卓球人のこだわりグッズを紹介する「俺の卓球ギア」。
第62回となる今回は、専修大学卓球部で2年連続大学女王に輝き、現在は実業団の十六銀行で活躍する安藤みなみの卓球ギアを紹介する。
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このページの目次
安藤みなみの卓球ギア
写真:安藤みなみの卓球ギア/撮影:ハヤシマコ
戦型
右シェーク裏表
ラケット
福原愛プロ ZLF(FL・バタフライ)
ラバー
フォア:テナジー05(トクアツ・バタフライ)
バック:アタック8(中・アームストロング)
ユニフォーム
十六銀行のユニフォーム
こだわりのもの
リンツのチョコレート
名前入りキーホルダー
※ギアは取材時点のもの
福原愛に憧れて 安藤の用具のこだわり
十六銀行に所属する安藤は、大学時代に全日学2年連続2冠、社会人でも前期日本リーグMVP、全日本社会人準優勝と輝かしい実績を残している。
写真:安藤みなみ/撮影:ハヤシマコ
安藤の使用用具は、福原愛プロ ZLF(FL)にフォア:テナジー05(トクアツ)、バック:アタック8(中)。
「高校3年のインターハイが終わったときにちょうど発売されて使い始めました。福原愛さんが好きなので」と憧れの福原愛の名を冠したラケットを使用している。
写真:安藤みなみ(十六銀行)/撮影:ハヤシマコ
フォアのスマッシュとバックの変化が特徴の安藤は「テナジー05でスマッシュするのは普通しづらいと思います。しかもトクアツなんですよ。スマッシュを打ち始めたのがこのラバーだったので使っています」とフォアラバーを使うに至ったいきさつを語ってくれた。
バックのアタック8は福原愛さんも愛用していたラバーだ。「私はバックはアタック8しか使えないです。ラバー自体は硬くしたりでアタック8の中で微調整しています。福原愛さんはもうちょっと硬いのを使っていたらしいですが、それは難しくて使いこなせないですね」とコメントした。
写真:安藤みなみ(十六銀行)/撮影:ハヤシマコ
こだわりのものとしては、「名前入りキーホルダー」と「リンツのチョコレート」をあげた。
「キーホルダーは、母が全員に作ってきてくれて河田監督も持っています。リンツのチョコレートは、初めて食べたのが大学4年のときで、永尾尭子さん(現サンリツ)にナショナルチームの合宿のときに貰って、食べたらめちゃくちゃ美味しかった。こんな美味しいチョコあったのかと思って、そこからハマってます。甘いものは全般的に好きなんですけど、チョコレートは特に好きです」。
Tリーグの思い出「あれほど緊張した試合はなかなかない」
安藤は、専修大学4年時、トップおとめピンポンズ名古屋からTリーグファーストシーズンに参戦していた。シングルス4勝7敗とやや負け越しに終わるも、石川佳純を下す金星をあげている。
「Tリーグは全然感じたことのない緊張感でした。あれほど緊張した試合はなかなかないですね。でも石川選手ら格上の選手とやるときは思い切ってできました」と振り返った。
写真:TOP名古屋時の安藤みなみ/撮影:ラリーズ編集部
また、Tリーグの試合ならではの調整が印象深いと語る。「Tリーグは土日2時からとか平日夜とかお客さんが来る時間に試合をする。学生の試合で夜から始まることはなかったので、そういうことも経験もしました」。学生の卓球とは違うプロとしての卓球に触れ、学び成長していった。
海外選手とチームメートになったことも安藤にとっては大きかったようだ。
「チームメイトに世界ランキング一桁の選手がいて、みんな優しくて本当に良い人で、夜ご飯行ったりですごく楽しかったです。今でもワールドツアーでご飯に行ってくれます。鄭怡静(チェンイージン・チャイニーズタイペイ)、サマラ(ルーマニア)、徐孝元(ソヒョウォン・韓国)さん、ハン・イン(ドイツ)さんらみんなと仲良いです。鄭怡静は私を結構いじってきます(笑)」。友好関係が広がったとTリーグの思い出を笑顔で語った。
写真:世界でも活躍する安藤みなみ/提供:ittfworld
現在は、日本卓球リーグに所属し、ホームマッチなどで十六銀行の社員の応援を背に戦うことも多い。「銀行員さんがスーツを着たり、十六銀行のTシャツで揃えてピシッとした感じだったり、頭取さんが来てたりでまた別の緊張感あります」。Tリーグの経験を経て、日本リーグでも活躍する安藤。まだまだ成長を続ける安藤の戦いに注目だ。
写真:安藤みなみ(十六銀行)/撮影:ハヤシマコ
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