきましょう。

>>【卓球】粒高ラバーおすすめ10選 ペン粒やカットマンに向いているラバーを紹介

カール(CURL)シリーズとは

カールシリーズの起源は1977年にさかのぼります。シートの粒形状が打球時に曲がるということから「CURL(=ねじ曲げる。ひねる)」と名付けられました。この元祖『カール』では、使いやすさよりも誰もが予想できない様な絶対的な変化量を優先、追求されたそうです。発売後すぐの世界選手権では、カールを使用した日本男子代表のカットマン選手がベスト16に入ったという実績もあり、その当時では見たことがないほどの切れ味や変化に誰もが驚愕しました。

その後、1999年から『カールP-1R』が発売開始、1981~2001年まで販売し2008年から復刻発売されている『カールP-2』、1985年から発売開始した『カールP-3』、ルール改正に伴い終売となったカールP-3αに代わって、1999年新たに発売された『カールP-3αR』、2008年から発売となった『カールP-H』、そして2011年から発売している『カールP-4』の6種類が発売されていました。

その後、VICTASとTSPが統一ブランドとなり、
『カールP-1R』→『カールP1V』
『カールP-2』→『カールP2V』
『カールP-3』→『カールP3V』
『カールP-3αR』→『カールP3αV』
『カールP-4』→『カールP4V』
『カールP-H』→『カールP5V』
と名称が変更されましたが、現在でも6種類が発売されています。

6種類展開されているカールシリーズには、それぞれ異なる特長があります。各シリーズの強みを確認しましょう。

シリーズ最大の変化量の『カールP1V』

粒が高く、細い『カールP1V』は、カールシリーズの中でも最大の変化度を誇るラバーです。変化を最大化するために、形状比率で規定範囲ギリギリの設計値で開発されています。また、ゴムの配合においても、打球時の曲がりやすさを引き出せるよう、極めて柔らかな材料が採用されています。

粒高ラバーはカットの際に、相手の軽打に対しては返球が不安定になるというのが定説になっています。しかし『カールP1-R』では威力のある球には強い変化を維持しつつも、軽打に対しても自ら切るカットが可能な設計となっています。

一般的な粒高の最大の問題点は、ツッツキのコントロールが難しいことと、ツッツキが切れないということです。しかし『カールP-1R』は、柔らかな粒が採用されているため、切ったボールを安定して出すことができ、この弱点も克服。これが『カールP1V』がトップ選手にも愛用される理由になっています。

VICTAS契約選手の小塩遥菜選手も実際に『カールP1V』を使用しています。

使用選手:ソヒョウオン選手のコメント

『カールP1V』を使用している選手として、韓国のエースカットマン「ソヒョンオン選手」がいます。

ソヒョウオン選手は、この『カールP1V』について「いろいろなタイプの粒高ラバーを試しましたが、その中で自分に一番合うと感じたのがカールP1Vです。このラバーを選ぶ理由は、球質、ロングカットの安定感、ショートカットでの変化、特にバックカットやバックのプッシュがやりやすく、変化をつけやすいからです。私が考える理想的な粒高ラバーは球質、安定感、そして送りたい球質よりそれ以上の変化になることですが、カールP1Vは私の理想をまさに実現しているようなラバーです。」とコメントしています。

まさに、トップ選手から強く信頼されるラバーになっているようです。

>>【卓球】CURL(カール)P1Vの性能を徹底レビュー シリーズ最大の変化量を誇る粒高ラバー

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安定感と攻撃性を求めるなら『カールP2V』

※(公財)日本卓球協会のルール改定により、2012年6月14日より『カールP-2ソフト』(2022年現在は『カールP2V』)は【表ソフトラバー】に変更となりました。ラージボール競技でも使用できます。

粒が長くて太い『カールP2V』は、変化量は少ないですが、ブロックやカットの安定性と攻撃時のスピードが魅力的なラバーです。粒高は基本的にツッツキのコントロールが難しいですが、『カールP2V』は粒が太いため、不安定な揺れが少なくツッツキがやりやすいのが特徴です。

コントロールとスピードに優れたラバーに仕上がっているため、独特の変化に加えて、攻撃のしやすさに重点を置く選手にぴったりです。カットをすればキレが良く、変化をつけた前陣でのブロックなども可能になります。

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粒高初心者にもおすすめ!使いやすさの『カールP3V』

『カールP3V』はシリーズの中でも使いやすさを重視して開発されたラバーです。カールシリーズの中では、変化度は中間程度ですが、相手の回転を利用しやすく切れ味も良い一方で、扱いやすさもあるというラバーになっています。

程よい変化と安定感を兼ね備え、扱いやすさはシリーズ一番です。そのため、粒高初心者の方にもおすすめなラバーとなっています。このラバーから始めて、より変化を求めるのであれば『カールP1V』、さらに安定感や攻撃性を求めるのであれば『カールP2V』など、自身のスタイルに合わせてラバーを選ぶのが良いでしょう。

>>【卓球】CURL(カール)P3Vの性能を徹底レビュー シリーズ一番の扱いやすさが特徴の粒高ラバー

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使いやすさの中に変化を求める『カールP3αV』

粒がスリムでソフトになった『カールP3αV』は、従来のカールシリーズを使った多くの選手からさまざまな意見を吸い上げ、試行錯誤しながらようやく製品化されたラバーです。

「P1Vでは少し難しい」、「P1Vの変化に近く、P3Vみたいに使いやすくしてほしい」との要望が多くあがっていたため、開発されました。そのような要望に答えるべく、形状比率やゴム配合を徹底的に研究して完成したモデルになっており、使いやすさを保ちつつも最大限変化が出るようなラバーに仕上がっています。

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カットマンのための『カールP4V』

「カットマンのためのカール」として誕生した新たなモデルが『カールP4V』。このラバーの特徴は高いバランス性能にあり、幾度となく試験された結果、ラージボールのラバーでも使用される柔らかいスポンジが採用されています。切れ味抜群のP-1Rをベースにしながらも、粒形状は柔らかなスポンジの上でも粒が倒れやすいようにシートが設計されました。

「吸収する安定力」と「相手を困惑させる切れ味」が両立したラバーに仕上がっています。粒高ラバーでのツッツキやカットは安定させるのが難しいですが、『カールP4V』は安定感が非常に高くツッツキやカットのやりやすさが特徴です。

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攻撃ができる粒高『カールP5V』

粒が長くて硬い『カールP5V』は、「粒高は柔らかい」という常識を覆したラバーです。VICTAS社が展開する表ソフトラバー『スペクトル』よりも硬く仕上がっています。硬いために粒の揺れが非常に少なく、粒高のあらゆる技術に安定感が生まれます。

攻撃するとスピード性ナックルボールになり、守備においてもコントロール性に優れた安定したカットができる他、粒高では難しかったツッツキもよりやりやすくなっています。「粒高=守備向けラバー」という固定概念から脱却し、「攻撃ができる粒高ラバー」という新たなジャンルのラバーになっています。

VICTAS契約選手で、2022年の全日本大学総合卓球選手権大会(通称:全日学)女子シングルス準優勝の出澤杏佳(専修大)選手もバック面に『カールP5V』を使用しています。

>>【卓球】CURL(カール)P4Vの性能を徹底レビュー 変化と安定を両立させたカットマン用粒高ラバー

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まとめ:「カール」シリーズで勝てる卓球を実現しよう

カールシリーズは、様々なプレースタイルに合わせてシリーズが展開されています。

・シリーズ最大の変化量の『カールP1V』
・安定感と攻撃性を求めるなら『カールP2V』
・粒高初心者にもおすすめ!使いやすさの『カールP3V』
・使いやすさの中に変化を求める『カールP3αV』
・カットマンのための『カールP4V』
・攻撃ができる粒高『カールP5V』

自身のプレースタイルに合わせた商品をぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。

「カール」シリーズ以外のおすすめラバーはこちら

>>【2023年最新版】卓球ラバーおすすめ50選 種類別(裏ソフト/表ソフト/粒高)ランキングも

写真提供:株式会社VICTAS