日本女子卓球界の宝!伊藤美誠(みま)の魅力に迫る!


文:ラリーズ編集部 Photo by VCG/VCG via Getty Images

日本を代表する卓球アスリートのひとりに、伊藤美誠(みま)選手がいます。

彼女は16歳の現役女子高生ながら、最新世界ランキング11位(2017年8月時点)にランクインするほどの腕の持ち主です。

世界卓球2015蘇州大会シングルスでは日本史上最年少でベスト8入り、そしてリオオリンピックでは卓球史上最年少メダリストになりました。

今回は、そんな伊藤美誠のプロフィールやプレースタイル、強さの秘密などについてご紹介します。

黄金世代のひとり、伊藤美誠について

伊藤美誠は、スターツSC所属の卓球選手。

2000年10月21日に静岡県磐田市で生まれ、その2年後には卓球のラケットを握り始めます。

その後、静岡県にある「豊田町卓球スポーツ少年団」に入団し、2008年に「全日本卓球選手権大会 バンビの部(小学2年生以下)」で優勝。

その2年後には同大会のカブの部(小学4年生以下)で優勝するなど、小学校を卒業するまで豊田町卓球スポーツ少年団で卓球に励みました。

その後も多くの国内外の大会に出場しては記録的な結果を残し、現在は平野美宇や早田ひな、加藤美優らと共に、黄金世代のひとりとして活躍しています。

そんな伊藤美誠の幼少期を支えたのは、母親であり卓球業界の先輩でもある伊藤美乃り(みのり)さんです。

美乃りさんが伊藤美誠の指導を始めたのは、伊藤美誠が美乃りさんのお腹の中にいるころです。

テレビの卓球中継を見ながら、お腹の中の伊藤美誠に語りかけ、胎教を行っていました。

そして、伊藤美誠が3歳になると本格的な指導を始めます。

その内容は、リビングに卓球台を設置し、毎日7時間以上の練習を行うというもので、かなりのスパルタ指導だったそうです。

夜には、寝ている伊藤美誠に向かって「オリンピック優勝だよ」「世界チャンピオンだよ」などと語りかけることもあったといいます。

なお、美乃りさんはもともと、実業団で卓球選手として活動していましたが、指導に集中するため引退したそうです。

さらに、美乃りさんは伊藤美誠をより献身的にサポートするため、上級指導員と公認コーチ資格、さらには整体資格を取得しました。こうした美乃りさんの全身全霊のサポートも、伊藤美誠の強さにつながっているのかもしれません。

伊藤美誠は、2017年8月現在の最新世界ランキング(女子総合)で11位にランクインしています。

同ランキングの女子U21・女子U18では共に3位と、その実力をしっかりと証明しています。

伊藤美誠のプレイスタイルは、バック表ソフトの異質攻撃型です。

その特徴は、卓球台に近い位置から打ち込むバック表ソフトの強打と、強烈な威力を持つフォアスマッシュです。

「日本女子でも屈指のハードヒッター」と評されるほど、力強く勢いのあるプレイスタイルで戦います。

その一方で、強打が出しづらいラリー戦では、ナックルショートなど相手選手を翻弄する打法を駆使し、多彩なゲームを展開します。

伊藤美誠が使用しているラケットは、打球感やスピード、コントロール、回転といった機能が高性能な「アコースティックカーボン」です。

このラケットの両面にラバーを貼っており、表面には「ファスターク G-1」というスピンとスピードに優れたラバーを、裏面には「モリストSP」というスピードとコントロールに優れたラバーを貼り、使用しています。

これにより、ピッチの速い前陣速攻が行えることから、上述したプレイスタイルを確立できているのです。

目覚ましい活躍の証明。伊藤美誠の戦績

伊藤美誠は、数々の大会で輝かしい成績を残しています。

その一部を以下でご紹介します。

天皇杯・皇后杯 平成27年度 全日本選手権大会

この大会では、女子シングルス(一般の部)で3位に入賞しています。準決勝の対戦相手は、プライベートでも仲のよい平野美宇でした。この試合、伊藤美誠は自身の持ち味を出すことができず、ストレートで敗戦してしまいます。目標としていた優勝には惜しくも届きませんでしたが、表彰状では明るい笑顔を見せていました。

世界卓球2016 マレーシア・クアラルンプール大会

マレーシアで開催されたこの大会で、伊藤美誠は日本女子チームの一員として出場しました。その結果、日本女子チームは2大会連続で銀メダルを獲得しています。伊藤美誠の成績は8戦6勝で、チーム最年少ながら勝利に大きく寄与しました。

リオデジャネイロオリンピック2016

2016年、オリンピックに初出場した伊藤美誠は、女子卓球団体で銅メダルを獲得しています。

7戦5勝の好成績で、チームにメダル獲得への勢いをもたらしました。

なお、伊藤美誠の銅メダル獲得は、卓球史上最年少の五輪メダリストの記録を更新し、新記録「15歳300日」を生み出しました。

この他にも、世界卓球2015蘇州大会ではシングルスでベスト8入りした他、その活躍が認められ「トップ・ニューカマー・アワード」を受賞するなど、素晴らしい実績を残しています。

期待高まる、次世代の卓球女子日本代表

卓球界の黄金世代・伊藤美誠は、幼少期から卓球に精通し、独自のプレイスタイルとこだわりのラケットで次々と好成績を収めてきました。

現役女子高生である彼女の成長は著しく、今後の戦いから目が離せません。

次世代の日本卓球界を担うニューヒロインの活躍に期待しましょう。

関連記事

【大会レポート】6種目中5種目を日本が制覇。石川佳純が2冠。(卓球ITTFブルガリアオープン)
【チェコOPレポート】張本がITTFプロツアー史上最年少優勝!伊藤美誠が二冠!!

この記事のURLとタイトルをコピーする
前の記事へ
次の記事へ
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
Twitter で フォローする