今回は、かつてポルトガル代表として活躍し、現在はスペイン代表として国際大会で活躍するシャオ・マリア(スペイン)を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。
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シャオ・マリアとは?
シャオ・マリアはポルトガルとスペインの2か国で代表となった経歴がある選手です。2012年にスペインの国籍を取得し卓球協会に登録してから、2021年にはスペイン代表として東京五輪に出場するまでに成長を遂げた、スペインを牽引する存在となっています。
シャオ・マリアのプロフィール
シャオ・マリアは1994年5月19日生まれの29歳(2023年8月時点)で、スペインのバルセロナ出身です。両親は中国人で、幼少時にポルトガル領のマデイラ諸島へ移住しました。2012年まではポルトガル国籍を持ちポルトガルの代表選手となっていましたが、その後はスペイン国籍を取得し、スペインの代表選手となっています。
国際大会ではスペイン代表として参戦するほか、イタリアリーグにも参戦しています。国際大会では2018年の世界選手権でアドリアーナ・ディアス(プエルトリコ)に3-0で勝利している経歴があります。2012年のロンドン五輪にはポルトガル代表の控えとなっていましたが、2021年の東京五輪シングルス欧州予選ではスペイン代表として五輪本戦への挑戦権を獲得しました。
シャオ・マリアのSNS
Clasificada para los Juegos de Tokyo🇯🇵🤩Quiero agradecer a todos por el apoyo y en especial a @rfetm_tenismesa , @UCAM_Deportes , @car_rmurcia , @becaspodium , grupo de entreno de la Blume y entrenadores , @ButterflyEuropa y mi Familia! VAMOSSS🏓️🇪🇸 pic.twitter.com/hZ5so6boEC
— María Xiao (@MXiaoPodium) April 27, 2021
シャオ・マリアのプレースタイル
シャオ・マリアは左シェーク裏裏の攻撃型で、相手に打たせてからラリーに持ち込むのが特徴です。
シャオ・マリアは基本的に相手に打たせるプレーが得意です。相手のサービスに対してツッツキやフリックを使用して相手がドライブを振ってきたら合わせてラリーで相手のミスを誘います。前中陣での両ハンドの安定感はトップクラスで、ミスがとても少ないです。
一方で自分が打つ展開の時には、コースを突いてラリーになる前に点を取ります。主に自分のサービスで相手のレシーブが浮くのを待ち、浮いてきたところをすかさず決めにいくのがシャオ・マリアの攻撃パターンです。女子選手の中では身長が高い方であるため、リーチを活かしたパワーのある攻撃もまた彼女の持ち味です。
シャオ・マリアの使用用具
シャオ・マリアは、ラケットは『水谷隼 ZLC』、ラバーは両面に『テナジー05』を使用しているそうです。
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シャオ・マリアの世界ランキング
シャオ・マリアの世界ランキングは63位(2023年8月時点)で、最高ランキングは54位(2018年11月)です。
シャオ・マリアの主な成績
2018年 | ポーランドオープン | 女子ダブルス:ベスト4 |
地中海選手権 | 女子団体:金メダル | |
2019年 | スペインオープン | 女子ダブルス:ベスト4 |
2021年 | 東京五輪 | 女子シングルス:ベスト32 |
2022年 | WTTスターコンテンダードーハ | 混合ダブルス:ベスト4 |
地中海競技大会 | 女子シングルス:銅メダル | |
WTTコンテンダーリマ | 女子ダブルス:ベスト4、混合ダブルス:ベスト4 | |
ヨーロッパ選手権 | 女子ダブルス:銅メダル | |
WTTコンテンダーノヴァゴリツァ | 女子ダブルス:ベスト4 | |
WTTフィーダーフォートローダーデール | 女子シングルス:ベスト4、混合ダブルス:準優勝 | |
2023年 | WTTフィーダーデュッセルドルフ | 女子シングルス:ベスト4 |
WTTスターコンテンダーバンコク | 混合ダブルス:ベスト4 | |
WTTコンテンダーリマ | 混合ダブルス:優勝 |
まとめ
スペイン代表として五輪本戦に出場する権利を得た実力派サウスポーが五輪の舞台で自らのプレーを最大限に引き出すことができるのか。今後の彼女の活躍に目が離せません。