本坊啓史朗(市川高校)の用具紹介|俺の卓球ギア#103 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:本坊啓史朗(市川高校)の卓球ギア/撮影:ラリーズ編集部

卓球用具紹介 本坊啓史朗(市川高校)の用具紹介|俺の卓球ギア#103

2021.06.05

この記事を書いた人
Rallys編集長。学生卓球を愛し、主にYouTubeでの企画を担当。京都大学卓球部OB。戦型:右シェーク裏裏

卓球人のこだわりグッズを紹介する「俺の卓球ギア」。

第103回となる今回は、全国高校選抜卓球大会の男子シングルス2部で準優勝したカットマン・本坊啓史朗(市川高校)の卓球ギアを紹介する。

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本坊啓史朗の卓球ギア


写真:本坊啓史朗(市川高校)の卓球ギア/撮影:ラリーズ編集部

戦型
 右シェーク裏粒カット主戦型
ラケット
 KOJI MATSUSHITA SPECIAL(ST・VICTAS)
ラバー
 フォア:キョウヒョウ PRO 3(特厚・Nittaku)
 バック:カール P-1(特薄・TSP)
ユニフォーム
 市川高校のユニフォーム
 礼武卓球道場のジャージ
※ギアは2021年5月時点のもの

中学で千葉県王者になった本坊


写真:本坊啓史朗(市川高校)/撮影:ラリーズ編集部

本坊は小学4年生の頃、兄が部活で卓球を始めたことがきっかけでラケットを握った。

知り合いの繋がりもあり、礼武卓球道場で卓球を習い始めた。だが、小学生時代は「ホープスの予選も通っていない」と振り返るように、目立った成績は残せず、そのまま地元千葉の中学に進学した。

本坊の卓球が花開いたのは中学時代だ。全中こそ出られなかったものの、中学2年の県総体で優勝し、千葉県チャンピオンに輝いた。


写真:本坊啓史朗(市川高校)/撮影:ラリーズ編集部

「中2くらいから礼武卓球道場で、安田学園の選手と夜間打たせてもらうことが増えた。そこで強いボールを受けることでレベルアップできました」と礼武卓球道場での練習を成長要因としてあげた。

また、この県大会優勝が本坊の卓球人生の転機となった。

「それまではずっと入って県ベスト32でした。1度県で優勝したことで、遠征に行かせてもらったり、県の強化合宿に呼ばれたりして、強い選手とどんどん打たせてもらえ、レベルアップできました」と中学時代を思い返した。

高校に進学するも勉学との両立に苦労

千葉県で結果を残した本坊のもとに、強豪校からの誘いも届いていた。だが、本坊が進学先に選んだのは、千葉県トップクラスの進学校である市川高校だった。「勉強も卓球もどっちも頑張っている感じがすごい良いなと思った」と進学理由を明かした。


写真:本坊啓史朗(市川高校)/撮影:ラリーズ編集部

市川高校では、勉学面で高いレベルが求められる。卓球との両立について、高校入学当初は苦しんだと語った。

「高校に行って、1日2時間程度で週4回と格段に練習時間が減りました。中学のとき県では実績を残していたので高校でも、と思っていたのですが、高校1年生の関東予選で初戦負けをしてしばらく立ち直れませんでした」。


写真:全国高校選抜での本坊啓史朗(市川高校)/撮影:ラリーズ編集部

勝つために“選択と集中”

だが、本坊はそこで卓球も勉強も中途半端になることはなかった。

「時間がないので、勉強面では電車内の登下校などの隙間時間を有効に使うようにしました。卓球面ではオフの日に自主練をしたり、戦い方を変えたりしました」。


写真:本坊啓史朗(市川高校)/撮影:ラリーズ編集部

特に戦い方を変えたのは大きく、本人曰く「最終的には攻撃に繋げるためのカット」と、カットマンではあるが、ラリーで粘るのではなく、早い展開で決める戦術を採用した。その理由も合理的だ。

「強豪校の選手は練習を何時間もやっている。その相手に対して、練習時間を取れていない自分がラリーで戦うのは厳しい。そのため、サーブを工夫したり、ツッツキを鋭くしてループさせてから良いカットを送ってツッツキさせてドライブで攻めたり、ラリーにならないようにやっています」。


写真:得意のバックサーブを放つ本坊啓史朗(市川高校)/撮影:ラリーズ編集部

すべては限られた時間内で勝つために。思い切った“選択と集中”で本坊は自らの卓球を変えた。練習でも必要なものを選択し、集中して臨んでいる。

サーブ練習やレシーブ練習は自らの卓球の肝なので、短くても必ず時間をとるようにしています。また、少ない時間でも球は打ちたいので、多球練習をメインにするなど工夫しています」。


写真:本坊啓史朗(市川高校)/撮影:ラリーズ編集部

使用用具も「工夫して勝つ」ことを意識

ラケットはKOJI MATSUSHITA SPECIAL(ST)、ラバーはフォア:キョウヒョウ PRO 3(特厚)、バック:カール P-1(特薄)を使う本坊。用具についても、いかに工夫して勝つかという考えが根底にあり、「自分のやりやすさよりも相手のやりにくさを重視」して選んでいる。


写真:本坊啓史朗(市川高校)/撮影:ラリーズ編集部

ラケットについては「カットも攻撃もできるし勝手に変化もついてくれるのが良いです」と選択理由を語った。

ラバーについては、「フォアは、高校生の球が重く抑えきれないと悩んでいたときに、顧問の先生にキョウヒョウを薦められました。あまり飛ばないので使いやすく、相手が嫌がってくれるボールが出るのも良いところです。バックは中2くらいからずっとカールP-1です。他の粒高と比べると使いやすくはないですが、相手が嫌がるボールが出てくれます。そこが自分の戦型にあっていると考えています」と“相手のやりづらさ”を重視した選択となっている。


写真:本坊啓史朗(市川高校)の使用ラケット/撮影:ラリーズ編集部

全国高校選抜2部シングルスで準優勝

少ない練習時間でも勝つために“選択と集中”で磨き上げた本坊の卓球は、2021年3月の全国高校選抜2部シングルスで実った。「初戦負けして、残りの日は観客席で強い人の試合を見られるのかなと思っていた(笑)」と照れ笑いで振り返ったが、本坊は見事準優勝に輝いた。


写真:全国高校選抜2部シングルス準優勝の本坊啓史朗(市川高校)/撮影:ラリーズ編集部

「全国選抜は初見なので、自分のサーブが武器になりました。また、練習会場で相手の練習を見て、戦術を監督と打ち合わせしていました。そのため、試合で何をするかは試合前に頭の中で決まっていて、それを軸に試合ができました」と頭脳を駆使して決勝まで勝ち上がっていた。

ついに高校3年生となり、集大成の夏を迎える。本坊の今後の戦いに注目だ。


写真:本坊啓史朗(市川高校)/撮影:ラリーズ編集部

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撮影場所協力:礼武卓球道場