卓球動画 【卓球動画解説】龍崎東寅(明治大)vs高取侑史(法政大)|今日の1試合
2019.09.07
文:ラリーズ編集部
福原愛、水谷隼、丹羽孝希ら日本のトップ選手を輩出し一時代を築いた青森山田中・高を14年間に渡って指導した名将・板垣孝司氏。
その板垣氏がトップ選手から年代別、ジュニア選手まで幅広い試合動画について両選手の特徴、勝敗を分けたポイントを語る。
今回は、2019年春季関東学生卓球リーグ戦 男子1部の「龍崎東寅(明治大)vs高取侑史(法政大)」。
両選手の特徴
小学校時代から全国のタイトルを獲得してきた龍崎選手。エリートアカデミーに進学後も多くの経験を積み全日本選手権ベスト8まで進出しました。打球点が速く勢いのあるフォアハンド連打は魅力十分、チキータからの攻守も備えたトッププレーヤーです。
小学校時代から安定した成績を残し、常に全国の上位に食い込んでいる高取選手。パワーボールは少ないものの高取選手独特のボールタッチ、コース取りは「うまい!」と思わせるプレーを発揮します。
見どころ
豪打の連続ドライブ・龍崎選手とブロックの高取選手。対照的な両選手ですが、面白い試合が予想されます。
勝負を分けたこの1本
※ページトップと同一の試合動画について、再生開始箇所を調整してお送りします。
第2ゲーム10対8での龍崎選手が飛びついてポイントを挙げた場面です。第1ゲームは高取選手の独特のブロックやフォアに振り回してくるボールに合わず、得意の回り込みドライブにミスが出ていた龍崎選手ですが、この場面でフォアに回してきた場面でしっかりとボールをキャッチしました。得点後の表情は「うん、わかった」という感じの表情です。
得意の回り込みを発揮するためには相手がフォアを攻めてきたボールに対し自信を持って対応できればバックサイドも迷わず回り込むことができます。第3ゲームからも得点こそ競いますが「最後は回り込んで仕留めてやる」といった風格のでてきた龍崎選手が勝利しました。
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板垣’s EYE
高取選手のボールタッチやコース取りは本当にうまいです。ただフォアに振り回すということはフォア対フォアになる確率が高くなります。もっともっと相手のフォアを攻める、そしてそこからの打ち合う展開でも得点する自信が備われば、パワー卓球でなくとも「高取卓球」で更に上位に進出できると思います。
龍崎選手の回り込みは相変わらず破壊力満点です。ストレート、クロス、ミドルにも打ち分けられる選手はなかなかいないと思います。
試合情報
大会名:2019年 春季 関東学生卓球リーグ戦 男子1部 第1戦
選手名:龍崎東寅(明治大)vs高取侑史(法政大)
試合結果:龍崎 3-1 高取
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映像提供:LaboLive
監修協力:Shakehands