文:ラリーズ編集部
スポーツ選手には、いつか引退のときが訪れる。
現在は西国分寺で「餃子屋とんぼ」を営む野平直孝、現在43歳。
元全日本男子ダブルスチャンピオンであり、父は元全日本代表監督である野平孝雄。
卓球界のエリートコースをひた走った男は、今、一人で餃子屋を切り盛りして、今年で十年になる。
なぜ男は、卓球トップ選手から餃子屋になることを選んだのだろうか。そして、選んだ道と歩んできた日々に、何を思うのだろうか。
前編、後編の2日連続でお届けする。
(取材:3月)
>>卓球からeスポーツへ すべてを失った男がパワプロに見出した“一筋の光”<新井宇輝・前編>
なぜ男は、卓球全日本チャンピオンから餃子屋になったのか<野平直孝・前編>(4月29日公開予定)
写真:野平直孝/提供:寺西ジャジューカ
「今で言えば、水谷選手や張本選手にぎりぎりたどり着けない選手だった」と自身を振り返る野平。
「なにか人に喜んでもらえることをやりたい」そこにあった葛藤、そして餃子屋に決めた理由を語る。
>>なぜ男は、卓球全日本チャンピオンから餃子屋になったのか<野平直孝・前編>
「卓球をやれたんだから」元全日本チャンピオンの餃子屋からのエール<野平直孝・後編>(4月30日公開予定)
写真:野平直孝/提供:寺西ジャジューカ
「お店も卓球も、自分ができることで勝ちを目指す」
お店の10年を振り返りながら、やがて話は、いまラケットを置く選手たちへのエールになっていった。