ニッタクは「アコースティック」シリーズを軸にラケットでも多くのプレーヤーの人気を集めてきました。そのニッタクの中で、名将とともに作り上げられた個性的なラケットがあります。それが、『剛力男子』です。
今回は、『剛力男子』を徹底的に分析し、7枚合板ラケットの特徴をおさえるとともに、どのようなプレースタイルの選手に適しているかを紹介していきます。
＞＞【2024年最新版】7枚合板卓球ラケットおすすめ13選 メーカー別に人気ラケット紹介
このページの目次
『剛力男子』とは？
『剛力男子』はニッタクから発売されている「剛力」シリーズの中の1本で、7枚合板の攻撃型ラケットです。「剛力」シリーズは、ニッタクと王子クラブ代表の名将・作馬六郎氏が共同で開発したラケットシリーズです。
「剛力」と名付けられたこのシリーズは全体を通して重量のあるラケットで、片面に表ソフトや粒高ラバー等異質ラバーを貼ってプレーする選手に対して最大限の力を発揮できるように仕上げられたシリーズです。
そのシリーズの中でも重く、両面に裏ソフトラバーを使用することで最大限の力を発揮するように仕上げられたのが『剛力男子』です。では、『剛力男子』の魅力に迫っていきましょう。
＞＞他人にラケットを握ってもらうことの重要性とは？｜頭で勝つ！卓球戦術
『剛力男子』の特徴
『剛力男子』は、他の7枚合板ラケットには見られない特徴があります。
特徴①：100gを超える、数少ない超重量級ラケット
『剛力男子』のラケット重量は105g前後と、全ラケットの中でもトップクラスの重さを誇るラケットです。7枚合板ラケットでも90～95gが多く、100gを超える個体は珍しい中で『剛力男子』は異彩を放っています。
また、『剛力男子』のコンセプトは両面に裏ソフトラバーを使用しての威力の発揮であり、両面に裏ソフトラバーを貼ると厚さによっては総重量が200gを超えることもあります。
特徴②：動じない強さと、一撃で相手を翻弄する高威力
ラケットの重量が重ければ重いほど、相手の攻撃に対しても打ち負けないようになりますが、その分自分から攻撃を仕掛ける際に不利に働いてしまうことはあります。
『剛力男子』も重量級のラケットであるため、相手の攻撃に対しても臆せずブロックやカウンターを仕掛けることができるようになります。先端重心にもなっているので、一発振りぬいた時の威力は他のラケットも凌駕する重さのボールが飛んでいきます。
打てば相手を翻弄し、守りの時には相手のどんな球をも跳ね返すことができる力の強いラケットとなっています。
『剛力男子』に向いているプレーヤー
やや癖のある『剛力男子』の使用に適しているのは以下のような選手です。
選手①：重量級のラケットを振りぬくことができるパワー型の選手
『剛力男子』をお勧めする前提として、『剛力男子』に両面裏ソフトラバーを貼っても振りぬけるパワーを持っていることが必要となります。
パワー型の選手が使用することで、十分にスイングも確保できて上質な球が出るようになります。超重量級のラケットから放たれる高回転・高威力の球を求める選手にはうってつけのラケットです。
選手②：ブロックやカウンターを安定させたい選手
『剛力男子』は超重量級のラケットであるため、自分から振っていくには多少のパワーやテクニックが必要ですが、ブロックやカウンター等相手の球威を利用するプレーにおいては高い安定感を持っています。
相手の球威に押されることがないため、ブロックやカウンターを起点に試合を展開したい選手には『剛力男子』はおすすめできるラケットであるといえます。
選手③：回転量で勝負していきたい選手
『剛力男子』を使用している選手の中では、硬めの粘着ラバーやスピン系テンションラバーと組み合わせて使用している選手も多いです。
これは、ドライブを打った時に『剛力男子』が回転をかけやすいラケットになっているからです。元々重量のある『剛力男子』に重めのラバーを貼ることは、自分からの攻撃の際にかなりのリスクを背負うこととなりますが、その分十分にスイングできた時の威力は全ラケットの中でもトップクラスになるといえます。
重さと引き換えに威力を高めたい、特に回転で相手を翻弄していきたい選手に『剛力男子』は真価を発揮します。
まとめ：『剛力男子』で勝てる卓球を実現しよう
いかがでしたでしょうか。ニッタクが誇る超重量級ラケット『剛力男子』は、攻撃時は高回転・高威力の一発を生み、守りではどんな球をも反撃の一手に転じさせることができる、癖のあるラケットです。この機会に『剛力男子』を手にしてみて、超重量級が生み出す独特な卓球の虜になってみてはいかがでしょうか。
『剛力男子』の購入はこちら
『剛力男子』以外のおすすめラケットはこちら
