【卓球動画解説】及川・三部(専修大)vs 硴塚・緒方(早稲田大)|今日の1試合 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

卓球動画 【卓球動画解説】及川・三部(専修大)vs 硴塚・緒方(早稲田大)|今日の1試合

2019.07.29

文:ラリーズ編集部

福原愛、水谷隼、丹羽孝希ら日本のトップ選手を輩出し一時代を築いた青森山田中・高を14年間に渡って指導した名将・板垣孝司氏。

その板垣氏がトップ選手から年代別、ジュニア選手まで幅広い試合動画について両選手の特徴、勝敗を分けたポイントを語る。

今回は、2019年 春季関東学生卓球リーグ戦 男子1部の「及川・三部(専修大)vs 硴塚・緒方(早稲田大)」。

両選手の特徴

及川・三部ペアは全日本選手権ベスト8のペアです。シングルスでの実績は両者とも抜群ですが、右右のため、自分たちのプレーの役割分担とプレー領域が定まれば強力なペアだと思います。

硴塚・緒方は平成30年度・全日本学生選手権男子ダブルスチャンピオンペアです。エリートアカデミー時代からペアを組んでおり、抜群のコンビネーションで試合を組み立てます

見どころ

全日本学生チャンピオンの硴塚・緒方ペアに対し、実力十分の及川・三部ペアがどのように戦うのか。学生界のトップに君臨する4選手のダブルスは注目です。

勝負を分けたこの1本

※ページトップと同一の試合動画について、再生開始箇所を調整してお送りします。

第4ゲーム及川・三部ペア5対4での及川選手の下回転ハーフロングサーブです。

やはり早稲田ペアの鍵は左の硴塚選手がどれだけ先手を取れるかにかかっている思います。硴塚選手が得意のバックハンドで先手を取り緒方選手が押していく展開になると圧倒的に強さを発揮しています。

及川選手は1点リードで少し余裕のあるこのポイントでハーフロングサーブを選択。このサーブがあったために終盤の9対7の場面でも硴塚選手の判断を迷わせました。

板垣’s EYE

この試合は及川・三部ペアが勝利しましたが、4選手ともにハイレベルな技術を身につけているため、次回の対戦ではまた違った試合展開の読み合いになると思います。

試合は「どうやって相手の得意を封じるか。相手の得意を狙い打つか。どうすれば自分の長所を発揮していけるか」などの戦術と頭のキレがとても重要になってきます。

硴塚選手、及川選手の卓球ギアはコチラ

試合情報

大会名:2019年 春季 関東学生卓球リーグ戦 男子1部 第5戦
選手名:及川・三部(専修大)vs硴塚・緒方(早稲田大)
大会種別:個人戦、シングルス、国内
試合結果:及川・三部 3-1 硴塚・緒方

2019年春季関東学生卓球リーグ戦|今日の1試合

映像提供:LaboLive

監修協力:Shakehands