卓球用具紹介 [PR] 【卓球】Grass D.TecS(グラスディーテックス)の性能を徹底レビュー テンションを搭載した粒高ラバー界の異端児
2023.11.29
スピン系テンション裏ソフト「エボリューション」シリーズが人気で、日本でも使用者や契約選手が増えてきているのがTIBHARですが、そのTIBHARには独特な粒高ラバーが存在します。それが、『Grass D.TecS(グラスディーテックス)』です。
今回は、『グラスディーテックス』を徹底的に分析し、テンション系粒高ラバーの特徴をおさえるとともに、どのようなプレースタイルの選手に適しているかを紹介していきます。
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このページの目次
『Grass D.TecS(グラスディーテックス)』とは?
『グラスディーテックス』はTIBHARから発売されているハイテンション粒高ラバーです。元々はスポンジの厚さが1.2mm、1.6mmとスポンジ無しの3種類で展開されていましたが、後に0.5mmと0.9mmが追加されより多くの人が扱えるようになりました。
更には、スポンジ無し(OX)を使用する選手が多く、スポンジ無しの場合は接着に困難な点があるため、予めスポンジ無しのラバーに接着シートを搭載した『グラスディーテックスGS』も発売されています。
一般的に粒高ラバーは、相手の回転を吸収して逆回転を生み出すため、スポンジを薄くしたり、シートも極力薄くしたりすることで弾みが抑えられているものが多いです。前陣でブロックとプッシュを軸に戦うペン粒、相手の攻撃を吸収するカットマンが扱えるようなラバーとなっています。
しかし、『グラスディーテックス』はシートにテンション技術を盛り込んでいるため、通常の粒高ラバーよりもかなり弾みます。一見扱いにくそうなラバーですが、粒高ラバーユーザーを魅了する特徴がどこにあるのか詳しくみていきましょう。
>>【頭で勝つ!卓球戦術】粒高使いへの戦い方・対策とは?〜戦型別攻略法〜
『Grass D.TecS(グラスディーテックス)』の特徴
『グラスディーテックス』は、他の粒高ラバーには見られない特徴があります。
大きな変化を生む、ハイテンション粒高
『グラスディーテックス』が他の粒高ラバーと圧倒的に異なるのは、テンション技術の有無です。他の粒高ラバーにテンションが盛り込まれていない一方で、『グラスディーテックス』にはテンション技術が盛り込まれています。
通常の粒高ラバーよりかなり弾みますが、その反面テンション技術によってツブの倒れやすさと復元力が他の粒高ラバーよりも顕著に表れ、大きな変化を生みます。これによって相手の回転を利用するだけでなく、独自の変化を生み出すことができ、イレギュラーなボールを相手コートに送ることができます。
もっと粒高で攻撃を
通常の粒高ラバーであれば、相手ボールの回転に対して無回転や逆回転を加えてプッシュで返球することができますが、『グラスディーテックス』は弾みと変化があるため、より攻撃的なプッシュができるようになります。また、攻撃技術のやりやすさもあるため粒高ラバーを使いながらどんどん攻撃を仕掛けることができるようになります。
『Grass D.TecS(グラスディーテックス)』に向いているプレーヤー
やや癖のある『グラスディーテックス』の使用に適しているのは以下のような選手です。
粒高で攻撃を仕掛けたい選手
粒高ラバーを駆使する選手は基本的に相手の攻撃を吸収しつつ、隙あらば裏ソフトで攻撃というパターンが多いですが、相手に粒高のボールを利用されると不利です。
『グラスディーテックス』はプッシュが打ちやすいため、粒高ラバーでも積極的に攻撃をすることが可能となってきます。さらには粒高ラバーでありながらカウンターやミート打ちも比較的容易にできるので、自分優位な展開に持っていきやすいです。
強烈な回転の変化を欲する選手
『グラスディーテックス』の使用者の多くが、この強烈な回転の変化を絶賛しています。粒が倒れやすく復元力も強いため、ボールに強い回転を加えることができ、ツッツキやカットにおいて裏ソフトと同等かそれ以上の回転を加えることができます。
また、弾みを抑える技術があれば、ペン粒の選手でも前陣でカットブロックをして強烈な下回転を相手コートに送ることができます。特にペン粒の選手であれば、無回転系の揺れるボールも『グラスディーテックス』で出しやすくなります。
まとめ:『Grass D.TecS(グラスディーテックス)』で勝てる卓球を実現しよう
いかがでしたでしょうか。ハイテンション粒高ラバーということで、やや扱いにくいことから使用する選手が少ないですが、一旦使用すると相手選手がその圧倒的な変化に苦しみ、自分に優位な展開に持っていきやすいラバーです。この機会に、『グラスディーテックス』を手にして、粒高ラバーのさらなる可能性を感じてみませんか。