卓球男子日本代表監督の愛娘・倉嶋杏奈「卒業するときはお父さんのようにエースに」 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:倉嶋杏奈(貝塚第二中)/撮影:槌谷昭人

卓球×インタビュー 卓球男子日本代表監督の愛娘・倉嶋杏奈「卒業するときはお父さんのようにエースに」

2021.05.23

この記事を書いた人
Rallys編集長。学生卓球を愛し、主にYouTubeでの企画を担当。京都大学卓球部OB。戦型:右シェーク裏裏

一大特集となった「なぜ日本生命レッドエルフは強いのか」のトリをつとめるのが、貝塚第二中学1年生の倉嶋杏奈(くらしまあんな)だ。

卓球ファンならどことなく見覚えのある顔立ちかもしれない。

何を隠そう男子日本代表の倉嶋洋介監督の愛娘だ。倉嶋は、この4月から日本生命レッドエルフの下部組織、ジュニアアシスト卓球アカデミー(以後、ジュニアカ)に入り、日々練習に励んでいる。倉嶋の卓球への思いを聞いた。


【倉嶋杏奈(くらしまあんな)】2008年7月2日生まれの東京都出身。戦型は右シェークドライブ型。卓球男子日本代表の倉嶋洋介監督の娘。全国ホープス選抜では、東京都選抜として準優勝の実績を持つ。

卓球一家・倉嶋家に生まれて

倉嶋が卓球を始めたのは両親の影響だ。

「お父さんとお母さんの影響で3歳のときにラケットを握りました。本格的に始めたのは4歳か5歳のときに試合に出てから。そこからだんだん毎日練習するようになりました」。


写真:倉嶋杏奈(貝塚第二中)/撮影:槌谷昭人

毎日のように卓球漬け、泣くまで練習。卓球一家の場合、そんなエピソードがよく語られるが、倉嶋家は違った。「卓球については普段は優しく教えてくれます。やる気がなかったらすごく怒られますけど。卓球よりも生活面や勉強の方が厳しく言われます」。


父・洋介氏の卓球については「ママの方が活躍していて、ママの方が成績良かったと言ってました」とのこと

新生活の悩みは「大阪の人の話が早くてついていけない」

倉嶋は、東京を拠点として小学生時代は卓球に打ち込んだ。思い出は、全国ホープス選抜に東京都選抜として出場した試合だ。


写真:倉嶋杏奈(貝塚第二中)/撮影:槌谷昭人

「3年生で東京都選抜として、団体戦の全国大会に初めて出ました。緊張しましたが、その大会で2位まで勝ち上がって、全国決勝の舞台で戦えたのが思い出です。あとは、6年生の全国ホープスは、準決勝で福岡県選抜と当たって、今チームメイトの竹谷(美涼)さんと試合して、負けちゃったんですけど、3位で良い思い出になりました」と振り返る。

小学校を卒業し、拠点を大阪・貝塚に移し、今はジュニアカで腕を磨く。

始まったばかりの新生活については「まだ慣れないです。学校生活も慣れなくて、大阪の人の話が早くてついていけない。友達はまだ1人もいません!」と苦笑い。


なんかすぐいっぱい友だちできそうな感じがしますが

「でも寮ではリラックスできるし、わからないことは先輩が優しく教えてくれるので、安心です。みんなでたまにスーパーに買い物行くのが楽しいです」と周りのサポートもあり、寮生活には馴染んでいるようだ。

親元を離れての生活にも「お母さんとお姉ちゃんは号泣してたんですけど、自分は全然泣かなくて、バイバーイみたいな感じでした(笑)」と全く不安はないようだ。


「入学式に来たときも、また半年後ね~って別れました(笑)」

憧れの早田ひなは「めっちゃ可愛いです」

倉嶋が尊敬する選手は、同じ寮で暮らし、同じ体育館で練習する早田ひなだ。


写真:早田ひな(日本生命レッドエルフ)/撮影:ラリーズ編集部

「早田ひなさんの卓球が好きで、日本生命で練習しているときに後ろを見て、イメージしたりお手本にしたりしてます。ドライブとかガンガン打ったり、自分から攻めていけるのがすごいなあと思ってて、自分もあんな風になりたいなといつも思ってます」。

話したりアドバイスを貰ったりするのかと聞くと「それはちょっと緊張します(笑)。寮で会ったとき挨拶はしてます。めっちゃ可愛いです(笑)」と照れ笑いを浮かべた。


写真:倉嶋杏奈(貝塚第二中)/撮影:槌谷昭人

最後にしっかりとした目標を語ってくれた。

「今はみんなに勝てないんですけど、みんなより頑張って努力して、卒業するときにはエースで卒業したいなと思ってます。お父さんも一番弱く入って、頑張ってみんなに追いつけるように努力して、卒業するときは1番で卒業したと言ってました。杏奈はお父さんを頑張って追い越そうと思ってます!


お父さんを追い越せるように頑張ります!

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