今回は、ブラジル女子代表を牽引する主力選手、ジェシカ・ヤマダ(ブラジル)を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。
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ジェシカ・ヤマダとは?
ジェシカ・ヤマダは、ブルーナ・タカハシ(ブラジル)やカロリーナ・クマハラ(ブラジル)とともにブラジル女子代表を牽引する実力派の選手です。
幼少期から日本文化の影響を受けながら、日本的卓球を深めてきたジェシカ・ヤマダは、パンアメリカン大会や国際大会で活躍、世界選手権や東京五輪にも出場しています。
正統派の卓球をしますが、フォアハンドとバックハンドで対照的なプレーをするのが彼女の卓球の持ち味です。それではジェシカ・ヤマダのプロフィールについて詳しく見ていきましょう。
プロフィール
ジェシカ・ヤマダは、1989年10月13日生まれの32歳(2021年12月時点)です。ブラジルのサンパウロ出身で、アスリート兼コーチであった父親の影響で卓球を始めました。
13歳のときに日本の卓球道場で3ヶ月練習に励み卓球の腕前を上げていきました。その後2009年に横浜で行われた世界選手権個人戦に初出場を遂げました。
国内外で着実に成績を残していき、パンアメリカン競技大会ではダブルスや団体で活躍を見せていました。世界選手権にも計8回出場しているほか、東京五輪にもブルーナ・タカハシ、カロリーナ・クマハラとともに代表として出場しました。
そんなジェシカ・ヤマダですが、Instagramでも所属チームでの様子や試合動画が投稿されています。こちらもぜひご覧ください。
ジェシカ・ヤマダのInstagramはこちら!
プレースタイル
ジェシカ・ヤマダは右シェーク裏裏の攻撃型で、堅実なバックハンドと攻撃的なフォアハンド、多彩なサービスが特徴の選手です。
フォアハンドで返すときはフリックや流しを多用して上回転のラリーに持ち込み、パワードライブやスマッシュで攻めきっていくスタイルが彼女の卓球です。一方でバックハンドはブロックやラリーの安定感に富んでいます。
サービスも豊富で、順回転系のサービスや巻き込みでの逆横回転のサービスを頻繁に使い分けています。バックハンドで先手を仕掛ける場面が少ないため、逆横回転サービスを多用することがあります。
使用用具
ジェシカ・ヤマダの使用用具は、ラケットはBUTTERFLYの『アポロニアZLC』、ラバーはバック面に同じくBUTTERFLYの「テナジー」シリーズを使用しているそうです。フォア面については不明です。
BUTTERFLYのラケットといえば、「ティモボル」シリーズや「張継科」シリーズ等、契約選手の使用モデルが製品として販売されることが多いです。
『アポロニアZLC』もまた、欧州の代表選手であるティアゴ・アポロニア(ポルトガル)が共同で作り上げた使用モデルです。インナーファイバー仕様で、弾みのよいZLカーボンを搭載しています。
日本の代表選手でも「水谷隼」シリーズのほか、「張本智和」シリーズが使用モデルとして人気を博しています。
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世界ランキング
ジェシカ・ヤマダの世界ランキングは142位(2021年12月時点)で、自身最高ランクのままキープしています。2018年12月から100位台に上昇し、2019年以降徐々に100位前半へと上昇を続けています。
国際大会での主な成績
2013年 | ブラジルオープン | 女子シングルスベスト8 |
2018年 | パンアメリカン選手権 | 女子ダブルスベスト4(グイ・リンと) |
2019年 | パラグアイオープン | 女子ダブルスベスト8(ブルーナ・タカハシと) |
パンアメリカン選手権 | 女子シングルス第5位、女子ダブルスベスト8(カロリーナ・クマハラと) | |
パンアメリカン競技大会 | 女子ダブルス第3位、女子団体準優勝 |
まとめ
東京五輪にも出場することができたブラジルの実力派が、国際大会で更なる活躍を見せる事はできるのか。今後の彼女の活躍に注目です。