卓球用具紹介 [PR] 【卓球】輝龍の性能を徹底レビュー 扱いやすさが特徴の粘着性テンションラバー
2023.04.03
ラバーの中でも、テンション系ラバーや粘着性ラバー、さらには粘着性テンションラバーと様々な種類のラバーが発売されています。
多くの種類が存在するラバーの中で、自分に合っているのがどんなラバーであるかを模索するのも卓球を楽しむ1つの方法です。そこで、気になるラバー1枚を取り上げ、どのような特長を持つのか、どんな選手に適しているのかをご紹介します。今回は、ヤサカから発売されている粘着性テンションラバー『輝龍』を取り上げます。
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このページの目次
ヤサカ・輝龍とは
『輝龍』は、ヤサカ初のテンション系粘着ラバー『翔龍』をベースに、スポンジを幾分か柔らかくしてスピードとコントロール性能を上げたラバーです。『翔龍』も多くの使用者から好評を得る一方で、テンション系ラバーを使用していた選手からはやや扱いづらい、という声がありました。
『輝龍』は使いやすさに着目し、『翔龍』のラバー硬度である47-52度からある程度柔らかくした45-50度の硬度に設定しました。また、トップシートが黒色の場合はブルースポンジを採用することで、より弾みをつけることを可能にしました。ブルースポンジは他の色のスポンジよりもわずかに弾力性に優れている部分があります。
粘着性のラバーに挑戦したいが、うまく粘着性ラバーに合わせられるか不安な方は『翔龍』や『輝龍』を使用して粘着の感触を味わってみるのも一つの手段です。ヤサカはさらに、人気のラバー「ラクザ」シリーズから粘着性テンション系ラバー『ラクザZ』『ラクザZ エクストラハード』を発売し、粘着テンションラバーの使用者から好評を得ています。
価格も『翔龍』と同じ4500円と、初心者や中級者でも手に取りやすい値段になっています。他社のスピン系テンションラバーとさほど値段が変わらないため、コストパフォーマンスは高いラバーと言えます。
輝龍の特徴
『輝龍』はトップシートに粘着成分を施しつつ、テンション効果の高いスポンジを搭載することで、これまでの粘着性ラバーにはなかったスピード性能とコントロール性能を高めることに成功しました。
また、『輝龍』の特徴としてラバーの軽さがあります。従来の粘着性ラバーは、粘着らしさを生かすために硬いスポンジを使用することが多く、それに伴ってラバーが重くなるというデメリットがありました。
『輝龍』は同じ硬度のラバーと比べ10%の軽量化に成功しています。これにより、より多くの選手に扱いやすい粘着性テンションラバーとなりました。
輝龍に向いている選手
『輝龍』は以下のような選手に適しています。
テンション系ラバーから粘着性ラバーに変える選手
こういった選手に『輝龍』は好評です。粘着性ラバーでは基本的に擦る打ち方が理想とされますが、テンション系ラバーを使用してきた選手の大半はラバーに食い込ませる打ち方をするため、粘着性ラバーの良さを活かしきれないという難点がありました。『輝龍』はスポンジを柔らかくして、食い込ませても充分に性能を発揮できるようになっています。
下回転からの展開を軸とする選手
トップシートの粘着成分によってボールが引っ掛かりやすくなるため、テンション系ラバーのような滑る感覚はほとんどありません。それにより、対下回転のドライブや台上のフリックなどがやりやすい、という声があります。また、普通のテンション系ラバーよりも弧線はやや高めなので、ラリーが安定する、といった声もあります。
中国選手のようなプレーをしたい選手
ラバーで黒色をフォア面に使用する選手は、『輝龍』にすることでブルースポンジを搭載した粘着性ラバーを使用するという点で中国選手と同じような気分になれます。また、ラバーが軽く弾むために、中後陣からラケットを振り切ることも可能となり、中国選手のような力強いプレーができるようになります。
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輝龍の注意点
『輝龍』はテンションラバーと粘着性ラバーの良いとこ取りをしたラバーですが、逆を言えば、どちらの性能にも偏ってないために、相手の返球しやすいボールが行きやすい、という声があります。
テンション系ラバーの持つスピード感や、粘着性ラバーの持つ独特な軌道が出しづらくなっているために、決定打となる球を選ぶ必要があります。しかし、プレー全体に安定感が出しやすいラバーであるため、ラリーで点を取る選手に『輝龍』は向いています。
まとめ
このように、『輝龍』は中級者の中で粘着ラバーを試してみたいという選手に適しています。バックハンドでも十分な性能を発揮できる、との声もありました。これを機会に、粘着性テンションラバーの世界に足を踏み入れてみてはどうでしょうか。