文:ラリーズ編集部
卓球人のこだわりグッズを紹介する「俺の卓球ギア」。
第13回となる今回は、国公立・九州大学に所属し、先日の春季大会で九州学生チャンピオンに輝いた柿並遼選手のギアを紹介する。
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柿並遼の卓球ギア
戦型
右シェーク裏裏
ラケット
馬龍5(FL・ニッタク)
ラバー
フォア:GF T48(特厚・ミズノ)
バック:ラクザ7 ソフト(特厚・ヤサカ)
ユニフォーム
九州大学オリジナルユニフォーム(紫)
タオル
デュッセフドルフのタオル(バタフライ)
こだわりのもの
目標設定用紙
※ギアは2019年6月時点のもの
ラリーズ編集部のコメント
写真:柿並遼(九州大学)/提供:柿並遼
現在、九州大学4年生の柿並遼は、九州の大学生を代表する選手の1人で、令和元年5月に行われた全九州学生春季卓球選手権大会では、強豪私立大学の選手を次々と破り、見事優勝を果たした。また、中学時代にも全中(全国中学校卓球大会)でシングルスベスト16という実績を持つ実力者だ。
柿並の使用用具は、馬龍5(FL)にフォア: GF T48(特厚)、バック:ラクザ7 ソフト(特厚)。
「今使っている馬龍5はグリップが細く、先端に重心があります。そのため、リラックスしても遠心力のおかげで威力が出るので、大事な場面でも安心してプレーできます。ラバーに関しては、僕は基本的にスイングスピードが遅いため、軽打でも回転のかかるものを求めました。緊張した場面でもちゃんと回転がかかってくれるので、勝ちやすいと個人的に思っています」とラケット、ラバーそれぞれの使用理由について語ってくれた。
また、ラケットとラバーの相性については「強く打ちたいときはラケットのおかげでスピードが出て、繋ぎたいときはラバーのおかげで回転のかかった質の高い繋ぎができるという非常に相性のいい組み合わせだと思います。自分の思い通りのパワーや回転のコントロールができる点が今の用具の最大の特徴です」と特徴を含め相性が良い理由を教えてくれた。
また、柿並はこだわりのギアとして、目標設定用紙をあげた。目標設定用紙とは、目標設定とお互いの課題の確認のためのミーティングを行う際に使用するもので、九州大学では月に1度そのミーティングを行っているという。
「目標設定用紙を常にラケットケースに入れ、試合の前日や不安なときに確認して頭を整理するのに使っています。自分の得点源・失点源を書いてるため、この習慣を続けてから試合で慌てることが少なくなりました」とのこと。試合で慌てがちなプレーヤーはぜひ参考にして、自分の得点源・失点源を整理して試合に臨んでみてはいかがだろうか。
最後に、今後の目標について「一昨年に達成できなかった全日学でまずは1勝すること」と力強く語ってくれた柿並。国公立大学の星・柿並遼の今後の活躍が楽しみだ。