デボラ・ビバレリーの使用用具・大会成績・プロフィール | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:デボラ・ビバレリー(イタリア)/提供:WTT

卓球選手紹介 デボラ・ビバレリーの使用用具・大会成績・プロフィール

2024.07.24

文:ラリーズ編集部

今回は、東京五輪に出場、一家で卓球を愛するデボラ・ビバレリー(イタリア)を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。

デボラ・ビバレリーとは?

デボラ・ビバレリーは、国内で5度の優勝を誇るイタリアのトッププレーヤーで、家族も卓球をこよなく愛する卓球愛好家の一員です。東京五輪で五輪初出場を飾り、欧州のトッププレーヤーとして活躍しています。

デボラ・ビバレリーのプロフィール

デボラ・ビバレリー(DEBORA VIVARELLI)は1993年1月28日生まれの31歳(2024年7月時点)で、イタリアのボルツァーノ出身です。6歳の時に母親が運営するクラブチームで卓球を始めました。姉がコーチとして指導しているほか、父親と妹も卓球選手としてプレーしている卓球愛好家の一員です。

2010年にはヨーロッパ選手権で10代後半ながらシングルスベスト8と好成績を収め、欧州のトッププレーヤーの仲間入りを果たします。その後も国際大会で活躍しており、2021年には東京五輪に女子シングルスで初出場を果たすと、2024年にパリ五輪でも女子シングルス出場を決めました。

デボラ・ビバレリーのSNS

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デボラ・ビバレリーのプレースタイル

デボラ・ビバレリーの戦型は右シェーク裏裏の攻撃型で、パワーのあるフォアハンド強打とバックハンドのカウンターが特徴的なプレースタイルです。

デボラ・ビバレリーはフォアハンド主体の選手で、隙があれば回り込んでフォアハンドドライブを打ち込みます。回転量もあるため、ループドライブで相手のブロックのミスを誘うこともできます。相手に先手を打たれても、カウンターが安定しているため自分の得点に結びつけることができます。

一方、バックハンドで下回転を持ち上げることは少なく上回転のラリーの際に強烈なミート打ちやドライブを放つことが多いです。下回転を持ち上げる回数が少ない分バックハンドはほかの選手よりも高めに構えていることが多く、カウンターの際に相手コートの奥深くにバウンドするような打球を放つことができます。

デボラ・ビバレリーの使用用具

デボラ・ビバレリーはSTIGAの契約選手で、ラケットはSTIGAの『サイバーシェイプカーボンCWT』、ラバーには両面にSTIGAの『DNA PLATINUM XH』を使用しているそうです。

『サイバーシェイプカーボンCWT』は、STIGAの人気ラケット『サイバーシェイプカーボン』に改良を加え、「CWT(カスタムウェイトテクノロジー)」と呼ばれる付属の重りを付け替えることで自分に適した重さのラケットに近づけることができるようになっています。

『DNA PLATINUM XH』は、STIGAのハイエンドラバー「DNA PLATINUM」シリーズの中で最も硬いラバーで、その性能の高さからトルルス・モーレゴード(スウェーデン)をはじめ多くの契約選手に愛されています。

>>【卓球】DNA PLATINUM XHの性能を徹底レビュー スピードとパワーを追求したハイスペック裏ソフトラバー

デボラ・ビバレリーの世界ランキング

デボラ・ビバレリーの世界ランキングは110位(2024年7月時点)で、最高ランキングは69位(2020年3月)です。

2018年以降2桁ランクをキープしていましたが、2022年に100位台後半まで下降しています。しかし2024年に入ってからは徐々に上昇の兆しを見せています。

デボラ・ビバレリーの主な成績

2010年 ヨーロッパ選手権 女子シングルス:ベスト8
2019年 ナイジェリアオープン 女子シングルス:ベスト4
2021年 WTTコンテンダーチュニス 女子ダブルス:ベスト4(ペア:ギオギア・ピッコリン)
2023年 WTTフィーダーストックホルム 女子シングルス:ベスト4
2024年 WTTフィーダーマンチェスター 女子シングルス:ベスト4

まとめ

フォアハンドを軸に国際大会で活躍を続ける卓球愛好家が、国際大会での優勝や世界選手権等の上位進出を果たせるか。今後の彼女の活躍に期待がかかります。

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