【卓球動画解説】陳露(大正大)vs 高橋花(日体大)|今日の1試合 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

卓球動画 【卓球動画解説】陳露(大正大)vs 高橋花(日体大)|今日の1試合

2019.09.05

文:ラリーズ編集部

福原愛、水谷隼、丹羽孝希ら日本のトップ選手を輩出し一時代を築いた青森山田中・高を14年間に渡って指導した名将・板垣孝司氏。

その板垣氏がトップ選手から年代別、ジュニア選手まで幅広い試合動画について両選手の特徴、勝敗を分けたポイントを語る。

今回は、2019年春季関東学生卓球リーグ戦 女子1部の「陳露(大正大)vs 高橋花(日体大)」。

両選手の特徴

しなやかな両ハンドを持つ陳選手は特にバックハンドの打球点が速く、綺麗な卓球スタイルです。下回転ボールに対するバックハンドドライブは特にシャープでミスもなく崩れにくい卓球スタイルと言えます。

高橋選手は両ハンドのブロックでコースをつくというよりグイグイ両ハンドで押していくスタイルです。ミスも出ていますが、入った時の得点能力は高く、大物食いをする可能性を秘めている卓球スタイルです。

見どころ

硬いブロックの陳選手と得点を取りにく高橋選手の試合は、高橋選手が振り切っていくのか、陳選手が一球凌ぎきるのか。同じ両ハンド型ですがタイプの違う両選手の対戦は興味があります。

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勝負を分けたこの1本

※ページトップと同一の試合動画について、再生開始箇所を調整してお送りします。

第5ゲーム6対6での高橋選手の深いツッツキレシーブです。陳選手の多彩なサーブの中で最も得点率の高かったのがフォアハンドの横下回転サーブからの三球目攻撃でした。このサーブに対しゲーム中盤まではツッツキレシーブが相手コート深くに入らず、高い打球点での三球目攻撃で押されていた高橋選手でしたが、この場面でのツッツキレシーブはカットマンのような深いレシーブ。これはナイスレシーブです。

このレシーブをされると苦しくなる陳選手が他のサーブに変えましたが、高橋選手は他のサーブなら両ハンドで仕掛けていけるので、最終的に「自分がレシーブ出来るサーブに変えさせた」高橋選手に軍配が上がりました。

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板垣’s EYE

アップサーブからミスを恐れないバックミートとフォアスマッシュで最後まで打ち切った高橋選手のベストゲームだったと思います。陳選手も巧みなボールさばきと硬いブロックを見せてくれましたが勢いで押されてしまったかもしれません。ゲームオールジュースのナイスゲームでした。

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試合情報

大会名:2019年 春季 関東学生卓球リーグ戦 女子1部 第6戦
選手名:陳露(大正大)vs 高橋花(日体大)
試合結果:陳 2-3 高橋

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映像提供:LaboLive

監修協力:Shakehands