【卓球】CURL(カール)P1Vの性能を徹底レビュー シリーズ最大の変化量を誇る粒高ラバー | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

卓球用具紹介 [PR] 【卓球】CURL(カール)P1Vの性能を徹底レビュー シリーズ最大の変化量を誇る粒高ラバー

2023.09.14

「カール(CURL)」シリーズは、VICTASの粒高ラバーシリーズであり、多くの粒高愛好家が使用しているラバーです。1977年、元祖『CURL(カール)』が発売されて以来、様々なシリーズが販売されています。

まさに“魔球”と呼ぶのがふさわしい「変化のあるボール」を生み出すカールシリーズの中でも、今回は『カールP1V』にどのような特徴や性能があり、どのような選手に適しているのか、詳しく見ていきましょう。

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カール(CURL)シリーズとは

カールシリーズの起源は1977年にさかのぼります。シートの粒形状が打球時に曲がるということから「CURL(=ねじ曲げる。ひねる)」と名付けられました。この元祖『カール』では、使いやすさよりも誰もが予想できない様な絶対的な変化量を優先、追求されたそうです。発売後すぐの世界選手権では、カールを使用した日本男子代表のカットマン選手がベスト16に入ったという実績もあり、その当時では見たことがないほどの切れ味や変化に誰もが驚愕しました。

その後、1999年から『カールP-1R』が発売開始、1981~2001年まで販売し2008年から復刻発売されている『カールP-2』、1985年から発売開始した『カールP-3』、ルール改正に伴い終売となったカールP-3αに代わって、1999年新たに発売された『カールP-3αR』、2008年から発売となった『カールP-H』、そして2010年から発売している『カールP-4』の6種類が発売されていました。

その後、VICTASとTSPが統一ブランドとなり、

『カールP-1R』→『カールP1V』
『カールP-2』→『カールP2V』
『カールP-3』→『カールP3V』
『カールP-3αR』→『カールP3αV』
『カールP-4』→『カールP4V』
『カールP-H』→『カールP5V』

と名称が変更されましたが、現在でも6種類が発売されています。

粒が高く、細い『カールP1V』は、カールシリーズの中でも最大の変化度を誇るラバーです。変化を最大化するために、形状比率で規定範囲ギリギリの設計値で開発されています。また、ゴムの配合においても、打球時の曲がりやすさを引き出せるよう、極めて柔らかな材料が採用されています。

『カールP1V』の厚さは「1.0」「1.5」「OX(スポンジなし)」「0.5」が用意されており、VICTASの公式では、硬度が「55+3」となっています。

VICTAS契約選手の小塩遥菜や徐孝元(ソヒョウォン・中国)も実際に『カールP1V』を使用しています。

『カールP1V』の特徴

ここからは『カールP1V』の特徴を詳しく見ていきましょう。

特徴①:変化が大きい

『カールP1V』の特徴1つ目は、変化が大きいことです。

ロングでスリム、かつ柔らかく設計された粒のおかげで、インパクト時に粒が「曲がる」「つぶれる」、あるいはその両方が起こります。それによってボールが不規則な球質になり相手に予測されにくい返球を生み出します。

特徴②:カットが切りやすい

『カールP1V』の特徴2つ目は、カットが切りやすいことです。

『カールP1V』は硬度と粒形状のバランスがとれており、粒高を寝かせることで回転をかけることが可能です。威力のある球には強い変化を維持しつつも、軽打に対して速いスイングで自ら切るカットも可能な設計となっています。

特徴③:ツッツキ時のコントロールがしやすい

『カールP1V』の特徴3つ目は、ツッツキ時のコントロールがしやすいことです。

粒高ラバーは、ツッツキ時のコントロールが難しいことで知られています。しかし、『カールP1V』の粒は柔らかくてしなるので、粒を寝かせることで切ったボールを安定して出すことが出来ます。

『カールP1V』に向いているプレイヤー

ここからは『カールP1V』に向いているプレイヤーを詳しく見ていきましょう。

プレイヤー①:カットマン

『カールP1V』に向いているプレイヤーの1人目は、カットマンです。

『カールP1V』はカット時の変化量が大きく、相手を翻弄させることができます。また、自分から回転をかけることもできるので、粒高でのカットでも切れ味が抜群です。

プレイヤー②:前陣攻守型の選手

『カールP1V』に向いているプレイヤーの2人目は、前陣攻守型の選手です。

柔らかい粒をもつ『カールP1V』は、打球時に粒が曲がったりつぶれたりします。これが揺れる・曲がる・ナックルなどの多様な返球を可能にし、予測不能な嫌らしいボールを送ることができます。

まとめ:『カールP1V』で勝てる卓球を実現しよう

『カールP1V』はシリーズ最大の変化量を誇るラバーです。是非一度試してみると良いでしょう。

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