卓球人のこだわりグッズを紹介する「俺の卓球ギア」。
第61回となる今回は、青森山田でインターハイダブルス優勝、中央大学では全日学準優勝、現在は実業団・十六銀行に所属する山本怜の卓球ギアを紹介する。
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このページの目次
山本怜の卓球ギア
戦型
右シェーク裏裏
ラケット
ローズウッド NCT VII(ST・STIGA)
ラバー
フォア:テナジー64(トクアツ・バタフライ)
バック:テナジー05(トクアツ・バタフライ)
ユニフォーム
十六銀行のユニフォーム
こだわりのもの
十六銀行のゼッケン
ストレッチ用のシート
※ギアは取材時点のもの
美女卓球アスリート、山本怜の用具や愛用品は?
青森山田中高、中央大学と学生時代からエリート街道を走ってきた山本。中央大では、全日学準優勝や全日本ダブルス3位、ユニバーシアードダブルス優勝と実績を残し、十六銀行では2018年後期日本リーグ優秀選手賞を受賞する活躍を見せた。
写真:山本怜(十六銀行)/撮影:ハヤシマコ
山本の使用用具はローズウッド NCT VII(ST)にフォア:テナジー64(トクアツ)、バック:テナジー05(トクアツ)。以前から愛用していたルデアックパワーが廃盤になったため、新しいラケットを使い始めたそうだ。
写真:山本怜(十六銀行)/撮影:ハヤシマコ
シートは試合でいつも持参しストレッチに使う愛用品で、ハートマークのついた日本リーグ用のゼッケンもお気に入りだという。
オフの日の意外な悩み
山本の所属する十六銀行は主将の加藤知秋と山本が最高学年で、1つ下に安藤みなみ、德永美子、加藤杏華、2つ下に竹本朋世がいる若いチーム構成だ。
「私が1年目のときは松澤(茉里奈)さんや高橋(真梨子)さんら年上の方がいたのですが、引退されて2年目で一気に年上になったので大丈夫かなと最初は不安がありました。でも、みんな大学などでエースとしてやってきた選手たちで、すごい練習頑張るし何だかんだまとまっていて、年齢が近いというのもあって仲良くて、結果的には良かったです」と十六銀行のチームの良さを語った。
写真:山本怜(十六銀行)/撮影:ハヤシマコ
社会人生活2年目のシーズンを終え、「前期リーグ、全日本実業団、ファイナル4も優勝できたので、結果はすごく良い感じでした。ただ、個人的には前期リーグと実業団は調子が良かったのですが、後期リーグはチームとしても5位であまり良くなかったですし、自分自身も自信がなくなっていました。ファイナル4は、また自分の卓球ができて4番で逆転勝利することができたので、基本的には良かったかなと思います」と総括した。
写真:山本怜(十六銀行)/撮影:ハヤシマコ
また、社会人生活で山本は切実な悩みがあるという。
「東海に来たのでオフの日に遊ぶ友達がいないです。基本卓球してるんですが、休みの日遊びに行く人がほとんどいなくて、暇なのが結構キツいですね。1人でスーパー行って食材買って料理してるぐらいです」。
中学高校は青森、大学は東京と社会人で初の東海地方ということもあり、息抜きには少々苦労をしているようだ。
写真:山本怜(十六銀行)/撮影:ハヤシマコ
その分、卓球面の調子は少しずつ上向いている。「大学からちょっとずつ団体戦が好きになってきて、十六銀行に入ってからは団体戦が楽しいです。去年良かったので、さらに上回れるような結果を出したいです」と意気込んだ。
十六銀行を牽引する山本の戦いから今後も目が離せない。
十六銀行卓球部特集
写真:十六銀行メンバー/撮影:ハヤシマコ
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